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自作したコロッケが思いがけず美味しかったので、その理由を考察してみた

先日コロッケを家で作ってみたら、自分がこれまでに食べたコロッケの中で一番美味しいと感じました。
揚げ焼きにしたので揚げムラがあり見た目はイマイチですが、味はとても美味しかったのです。

思いがけない成功に少し驚き、その理由を考察してみたいと思います。

①使用した調味料

いくつかのレシピをネットで検索し、最終的にリュウジさんのレシピを参考にしました。
ただ味の素は家にないですし、分量も少し変えて作りました。一番参考になった点が牛挽肉と玉ねぎをバターで炒めること、醤油と砂糖(3:2の割合)で味をつけることです。

これがおいしさの一役を担ったことは間違いないと思います。

②肉&玉ねぎとじゃがいもの分量の比率

コロッケを作った数日後に辻仁成さんの日記「JINSEI STORIES」が更新され、"コロッケを美味しく作る方法"が綴られていました。
それは私が作ったコロッケの成功の理由を裏付ける内容だったのです…。

そう、肉の分量をじゃがいもと同量にすることです。
たしかに、肉屋さんのコロッケは美味しい。
「ビーフコロッケ」という名前で売られていることが多いですね。

今回私は[牛挽肉200g + 玉ねぎ中1玉 + 調味料(醤油大さじ1.5 & 砂糖大1) + バター20g] : [じゃがいも450g程度] 使用したので、約4:5くらいの割合でしょうか。
牛挽肉の分量だけではなく、玉ねぎと一緒に炒めたものの割合が目視だとほぼじゃがいもと同量でした。

炒めたものをじゃがいもと合わせた時点で「あれ?肉の割合多すぎたかな?」と思いましたが、味見をしてみるとその時点でお惣菜として成り立つような美味しさだったので、安心して次の工程に進んだのでした。

コロッケのタネはこんな感じ

辻さんの日記により、「肉をケチってはいけない」ということを答え合わせできました。(笑)

③揚げ焼きでカロリーオフ&胃もたれを回避

私とパートナーはあまり脂っこいものを欲しない上に、油の処理が面倒なので、少量の油で揚げ焼きにします。
おそらくちゃんと多めの油で揚げた方がムラなくきれいに揚がると思います。
ですが多めの油を使用する時、もったいないので沢山のものを揚げたくなりませんか?

私が子供の頃、うちの実家ではたまに揚げ物をしていましたが、油を保存容器で保存して2-3回は使っていました。
もちろん経済的で良いのですが、どうしても油は古くなり酸化してしまいます。

揚げ焼きのメリットは油を少量しか使わないので、一度で使い切れること。常にフレッシュな油を使うことになります。
家にオリーブオイルとごま油しか常備していないため、今回は少量のオリーブオイルで揚げました。(小鍋に1-2cm程度)

私は揚げ物を沢山食べると必ず胃がもたれるのですが、オリーブオイルの揚げ焼きなら大丈夫です👌
またコロッケは中身も火が通っているので、扁平の形にして外側がカリッと揚がればOK。たっぷりの油は必要ないと思いました。

④揚げたてが一番

うちの両親はなぜかスーパーでコロッケをよく買います。
彼らは自宅で作るのは面倒だけどコロッケが好きなので、外で見かけるとつい買ってしまうのです。
実家では "電子レンジでチンした数日前に購入したコロッケ" とかもよく食卓に出てきました。
私も普通に食べていましたが、もちろんサクサク感はないですし、コロッケの良さが半減してしまっていたことは否定できません。

スーパーやお肉屋さんで揚げたてを買ってきてすぐに食べれば良いのですが、それもタイミングが難しかったりします。
特にお店で新しい油を使用するタイミングに当たる確率というのは低い気がします。
レストランでプロに作ってもらうのが一番ですが、コロッケに関しては日本でもレストランのメニューになかなか登場しない気がします。(居酒屋ならあるかも?🤔)

以上のことから、コロッケは"自宅で新しい油を使用して揚げたてを食べる"のが一番美味しく食べられるのではないかと考えます。

日本では気軽に購入できるため家での揚げ物は敬遠しがちでしたが、海外生活によって自宅で揚げる(揚げ焼き)のも悪くない、むしろベストかもしれないと最近気が付きました。

付け合わせはキャベツの千切りがベストだと思いますが、フランスのキャベツは固すぎるので今回はレタスの千切りにしました。レタスも悪くないです。

⑤じゃがいもの品種について🥔

現在は南フランス在住ですが、フランスで買う野菜は味が濃くて美味しいと感じています。

今回使用したじゃがいもは加熱するとねっとり系で少し甘みもありました。それによってやや粘りと甘みのあるコロッケのタネができました。
"揚げたての外側のサクサク感と中のねっとりのバランスが最高だ!"と感じました。
じゃがいも全てをマッシュせずに、少しだけ粒を残したことも芋の味を感じることができて良かったと思います。

日本の品種で言うと、メークインがそれに近いのではないかと思います。
ただし一般的には男爵いものようなホクホク感が強い品種がコロッケには向いているようですね。
確かにホクホクしたコロッケも美味しいですし、お店で買うコロッケは男爵いもを使っていることが多い気がします。

結論から言うと、こればかりは好みの問題かもしれません。(笑)
ねっとり系のじゃがいもで作るコロッケも美味しいですよ、ということだけ言わせてください。

以上自分なりに考察して参りましたが、いかがでしたでしょうか?
他にも美味しくなるコツなどあれば、コメント欄で教えていただけると嬉しいです😊

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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