見出し画像

社内起業の失敗から学んだこと①

毎日書こう!と思って始めたnoteですが、難しいですね。習慣化されていないこともそうなのですが、文章書くのって大変ですね。本を出している人、本当に尊敬します。何とか頑張って、最低でも週1本は書こうと思います。

今回は、タイトル通り、社内起業の失敗から学んだことについて書きました。これまで社内で2事業立ち上げて、1事業は初年度から黒字化し、まずまず順調に成長しているのですが、1事業は立ち上げからわずか3か月で撤退することになりました。撤退から学んだことは大きく2つです。

1つ目は、「新規事業の成功は1,000に3つ。新規事業を検討する前に、新規事業の成功・失敗要因を先人(歴史)から学ぶ。」ということです。そんなのあたりまえ体操~♪と思われるかと思いますが、起業は自分のやりたいこと、実現したいことへの妄信から猛進することなので(韻踏んでます)、意外とこれできないんです。私もそうでした。では、具体的に先人(歴史)から何を学んだのか?私については、ざっくりまとめて5つありました。

①世界中の成功している事業の構成要素を最小単位(素数)まで分解し、さらに構成要素の成功事例をできるだけ集めて分析し、課題(成功)の本質を見抜くことで、正しい意思決定を行う。→私も事前の市場調査・テストが不十分な状態で、急いで事業を立ち上げてしまったため、失敗しました。準備で8割決まるというのは本当で、成功確率を上げるために執念を燃やすことが大切だということを実感しました。

②商品こそがすべて。どれだけ良い販促を行っても、商品が良くないと広がらない。とにかく商品を磨いてから始める。→私は元々販促、デジタル畑で育った人間なので、「この仕組みならうまくいく」とそちらばかりに気が取られ、商品づくりをなおざりにしてしまったため、失敗しました。物販やるなら尚更です。

③立ち上げ(商品、マーケティング、デザイン、システム、広報、採用)および立ち上げ後の運用(人事、労務、法務、経理、財務)に必要なプロ人財を揃える。→②と被りますが、私は商品のプロ人財を採用しないまま、素人のみで商品を発注してしまったため、失敗しました。もちろん素人だからこその新たな発想による商品づくりでうまくいくケースもあるかと思いますが、それは稀なケースだと思います。成功確率を上げるなら、やはりプロ人財を揃えた方が良いと思います。特にすべての事業において「商品こそがすべて」だと思いますので、自分が商品のプロでなければ、採用した方が良いと思います。

④小さく始める。最小単位で素早く試行錯誤を繰り返し、勝ち筋を見つける。→私は最初から多くの在庫を抱えてしまったため、軌道修正できず、失敗しました。物販では致命的です。初期投資のかかるビジネスも、最初は手作りで小さくテストを繰り返し、ニーズがあることがハッキリとわかってから投資することが大切だと思います。

⑤その事業や分野に詳しい先輩起業家やプロの方にメンターをお願いし、定期的にコーチングを受けることで失敗を防ぐ。→私はメンターをお願いせず、自分の事業プランに酔いしれて、反対意見にも耳を傾けなかったため、「それやったら絶対失敗するやろー」というあたりまえのことに気づけず、失敗しました。先程を言いましたが、起業は妄信から猛進することなので(韻踏んでます)、自分に反対意見を言ってくれる人を意識的に傍において、仕組みとして暴走=失敗を防ぐ必要があります。右手に情熱、左手に冷徹さを持つ、メドローアが使えるようになる必要があります(※メドローアがわからない方は「ダイの大冒険」をお読みください。)

この5つをしっかりと事前に対応することで、成功確率は格段に上がると思います。少しでも参考になれば幸いです。

もう1つの撤退から学んだことについては、次回書かせていただきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?