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Poem

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ポエム/雑記集
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赤黄色の初恋

赤黄色の初恋

小学校高学年。
夏休みも明けて、蝉時雨も落ち着いてきた頃の出来事。

少年がいつものように本を片手に下校をしていると、
「○○く〜ん!」と真正面から手を振る少女がいた。

少年は顔を上げ、笑顔を振りまく少女に一瞥をくれる。
特に面識もない、隣のクラスの同級生・A子だった。

軽く会釈をしながら通り過ぎようとすると、
A子は「気をつけて帰ってね!」と
同じトーンで元気よく声をかけてきた。

少年は、

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庭の花と野の蕾

庭の花と野の蕾

例えば僕が生きる意味を見出せるとしたら、
白とピンクの色彩をまとった綺麗な君のためだろう。

その花は、
秋に種をまき、
冬に蕾を咲かせ、
春に大輪の花を咲かせるのだ。

あまりにも素敵な色彩に、
思わず目を背けそうになってしまったけれど、
その美しすぎる姿にいつの間にか魅了されていた。

少しばかりか不安そうではあるものの、
芯のある茎を従え、はつらつとした姿を見せている君は、
僕の目先を明るく

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人生において邪魔なもの

人生において邪魔なもの

自分の人生に集中したいのにも関わらず、少し気を許して他人本意になった結果、ろくでもない地雷を踏んでしまうなんてのはよくあることだろう。

例えばInstagramのストーリーズに、僕とA子ちゃんがデートに行った帰り道で同じ風景写真を同時刻にあげていたとしよう。

そうすると、5分後には共通の知人の野次馬どもが「A子と○○行ってるんだね!付き合ってるの?!」などと無駄なレスポンスをしてくる。

正直

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紫陽花に旅をしているキミの存在とは

紫陽花に旅をしているキミの存在とは

紫陽花が咲き乱れる梅雨の通学路

ぼくは独りで雨に打たれながら

うまずたゆまず 自分の“言葉”を整理していた

この孤独な気持ちに当てはまるワードが浮かびそうな気もしていたが

それはまるで泡沫の雫のように

浮かんでは消え 浮かんでは消え

ぼくをしっかり困らせた

靴がえらく小さくぎゅうぎゅうになっており

踵に不思議な痛みを感じた

雨の水滴が ぼくのその靴擦れの傷に染みてくる

そこに特

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風の音が僕にルピナスの色彩を

風の音が僕にルピナスの色彩を

また目の前がモノクロになった

白と黒

その2色の交錯には何の希望も感じられない

交わっても灰色になるだけ

その事実が ただいたずらにぼくの心を閉ざしていく

崖の上にある岩場で空虚を感じながら

おもむろに太陽の光を浴びていたぼくは

自然と目の前を飄々と通り過ぎる風の音に耳を立てていた

最初はまるで興味もなかったが

ぼくはそのしらじらしさに若干心をうばわれかけた

キミの色はぼくには

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