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「DIVOC-12」12人の監督が描く、12の物語。あの時を記録。

「DIVOC-12(ディボック-トゥエルブ)」って何?

『DIVOC-12』は、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントによる、新型コロナウイルス感染症の影響を受けているクリエイター、制作スタッフ、俳優が継続的に創作活動に取り組めることを目的とした、12人の映画監督と12本の短編からなるオムニバス映画を制作するプロジェクトです。

出典:ソニー・ピクチャーズ公式サイト

映画は、軒並み公開延期、中止に…

2020年から2021年は、コロナ禍の影響で劇場は閉館をしたり、上映しても新作が流せず旧作を上映していたり、海外映画作品も延期が続いている時期でした。段々と新作タイトルを聞いても、まあ上映しないだろうな。という諦めの感情が芽生えていました。新作は軒並み「近日公開」。または〇月〇日「公開予定」。トップガンマーヴェリックも本当だったら、とっくに上映していた時期でした。チラシコーナーもすかすかか、かろうじて上映が出来そうな作品のみのチラシをいくつも置いている状態でした。

2020年6月時点でのTOHOシネマズ渋谷のチラシコーナー。棚がすかすか
こちらも2020年6月TOHOシネマズ新宿邦画チラシの重ね置き

コロナ禍だからこそ生まれた、映画づくりへの新しい挑戦が光った、12のオムニバスストーリー

「DIVOC-12」は、そういった厳しい状況の中、ソニーグループが2020年4月に設立した、新型コロナウイルス感染症により世界各国で影響を受けている人々を支援するための「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」この基金を活用して、クリエイターたちが挑戦した作品です。

そういえばロケに出られないからか、映画館を舞台にしてグリーンバックで撮られた映画もありました。(『ユメミの半生』出演:松本穂香 小関裕太

作品のテーマは3つ「成長への気づき」「感触」「共有」

全12作品
『睡眠倶楽部のすすめ』出演:前田敦子
『YEN』出演:蒔田彩珠 中村守里
『海にそらごと』出演:中村ゆり 髙田万作
『よろこびのうた Ode to Joy』出演:富司純子 藤原季
『あこがれマガジン』出演:小川紗良 横田真悠
『魔女のニーナ』出演:安藤ニコ おーちゃん(HIMAWARIちゃんねる)『死霊軍団 怒りのDIY』出演:清野菜名 高橋文哉
『ユメミの半生』出演:松本穂香 小関裕太
『流民』出演:石橋静河
『タイクーン』出演:小野翔平 窪塚洋介
『ココ』出演:笠松将
『名もなき一篇・アンナ』出演:横浜流星

1作品10分×12で、2時間。どれも個性的で面白いが、家に帰って思い出すのは、ある1つの作品に出ている俳優だった。

名もなき一篇・アンナ

参照:名もなき一篇・アンナ | DIVOC-12 | ソニー・ピクチャーズ公式サイト

幻想的な世界。ある男(横浜流星)の前にアンナ(龙梦柔)という女性が現れる。昔付き合っていた設定なのか、果たして実在する女性なのか。お互いの寂しさや、愛し合っている想いは伝わってくる。様々な世界で、二人は言葉を重ねていく。それがとてもロマンチックで。途中から日本語と中国語で言葉を交わしていたのも忘れる位。観ながらなぜか、コロナで失った絆とか、行こうと思えば行けた異国の地会おうと思えば会えたはず人達を思い出してしまい、泣きそうになった作品でした。

あと主人公の声や、まなざしが忘れられないほど印象的でした。美しいのはもちろんですが深い孤独感や喪失感が、セリフではなく雰囲気に現れていて不思議な魅力を持つ人だなと。その余韻のまま、夜寝る前に下記をツイート。この時点では主人公の俳優が誰かを全く知りませんでした。コピペしてハッシュタグをつけたくらいです。

12作品の中で一番印象的だった横浜流星さんについて何気なくつぶやいたツイート、次の日に驚く

昨夜ツイートしたことも半分忘れつつ、目覚まし兼スマホを見ると通知アイコンの数字が見たこともない数に。あれ・・・と。慌ててTwitterを開くといいねが700越え。さらにアナリティクスを見ると、インプレッション数が6万越え(いつもは300位)おそるおそる、返信いただいた内容を見ると、皆さんは「DIVOC-12」での好演を喜んでいるようでして。

見たこともない数値に驚く

ここで改めてWikipediaで、横浜流星さんを検索。すでに舞台主演、映画主演作品多数、テレビドラマの主役、バラエティ、音楽番組、CM、広告など多方面で大活躍されているかなりの有名人ということを知り、今更ながら自分の世間知らずを恥じるとともに、ファンの方達の優しさに心打たれる。(知らないなんて!と怒ってもおかしくないのに)そしてファンの方に「名もなき一篇・アンナ」が良かったら、こちらもおすすめと教えていただいたのがこちら

え?同じ人なの?と思う位、作品ごとに違う魅力を持つ横浜流星さんをこれからも応援します!

3作品ともまるで違う人ですし、役作りがストイックなことで有名な役者さんのようです。今後の作品も楽しみですね。
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直近の映画公開スケジュール
5月13日(金)公開「流浪の月」公開中
※中瀬亮 役

8月26日(金)公開「アキラとあきら」公開予定
※W主演・階堂彬 役

10月21日(金)公開「線は、僕を描く」公開予定
※主演・青山霜介 役

おまけ 舞台挨拶回の失敗

DIVOC-12の監督舞台挨拶付き上映に参加!イベント終了後に撮影会があることを知ったのですが、それまで律儀にスマホの電源を切っていたため、起動したころには終わっていた。皆さん撤収準備の真っ最中の絵(笑)


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