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高校教師(40歳)からフリーランスになった2023年。リアルな心境と2024年の目標とは

初めましての人は初めまして。
松梅タケと申します。
2024年、新年明けましておめでとうございます。
能登半島をはじめとするこの度の地震で被災された皆様の、一日も早い復旧を心から願うばかりです。

さて新年ということで、昨年1年間を振り返りつつ、今年1年の目標や計画などを備忘録として残しておきたいなという思いで、執筆していきます。

  • フリーランスに憧れがある(やっていけるのか不安)

  • 現在教師である、または教師から転職したいと思っている

  • とりあえずアラフォー世代

こんな人たちに刺さる内容で書いていければと思います。

記事の要約やキーワードはこんなあたりです。

  • 肩書きに縛られず色々とチャレンジし、賞がもらえた

  • 自由な暮らしに必要だったお金

  • なぜ転職ではなくフリーランスになったのか

  • 会社を買ってみようと思う

ではどうぞ。


2023年総括

10月、グランピング(滋賀)した時の写真

圧倒的に自由な生活

2023年の一番の変化は、やはり4月からフリーランスになったことです。

大学卒業後から教師しかしてこなかった私にとって、「肩書きが変わったこと」は、最も大きな変化でした。

付け加えるなら、自由に生きていけるからこそ「楽しく生きる」「肩書きを自ら特定させない」という目標を掲げ、肩書きに縛られることなく色々と挑戦した年でもありました。

漫画原作や執筆活動にも挑戦し、結果、私の中では初めて大きい賞もいただくことができました。

特に執筆活動は面白く、長く続けていきたいなと思えるようになりました。
物語や構成を考える勉強は、本職の映像制作にも大きく繋がっていることがわかり、挑戦してみて良かったと本当に思います。

振り返ってみると、(変化があれば)一般的に得るものと失うものがありますけど、失って困ったと思うものは、今のところありません。強いて言えば、他人と会話することが減ってしまったことでしょうか。

独りよがりかな?と感じたので息子と妻にも聞きましたが、教師を辞めてフリーランスで働いていることについて

  • 家族との時間が増えていること

  • 家にいてくれていること

これらは非常にありがたいとのことでした。
旅行に行く回数は昨年や一昨年と比べると若干減った気がしていましたが、家族は今のところあまり気にしていない様子です。

3月、オープン日当日のエスコンフィールド

一方で、得たものとしては、圧倒的に自由な生活があります。
ここでいう自由とは、優先順位を自分で決められる、という意味です。

教師時代では、すべては「生徒のため」「保護者のため」。
ましてや公立高校で勤務していた私は、「地域住民のため」というものまで、自分の人生の中での優先順位を考えた時、上位に来ていました。

どれも自分の裁量では順番を変更できないものばかりであり、また私の行動によって引き起こされた結果や評価も、自分にはほとんど返ってこず、他人に評価軸を置きながら働いている感じでした。

そこに、やりがいはもちろんあります(ありました)。
社会に対する貢献感・・・などもあったのかもしれません。
が、しかし。

40歳を意識するようになってから「明日死んでも満足か?」という問いを自身にかけた時に、心から満足いく答えが出なくなってしまいました。

当時の心境やホンネの部分はこちらの記事にまとめていますので、「なぜ教師を辞めたのか?」が気になる方はご覧いただけますと幸いです。

40歳って、男性の平均寿命で考えれば折り返しですよね。
60代で病気で亡くなる人のニュースを聞くたびに「あと20年か」と胸が痛みますし、もっと若くして事故や災害で亡くなる報道を耳にすると、今まで生きていることが奇跡にすら感じます。

コロナ禍を教師の立場として経験したことも大きいのかもしれません。

そんな経験を積み重ねた結果、自分の人生の時間の優先順位を見直すべきだ・・・・・・となりました。

結果、40歳になる年に、フリーランスに。

フリーではなく転職してキャリアアップをするという選択肢も、もちろん大アリです。しかし残念ながら私の能力では(転職市場で)ほとんど価値がないと言われ、選択肢としては起業やフリーランスが現実的でした。

この辺りの心境については、こちらの記事で書いているので、もしアラフォー教師で転職したいと思っている人がいたら、参考にしてみてください。

企業が求めている人材・喉から手が出るほど欲しいと思ってもらえる存在になれていなかった…というショックはありましたが、それはそれとして。

2023年は80社以上の企業の人たちと、映像制作を通して少しは貢献できているようなので、ひとまずは誰かの役には立っているのかなと安心しています。

転職や独立に不安はなかったのか?

教師や40代に限らず、転職には不安があります

最近の20代だと転職込み・・・・で就活する・就職するというのがスタンダードになりつつあると聞くので、20代〜30代前半の方には「転職=不安」というのはピンとこない方もいらっしゃるのでしょうか。

しかし

  • アラフォーやアラフィフ

  • 公務員

  • 教師、講師

こんな立場や状況の人にとっては、(かつての私と同じように)転職というのは大きな決断だし、

自分には無理だろう

と考えてしまうことが多かったです。

現に、2年前(38歳の時)には、まさか自分なんかがフリーランスで働いているだなんて、微塵も考えたことはありませんでした。

専門家ではありませんが、人間が不安を感じるのは、大きく2つだと思っています。

  • 未知のことに出くわす

  • 今持っているものを手放す

これ以外にももちろんいっぱいあると思いますが、こと転職や肩書きを変える行為については、この2つとも関係してくるので、より不安が大きいように思います。

しかし、実際に教師の立場を辞めてフリーランスになってみて、そこまで不安に感じる必要はなかったなと感じます。

  • 教師として働けていたんだから「向学心」「コミュニケーション能力」をうまく使うと、意外と生きていけること

  • 無収入でも半年から1年間は生きていける退職金があること

振り返ってみると、この2つの存在が大きかったです。

貯金は、生活費の0.5年〜1年分でいける

特に生活費については(家族がいる立場からすると尚更)死活問題ですよね。

「貯金なんか、全然できてないよ」というのもわかります。私も本格的に貯金ができるようになったのは39歳ごろから。

2023年時点で、1年も経っていません。(情けないです)

その頃から資産運用も始めたのですが、こちらも十分にあるとは言えません。(情けないです)

そんな私でもフリーランスになれたのは、退職金の存在。
ありがたいことに、公務員の退職金はそれなりに高いです。これは5年以上働いていないと、あまり恩恵は感じられないかもしれません。

教師の退職金は(10年目くらいまでなら)

今の手取り給料×勤続年数×0.5

このくらいはもらえます。これが10年を超えると

今の手取り給料×勤続年数×1

くらいはもらえると思います。

ここだけの話。
私は教諭期間が12年で、もらった額は360万円くらいでした。

辞める直前の手取りが30万円ちょっとだったので
30万円×12年×1=360万円。
だいたい既述の概算式であっていると思います。

ここで退職金を紹介したのは別に「教師は退職金が高いからよかったね」という意味ではなく、今手元に貯金がなくてもそこまで心配しなくても大丈夫だよ、という趣旨です。

ちなみに私は、退職金の8割を生活費として、家族の口座に移している状態です。残りの2割は運用の方に回しました。

実際問題、フリーランスになっていきなり2ヶ月間も・・・・・無収入の状態が続きました。この辺りの話はこちらの記事に書いているので、フリーランスって甘くないんだなっていうのが知りたい人はぜひ読んでみてください。

そんな無収入の時期があっても、(精神的にはそれなりに堪えましたが)生活ができていたのは、貯金があったからです。

人による…というか生活レベルや環境によるでしょうが、独立したりフリーランスになったりするなら「半年分の貯金」があった方が安心です。
余裕を見るなら1年分の生活費があれば、全く問題ないです。

「貯金なんてできてないよ」という人でも、退職金を堅実的に活用・運用すれば、転職やフリーになる際の障壁は全くないといっても良いでしょう。

2024年展望

フリーランス2年目の今年は、2023年の売り上げを維持・向上させながら、特に新しく会社を買っていくことにチャレンジしていこうと考えています。

絶賛、確定申告用の資料をまとめている最中ですが、分かったことが一つ。
なんとか2023年は、教師時代の手取り年収くらいは稼げていました

2ヶ月の無収入期間があったにも関わらず、前職の収入を(ほぼ)維持できたのはありがたいです。

現在の私の映像制作の平均単価が10万円〜12万円ほど。
この単価を少しでも上げるために、2024年からは「3DCG」の勉強を始めることにしました。
単価が上がればダイレクトに収入が上がりますもんね。

さらに。
これ以外に収入の柱がないと、リスクヘッジが効かないのもきちんと向き合わなくてはならない現実です。

副業でやっているなど、教師と二足の草鞋を履いているならこの収入で全く問題がないのですが、せっかく自由業としてフリーランスを選んだので、青天井の収入を目指すべきですよね。

映像制作はやはり楽しいので、この作業は維持しつつ別の収入も…と考えるとやはり

  • 属人的

  • 労働集約型

このようなものだけでなく

  • 資本的

  • オーナーとか役員的な働き方

こんな感じで収入を増やすことが必要だ、と勉強してわかりました。ということで、2024年は「会社を買う」を目標にしていこうと思います。

  • 少しでもクオリティを上げた企業向けの映像制作で、社会や企業に貢献

  • オーナーとして、法人を経営

この2つを2024年の大目標として、そのための準備や勉強を、着々としていければと思います。

ということで、最後までお読みいただいてありがとうございます。
よろしければ、スキやフォローをいただけると嬉しいです。
もし気になるところやご相談などがあれば、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

【こんな映像を作っています】
◆(1分以上)モーショングラフィックス例
弊社のプロモーション動画
https://youtu.be/at9JoG5uuJE
経理業
https://youtu.be/vlOx6Vt3CW0
総合商社
https://youtu.be/hEyb20dXxCo
トラック・運送
https://youtu.be/OvujCJX1OZ4
https://youtu.be/GlYMbh3x_Ts

◆(1分未満)モーショングラフィックス例
女性向け転職サービス
https://youtu.be/WrKz-R6Os8w
デジタルサイネージ(地域のモニター)
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ネットスーパー(アプリ紹介)
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https://youtu.be/mxrbkBCG4dA
ダイエットサービス
https://youtu.be/He-KFyrHHR4
楽天市場出品用動画サンプル|化粧品
https://youtu.be/yfjBQfX_R8M
配車サービス(アプリ紹介)
https://youtu.be/OqS3-Z7PO8c
不動産業
https://youtu.be/OyWWFm6mPNY

◆(長尺)マニュアルや説明など
レンタカー利用マニュアル動画
https://youtu.be/9UEEH5uyPuM
看護学生向け説明会
https://youtu.be/rGcE3DrFXeU
訪問介護
https://youtu.be/g4FrVPV2cWQ

◆幕張メッセなど展示会用・ブース用
スポーツサービス
https://youtu.be/FkpLIW2tt4U
SaaSのイベント用
https://youtu.be/_-wnvXNK8FY
医療用
https://youtu.be/Aiv8Xyy89L4

◆縦長広告
有名料理人監修和菓子広告(サイネージ)
https://youtube.com/shorts/PIE0iV1oD0I
ネットスーパー
https://youtu.be/IOUM-WGaHWo

◆採用動画・ブランディング動画
総合商社
https://youtu.be/yfvm0ljO20I
建築関係インタビュー
https://youtu.be/-TL6LrkOmrs

自己紹介

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