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手間をかけずに、でも美味しいものが食べたい(キッシュ、ミートボール)

ご無沙汰しております。 
10月にフランスで長男を出産しまして、早くも2ヶ月が経ってしまいました。
出産体験談やらベビー関連の記事も執筆中ですが、文章がどんどん長くなってしまい、未だ投稿できずにいます。
随分長く更新していなかったので、とりあえず食べ物関連の文章を先に投稿することにしました。

産後はベビーのお世話で調理に時間はかけられませんが、ずっと自宅にいるためオーブンや鍋の中で "ほったらかしにできる料理" なら問題ないことに気が付きました。かつ、作りたてをすぐに食べられないこともあるため、温め直しても美味しく食べられるものがベターです。
最近作ったもので調理工程は簡単なのに、美味しかったもの、満足度の高かったものを二品ご紹介させていただきます。

①冷蔵庫の余り物でキッシュ


フランスのカフェやブーランジェリーでキッシュをよく見かけますが、1ピース買うと400〜500円くらいはします。食べてみたところ、昔日本で自作していたキッシュとそんなに変わらない気がしたので、久しぶりに作ってみることにしました。
キッシュ作りのハードルは冷凍パイシートと生クリームを買うことだと思っています。それさえクリアすれば、意外と簡単な上に出来上がった時の満足度が高いです。パイ生地のおかげで見た目もなんだかオシャレに見えます。

今回は辻仁成さんのレシピを参考に、少しだけズボラアレンジしました。


○作り方
1. まずオーブンの予熱を開始します。(200℃)
2. 耐熱皿とパイシートを用意します。フランスではこのように筒状に丸まった円形のパイシート(冷凍ではなく冷蔵品)が売られています。冷凍品の場合は予め解凍を。
パイシートを皿に合わせて敷き、はみ出した部分を内側に折り込みます。生地全体にフォークで穴を刺します。(縮み防止)

円形なので伸ばしたりせずに型にそのままはめられます。パイ生地は分厚い方がおいしいと思うので、個人的には薄く伸ばすことはおすすめしません。
この折り込んだ部分がカリッとして美味しくなる(と辻さんもおっしゃっています)

3.パイ生地をオーブンで先に焼きます。200℃15分程度
(私は辻さんのレシピを参考にしましたが、他のフランス語のレシピだとパイを先に焼かないものが多かったです。最後の焼き時間を短縮するためにも、キッシュの具材を調理している間にパイ生地を先に焼いておくと効率が良いと思います。)
4.キッシュの具材(なんでもOK)を炒めます。しっかり野菜の水分を飛ばしてください。

今回はソーセージ、玉ねぎ、ズッキーニ。ソーセージが塩分を含むので今回塩は無しにしました。

5.ボウルに生クリーム150ml、牛乳75ml、卵3個、ナツメグ、黒胡椒(+塩はお好みで)を入れ泡立て器でよく混ぜます。(辻さんのレシピでは全卵2個+卵黄2個になっていますが、全卵3個にしました。)

結構重ための生クリームを使っているので、150mlより少なめにし、牛乳を少し増やしました。


6.焼けたパイ生地の中に炒めた具材を入れ、5.の卵液を流し入れます。

こんな感じ

7.チーズをたっぷり目にトッピングし、200℃オーブンで20〜30分程度焼きます。(お使いのオーブンのパワフル度によるので調節を)

チーズはエメンタールとモッツァレラをmixしています。普通のピザ用チーズで良いと思います。

完成!👏

もう少しパイ生地に焼き色を付けても良かったかな。トップ画像は時間が経ってから温め直した後の写真ですが、よく焼いた方がパイは美味しかったです。
いただきまーす

卵一個ケチりましたが(笑)、出来上がりはめっちゃ美味しかったです。卵白を余らせるともう一品スープを作ったりしないといけなくなるので、全卵3個でご勘弁を…。😂
作りたてのサクサク感と卵液に混ぜたナツメグ、黒コショウの風味がフワッと感じられてすごく満足度の高いおうちごはんになりました。

具材は何を入れても美味しくなりそうなので、また冷蔵庫整理したいときに作ろうと思います。

②ミートボールwithトマトソース

ミートボールを自作する代わりに市販のトマトソースを使い、ソース作りの手間を省いたレシピです。
うちの家ではよく市販のパスタソース(トマト味)を購入するのですが、半分程度を冷蔵庫に余らせてしまうことがあり、パスタはもういいや…というときにハンバーグやミートボールのソースとして使うとちょうど良く使い切れます。
(日本のトマトソースは使い切りサイズのものが多いので余らないですかね)

今回はトマトソースの代わりに、市販の瓶詰めのラタトゥイユを用いて作りました。(どうしてもラタトゥイユ+肉が食べたかったので…。フランス人はラタトゥイユを付け合わせとして食べるので、トマトソースとして使うのは邪道ですが。笑)

また、ハンバーグよりもミートボールの方が玉ねぎを炒める(or レンチン)した後に冷まして…の工程がないので楽だと思っています。
洗い物を少なくするためにフライパン内で全てを混ぜて成形して、そのまま焼きます。

○作り方 (最初の方写真撮っていなくてすみません)
1.火をつけていないフライパンにパン粉大さじ3〜4、牛乳大さじ2〜3、卵1個、ナツメグ、ハーブ(タイム、ローズマリーなど)、塩、黒胡椒適量を入れ、片手でよく混ぜ合わせておきます。
2.牛挽肉200gを加えて、粘りが出るまでよく混ぜます。
3.そのままフライパン内で丸く成形し、並べます。
4.油を加えて火をつけます。(強火)
5.ミートボールに上下焼き色を付けたら、トマトソースを加えます。

ちょっとオリーブオイルを入れすぎました。焼き色はこんな感じです。
トマトソース(今回はラタトゥイユ一瓶丸ごと)を加えます。

6.蓋をして中火で5分→弱火で10〜15分程度煮込みます。

完成!👏

まずはパンと一緒に。お皿に盛ると、ラタトゥイユの主張が激しい。私はトマトソースに収まる器ではない…と言いたげな感じ😂
ショートパスタにもよく合います。パルミジャーノチーズをたっぷりかけて。

自作したミートボール、めちゃくちゃ美味しいです。パートナーが冷凍のミートボールをよく買ってくるのですが、それよりも断然美味しい。
ポイントはナツメグとハーブだと思います。試したことは無いですが、ナツメグなしでハーブだけでも良いかもしれません。
あとはパン粉を加えている分、フワッとして食べやすい上に味もよく染みている感じがします。
このミートボール、コンソメ味のスープにも合いそうです。
良かったら色々アレンジしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました😊

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