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「お宅の娘さんは…」~指導者向け~

【ノンフィクション】
このブログは、自身が体験した時の記憶&感情と、手帳に書止めたことを元に綴っています。

読んでくださった後は、足跡を残していただけると有難いです。コメントも大歓迎です☺



今からするお話は、口頭では何度か伝えたことがありますが、
活字で投稿するのは初めての中学校の時の出来事です。

中学校に入り、運動部に入部し楽しく活動していたのですが、
2年にあがると、コーチと顧問が変わりました。
新しい顧問は、運動には程遠い体力の持ち主で、
指導というよりも、見学にきた人という風に映っていました。

そのA先生は、2年の学年主任であり教科担当は英語、
部活以外においては、
ツッパリ(派手な刺繍入りの学ランを着用している人など)には
ヘコヘコしていて、生徒に信頼されていない先生でした。

私は、その先生が嫌で、学校に行きたくなくなっていましたが、
3年になったら、顧問が変わるかもしれないという可能性にかけ、
2年生の間は辛抱して、続けました。

が。。。。。

不幸なことに、A先生は、担任になり…
思春期の子どもにとっては、最悪の状況になったのです。
嫌いだけでは、学校は辞められなし、転校もできないし、
部活は良い成績で、伸びていたけれど… 
頑張っていた部活を3年になって夏まで待たずに退部しました。

運動をしなくなり、受験勉強のストレスもあってか、
だんだんと太っていき、少し動くと動機やめまいがし、気分も最悪。
大好きな体育の授業をズル休みするようになりましたし、
学校の成績が、みるみるうちに下がっていきました。


ある日、親が学校に呼び出されました。
成績が悪くなったことの原因が、学校以外にあると思ったのでしょうね。

お決まりのお尋ねです。
「最近、おうちでの様子はどんなですか?」
「ご家庭で、何か気になることや困ったことなどないですか?」
など、その類のことをいろいろと聞かれていました。


担任と母とのやり取りを、肩身狭く聞いていた私の耳に、
衝撃的な言葉が入ってきました。

「お母さん、びっくりせんと聞いてくださいよ…
 
 お宅の娘さんは、妊娠しとうでよ!」



お母さんより、驚いたのでは私の方です。
私はモテてましたが、異性へは憧れだけでしたからね。



「妊娠はしていません。  
 A先生、何を根拠にそんなことを仰っているのでしょうか?」


噂になっていると伝えられた母は、

「A先生は、その噂を信じて、妊娠を断言されたのですか?
 それとも、他に何か根拠があってのことですか?
 うちの子は毎月のものもあります、妊娠はしていませんよ!

 このことで、嫁入り前の娘に傷がつくようなことになれば、
 先生が責任をとってくれるんですか? 
 

 証拠が必要でしたら・・・
 今から、産婦人科に行って証明書をもらってきますよ‼」



母の啖呵  
母の愛を目の当たりにした15歳。
噂を真に受け、何の確認もせず、断言してしまった教育者が、
学年主任に昇格できていたという事実が恐ろしい!と感じた15歳。


なぜ、そんな噂が出回ってしまったかといいますと、
私の素行にも少しは原因があったかと思いますが、
病気になっていたというのが一番の原因でした。

凄まじい反抗期と、異常な食欲・激しい動機・大量の汗・激太り…
病院で幾つか周り、血液や脳の検査をしましたが、特に病名がなく、
父が最後に行った言葉「祈祷師にみてもらうか?」



甲状腺ホルモンが原因の病気だったのですが、
私が15歳の頃は、甲状腺の病気はあまり知られていない時代でした。

担当ドクターが親に伝えてたことは、
「休まずに、マラソンをしている状態を想像してみてください。
 娘さんは、相当辛かったと思います。
 死のゴールを目指して走っているようなものです。」

その言葉を聞いた母は、とても優しくなりました💗



今日、お話した出来事で、何が印象に残ったか分かりませんが、
学校の先生や親に読んでいただきたいと思って綴りました。

他にも、いろいろありますよ。
自分思い通りにならない子どもの親には軽々と、
お子さんには発達障害ですと言い切る先生もいます。
(誤解がないように言っておきますが、発達障害が悪いのではありません)
平気で、子どもを物扱いにしたい、いじめたりする先生もいます。

ベテラン・新人の先生に関係なく、
自分の能力に過信している場合、経験に偏りがあり視野が狭い場合、
感情の起伏が激しい・抑制できない・思い込みが激しいなど、
まだまだ、いろんなパターンが考えられるかと。


先生自身が困っているときに多く出てしまう言動かと思いますが、
そんな人は、有力者や保護者の前では、良識ある先生を演じていますから、
親が先生の言うことを信じてしまいますと、子どもは、どうなるでしょう?
味方になる大人を、学校でもおうちでもないところに探し出します。




先生の人間力が低下していると感じることが多くと、悲しくなります。


掘り下げて物事を捉える努力をすることができる先生は、
少なくとも、その先生の思いは子どもや親に伝わっていくと思います。


【知っておこう】
🌼
一人一人違うよ = 能力・発達過程
🌼 結果が違うよ = 同じ人物でも、場所・時間・関わる人が異なれば
🌼 個性 



保育園・幼稚園の園長や主任、
小・中・高校のベテラン教師や校長や教頭先生は、
これから育つ先生方の頼れる存在であり、
子どもたちや保護者たちとの信頼関係を築きあげていく
先には、自己肯定感が育ちます。

教育を専門とした学校で学んだことをベースとし、
創意工夫を重ねながら、しっかりと教育現場で活かし、
真剣に取り組んでいる先生は、とても尊敬します、生き方に憧れます。
子どもたちからから見れば、キラキラ輝いて見える先生なのでしょうね。


【フィードフォワードで接しよう】

前進的思考のフィードフォワードは、
希望が広がり、意欲に繋がる言葉で導いていく方法です。

  ※フィードバックは、後退的思考
 (私には、ダメだしでされているようでやる気が激減します)


<指導者に必要な心得~はじめの3つ~>

💗傾聴力
  = 否定をせず、最後まで聞く努力(受け入れる体制)

💗洞察力・包容力
  = 口出し厳禁!の見守り&思いやり

💗本質の伝え方  ~ 導入・変化の過程を重視 ~
  = 目的が同じでも、言動の組み合わせに寄っては
    結果が異なる場合がある。


上記の  ❝ はじめの3つの心得 ❞  は、
これから築き上げていく信頼関係の土台となります。



<おまけ>
言葉が分からない赤ちゃんは、
相手の心の状態を感じ取るのがとても上手ですよ( *´艸`)

身体からにじみ出る波動をを察知する能力が秀でている

持って生まれた力を育てていきたいと思う今日この頃です☺


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