夏の甲子園【高校野球】で思う事

【2分で読める記事〜約2000文字】

こんにちは。

雑誌のようなnoteを目指してます。

夏はスポーツの季節ですね。

今年は東京オリンピック、パラリンピックが開催されて、連日テレビの画面越しに応援しています。

また、高校野球の夏の大会、甲子園球場での奮闘を観る季節でもあります。

私は体育会系ではないけれど、思う事があったので書き記しておきたいと思います。

校歌斉唱のシステム

予選から決勝まで、高校野球では、勝ったチームが試合の後に校歌斉唱をします。

これだと、勝ち進んだチームが勝った分だけ校歌斉唱して、負けたチームは一度も校歌斉唱しない学校も、半数出て来ます。

確かに、試合に勝ったからこその特権なのかもしれませんが、このシステムって教育上、どうなんだろう？って疑問です。

以前から、私は、予選では負けたチームが校歌斉唱して、決勝のみ両校が校歌斉唱をすれば良いのに。と思っていました。

最後の最後に、優勝校が校歌斉唱すれば良い。

そういうシステムにすれば、参加した全校生徒が校歌斉唱の機会があります。

この考え方を、先日、テレビでお笑い芸人のジュニアさんが言っていて、やはり同じ事を思う人が居るんだな。と嬉しくなりました。

教育って何？

勝つ事だけが大切ならば、勝ったチームの祝杯としての校歌斉唱がある。

参加する事に意義があるなら、参加した全てのチームに平等の機会を与えるように設計する。

結局は、そうした思想の違いが根底にあると感じます。

なので、現行の勝った側だけが校歌斉唱をするシステムは、勝った側は優越感に浸り、負けた側に屈辱を与えるだけで、心ないシステムだな。と思います。

時代にそぐわない、古い価値観だと感じます。

私が子供の頃は、それで良かったのかもしれない。

しかし、今は令和です。

勝ったからこそ相手への配慮が大切

武道の世界では、勝ったからといってむやみに喜んではいけない。という作法があります。

別に喜んでも良いじゃないか、とは思うのですが、その心は、敗者の心情を忘れてはならない。無礼に当たる。という考え方からです。

そういった、日本古来の武道の作法を思う時、高校野球の大会における校歌斉唱が、勝った側だけの特権として存在するのは、負けた側への配慮が欠如している。とも捉えられます。

負ける、という事だけでも屈辱なのに、更に上塗りをするって、どうなのよ。と、感じる今日この頃です。

もしくは、勝敗に関係なく、毎回、両校が校歌斉唱すれば良いのにな。と思っています。

特別視することの意味

高校野球の特権はちょっと突出し過ぎかな。と感じています。

色んなスポーツや部活がある中で、テレビで中継する程人気の野球。

人気だから当たり前ではありますが、やはり、野球やサッカーなどの人気なスポーツ以外のマイナーなスポーツをやっている高校生や保護者からしてみたら、あからさまなヒイキな訳で。

不公平な現状ですよね。

かといって、競技人口の少ないマイナーなスポーツを、野球同様にテレビ中継するのは難しいでしょう。

私は自分も子供も、真面目にスポーツや部活に取り組んで来た訳では無いので、特に何とも思いませんが、もしも他のスポーツをしていたら、心中穏やかじゃないだろうな。と、想像は付きます。

だからと言って、どうしろ。という訳ではないのですが。

殊更、高校野球だけを特別視して持ち上げる風潮は、どうなのかな？と思います。

私の母校は野球が強かったので、野球部や応援団が凄かったです。なので、高校野球そのものは、私も好きですが。それ以外のスポーツの人達が不憫になるので、もうちょっとだけ何とかならんかな？と言った感じです。

甲子園球場問題

今年の夏は、雨が続いて、試合がコールドになったり、順延になったり、大混乱でしたね。

ネット上では、ドームでやれば天候関係ないのに。といった声もありました。

確かにそうですが、会場の使用って、色々な団体が利用するので、事情を知らない外野が思う程、調整って簡単ではないと思うのです。

ドームを利用するとなれば、多額の使用料が経費としてかかるでしょうし、甲子園球場なら、格安で利用できるように配慮されているようですし。

それに何より、高校球児にとっては、甲子園で試合をする。というステータスがあるんだと思います。

ラグビーで言うところの花園、アーティストで言うところの武道館。

その場所への憧れが、伝統として存在している。

順延しなくて済むドームを利用した方が、合理的だとは思いますが、こればかりは難しい問題ですね。

いつか甲子園球場を、ドームに改修したら良いのでは？青空も観たいから、開閉式の屋根にして。そんな日が来ると良いですね。

最後に

外野の主婦が好き勝手言いましたが、沢山の高校球児と、それを支える沢山の人達、応援する人達、みんなで盛り上げている大会。参加している皆さんで、楽しんで貰いたいと思います。

高校生が一生懸命に青春を過ごす姿は、観てるだけで涙腺崩壊します。笑

野球に限らず、全ての高校生を応援しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

おしまい