見出し画像

神奈川高校野球2023展望

2019年ぶりに声出し応援が解禁され、
コロナ禍が明けた夏大となる
2023年の神奈川について、
大体の情報を得られるようnoteを書きました。

かなり長く、
約17,000文字あるので笑、
読みたいとこだけピックアップして
読んで頂いたり、
見に行く試合にある学校の情報収集の為にと
ガイドブックとして活用などして頂けたら幸いです。

1.シード16校紹介

第1シードから順位順、
第2シード以降は
そこに負けた順番で紹介していきます。

【第1シード〈春ベスト4〉】

慶應義塾高校[KEIO]

センバツに出場した実力は本物で
勢いそのままに春大も12年ぶりの優勝。
センバツ、関東大会では共に
初戦で負けてはしまったものの
どちらもハイレベルな投手戦を繰り広げ、
あと一歩まできて惜敗のため
経験値としても大きい収穫があった春。

投打の安定、選手層の厚さは
今年の神奈川で間違いなくNo.1であることから
夏も大本命になる。
そんな圧倒的な強さを誇る慶應だが、
意外にもシードは5年ぶり。
5年前というと2018年春夏甲子園に出た年。
今年も期待がかかる。

県大会では渡邊千之助、福井、加藤、渡辺憩を
中心とした圧倒的な打撃力を見せたが、
仙台育英戦では投手戦といったような試合も
耐えられるディフェンス力を持っていて、
その中心にいるのはエース松井と小宅。
そして春大きな存在感を発揮した、
2年生サウスポーの鈴木佳門である。
個人的には
長い夏のトーナメント戦を勝ち抜く為にも、
この2年生鈴木が夏のキーマンになると考えている。

この安定した投打の選手層の厚さは、
今年の神奈川で間違いなくNo.1であり、
夏も大本命。

慶應義塾といえば
ミーティングがハイレベル。
次から次へと発言される空間は良い意味で異常。
野球IQの高さと積極的な発言力を
毎年持ち合わせている。
組織で動く以上大切なミーティングは、
夏でもここぞで力を発揮するだろうから注目。
特に、
雨天時の試合や
6回整備開け終盤などは試合でも見てわかりやすい。

【個人的な慶應義塾注目】
慶應・森林監督のご子息、
森林賢人が夏ベンチ入りできるかどうか。

3年生の森林賢人は、
ここまで3年間ベンチ入りがないが
最後入れるかに注目。
親が監督の元でやる選手は大変だったと思うが、
親子で甲子園を実現させて欲しいところ。

相洋[SOYO]

相洋の快進撃は全国的にも有名になった春。
横浜・東海大相模の2強を連続で破ったのは
実に2012年春優勝した
横浜隼人以来11年ぶりの出来事。

粘り強さが最大の特徴。
土壇場に強く、我慢ができるチーム。

特にその象徴となった試合が2試合あり、
vs横浜戦(春県準々決勝)、
vs作新学院戦(関東初戦)だ。

vs横浜戦では先制し、
追いつかれるも
延長10回タイブレークで勝ち越し。
横浜・峯がしたバントを
捕手・渡邊が悪送球も
サード・高麗のファインプレーが光り、
流れを渡さず我慢しきって勝利。

vs作新学院戦では、
9回土壇場で追いつき
その後延長10回タイブレークで勝ち越した。

この接戦で我慢できる強さは、
中島、大場、大谷の2年生3枚看板が支えている。
1試合の中で3人を上手く継投させる試合もあるし、
1人でも投げれる実力があり、
他校としては次から次へと出てくるので恐ろしい。
湘南戦(県5回戦)では大谷が1点差を守り切り勝利。
個人的には、
大場のスライダーが凄いので注目して欲しい。
変化量も凄いが、
キレが良くてストップが効いている。
作新学院は攻略できず対大場はノーヒットで敗戦。

〈個人的な相洋注目〉
ディフェンスの相洋。
その中心・ショート小西に注目してほしい。
また、
穴部グラウンドという
県内屈指の秘境地をホームとしている。
応援の華もあり、
東京大学の応援歌や
カルピスソーダ学園といった人気応援も
取り入れている。

横浜隼人[Hayato] 《一部6/23更新》

2012年春優勝の第1シードから11年、
長く苦しんだ中掴んだ久しぶりの第1シード。
春県大会では初戦から武相など
地獄の私立強豪校トーナメントを勝ち上がり、
1度も息つく間もなかったが3位。
横浜隼人女子野球部が
昨年甲子園で優勝。
男子野球部もその流れに乗りたい。

しかし、
vs慶應義塾戦(県準決勝)では、
強風の中の試合で落ち着きがなく、
大量エラーで敗北。
vs山梨学院戦(関東初戦)では、
良い当たりが出ても
外野手の守備範囲の広さに阻まれ
5回CGノーヒットノーランで
完膚なきまでにやられた。
甲子園出場の壁を感じつつも
収穫が大きい春だった。

正直甲子園との距離を絶望に見せた
横浜隼人かと思ったが、
成長幅が大きいので夏はまだわからない。
その理由とされるのが
秋県3回戦の藤嶺藤沢戦。
9-0のハッキリ言ってボロ負けで、
期待できないかと思えば春4強入り。
さらに春は途中離脱の山野井含め、
計3人の主力がベンチを外れていた。
この3人が加わり力を発揮すれば
夏の甲子園も見えるだろう。

チームとしては
エース石橋が抑えて
4番久保が打つというのが中心。
他にもピッチャー2枚目(山口)以降も充実しており、
打線は嬉野など中心にどこからでも打てる。
その象徴となったのが
4回戦の平塚学園戦だ。
7回まで1点ビハインドも
石橋→新井→山口が耐え、
8回に4番久保が逆転スリーランで
[逆転の隼人]を発揮。
また、
準決勝の慶應義塾戦では
ピッチャー7人が投げ、経験を積ませるプランで
試合ができ、
スコア的にはボロ負けだったが
夏を見据えた意味では成功だったのでは。

〈個人的な横浜隼人注目〉
順調に勝ち上がればぶつかる
夏5回戦のvs日大藤沢戦。

日大藤沢の監督といえば、
元中日・山本昌の弟・山本秀明監督。
その山本監督は、
下積み時代
横浜隼人・水谷監督の元で勉強なされた。
山本監督が日大藤沢の監督に就任した
2004年以降、
横浜隼人は実にvs日大藤沢、1回しか勝てていない。
(1勝5敗)※当社調べ(笑)
しかもその1勝は
横浜隼人が甲子園に出た世代の春である。

今年は春の結果だけで言えば
横浜隼人の方が実力は上であるが、
"相性"という面から見ると
この日大藤沢戦がカギになってくるだろう。

東海大相模[𝓣𝓸𝓴𝓪𝓲]

ハマスタで2連敗し関東大会を逃した相模は、
相模と横浜の2強時代の終焉を告げたかのようにも
見えたが、
選手の豪華さは県内No.1と言っても過言でない。
秋〜春にかけてチームのまとまりが
ちょっと弱いように見えたが、
夏の東海大相模は修正してくれると期待。

特に打撃は
山内、及川、松本を中心に全国でもトップクラス。
投手の安定に課題が残った春だが、
vs相洋戦(県準決勝)では
エース子安が堂々のピッチング。
夏に向けて安心をも与えてくれた。
逆に2枚目以降のピッチャーは、
ずっと安定してきたのに
vs横浜隼人戦(県関東大会決定戦)で崩壊。
ずっと安定していたのにここで崩壊か…と
正直個人的にはショックを受けたが笑、
夏はこの2枚目以降の安定さが
カギになってくるだろう。

個人的に気になったのが
外野手の送球を中心とした連携。
外野手の送球が全体的に高く浮く。
その為、
夏走塁レベルが高いチームだと
送球間に次から次へと進塁を
許してしまいそうで不安。
秋には
内野手の連携が乱れて慶應義塾を前に散った。

しかし、
逆に返すと
連携以外ではセンバツ出場の慶應と
差はそこまでなかった為、
そこの修正次第でも夏は勝ち上がれるだろう。

東海大相模の目標は
甲子園の土を踏まない世代を作らない事であるが、
2021年春センバツ優勝を最後に
東海大相模は甲子園出場から遠ざかっている。
つまり今年の世代は豪華と言われながら
まだ1度も甲子園を経験したことがない。

門馬前監督の[Aggressive Baseball]に
とらわれない新しい己の野球をしようと、
Aggressive Baseballの文字を横断幕から消し、
吹奏楽部のTシャツからも消し、
意識改革が行われ、
また新しい東海大相模が
生まれようとしている今夏に期待したい。

〈個人的な東海大相模注目〉
東海大相模といえば
女性応援団。

低い掛け声でカッコいい応援を支える
応援団とチアであるが、
試合前にそれぞれのリーダーが
相手校の応援スタンドまで行き、
挨拶する。

また、
相手校応援スタンドに行く途中の観客席にも
頭を下げて大きな声で挨拶。

その誠実さはまさに高校部活そのもの。
名門ならではの丁寧な礼儀から
気持ち良く試合に入る
この行いにぜひ注目して欲しい。

【第2シード〈春ベスト8〉】

藤嶺藤沢[TOHREI FUJISAWA]

ユニフォームが今年から変わり、
胸文字だけを見ると
昨夏日ハムドラフト1位・矢澤宏太選手がいた
2018年の時と同じロゴになった。

今春は
兄弟校対決と話題になった
4回戦vs藤沢翔陵戦で勝利も
準々決勝では強風の中ミスが多く絡み
慶應に7回コールド負け。
強風の夏を想定すれば良い経験を積めた。

藤嶺藤沢はエース根岸を軸に
3番小早川、4番岩﨑が点を取るチーム。

今年から日体大時代、
明治神宮野球大会優勝を経験した
菊池新監督の下、
新体制となった藤嶺藤沢に期待。

〈個人的な藤嶺藤沢注目〉
面白い応援選曲センス

藤嶺藤沢の応援チョイスはとにかく面白い。
例えば、
四球の際にはよくスーパーで流れている
「呼び出しくん」を演奏したり、
SNSで流行した
「棺ダンス」を演奏する。

高校野球初めて見るという友達を
連れて行くならこの学校が良いと思う。

横浜[YOKOHAMA]

秋優勝、関東ベスト8でセンバツ補欠校も
春は相洋に接戦のすえ惜敗し第2シードからの登場。
エース杉山を中心にスター選手が集い、
さらに下級生時代から活躍した選手が多く
神奈川ファンにとって最も期待がかかる高校。

そのスター集団を支えるのが
キャプテンの緒方。
1年夏甲子園にて
逆転サヨナラスリーランを打ったことから
2023年世代で1番最初に全国にその名を轟かせた。
その後も安定した成績を伸ばし、
上級生になるにつれ体も分厚くなり
個人的には守備範囲も広くなったと感じる。

父が甲子園優勝投手の峯や
阪神jr.鳴物入り入学の大型内野手・小森、
身長193cm8番ファーストの山﨑、
父が元中日,ロッテ・椎木匠選手の2年捕手椎木卿五
を中心に
他にも
ベイjr.4番・井上は筒香2世の呼び声高く、
U_12日本代表・栗山などと
野手陣は非常に充実。
また、
怪我をしていた萩も春大途中に復活。
夏は期待できる。

春大で浮き彫りになった課題は
投手陣による安定感のなさ。
エース杉山で勝ち抜いてきたと言っても
過言でないほど杉山は頼れる存在であるが一方、
2枚目以降のピッチャーが安定せず
夏のトーナメントを考えるとやや不安。
谷澤、鈴木、青木朔真あたりが候補になってくる。
個人的には
ロッテ・鈴木昭汰選手の弟・鈴木楓汰に期待。
昨夏vs横浜隼人戦(5回戦)、
9回裏同点に追いつかれ
なお1死満塁サヨナラのピンチから登板。
絶体絶命のピンチを抑えた。
鈴木の強心臓であれば2枚目以降も充実する…はず笑
また他にも
最速が140km/hを超える
紺野、窪田、安松ら
将来性抜群の2年生投手陣が出てくると
甲子園出場ないしは全国制覇が見えてくる。

〈個人的な横浜注目〉
"声出し応援あり"後の横浜高校。
2020年より共学となった横高は、
さっそく2021年夏の甲子園から
チアガールを加えての応援となっているが、
今のところ応援はできても"声出し"はできていない。

春大もチアは来ていなかったので、
今夏がチアの声出しは初めてとなる。
伝統の野太い男子校声援からどう変化するのか
注目どころである。

立花学園[𝗧𝗔𝗖𝗛𝗜𝗕𝗔𝗡𝗔 𝗚𝗔𝗞𝗨𝗘𝗡]

金太郎軍団こと立花学園、
毎年甲子園初出場候補に名前が挙がりながら
なかなか甲子園への壁は高い。
神奈川トップクラスに研究熱心な学校で
最先端のものを取り入れている。

昨夏ベスト4に導いた
エース佐藤里薫が今春怪我から復帰。
昨秋負けた日大藤沢に
今春リベンジも果たした。
昨夏のメンバーも多く残っており、
特に4番遊撃手の三浦は守備範囲も広く
広角にも打てチームを引っ張る。

しかし、
少し気になるのが
5回戦vs日大藤沢戦
9回あとアウト1つからのエラーだ。
勝ちが見えかけた瞬間に
エラーをし、失点。
偶然点数的には勝てたものの、
もし点数が少なかったらとか、
夏は追いつかれるかもしれないと思うと
こういうところは夏までに詰めたい。

ICT野球を掲げているだけあって、
(Information&Communication Technology)
最新の練習方法や器具、
常に進化する立花学園を
毎年見るのは非常に面白い。

〈個人的な立花学園の注目〉
色々な事にチャレンジしている立花学園だが、
部員によるラジオが面白い。

「ドキドキマネのワクワクRADIO」
と題して毎週火曜日と土曜日に
定期的にネットで更新されており、
誰でも見れるようになっている。

1回1分〜3分ぐらいで
コンパクトにまとめられていて聴きやすく、
野球だけでなく青春を感じられる話が多く
思わず聴き入る。

横浜創学館[𝓢𝓸𝓰𝓪𝓴𝓾𝓴𝓪𝓷 𝘆𝗼𝗸𝗼𝗵𝗮𝗺𝗮]

立花学園同様、
甲子園初出場候補に毎年名前が挙がるも
未だ甲子園出場はない強豪校。
しかしながら昨夏ベスト4の成績も残し、
今年こそ期待がかかる。

2年生エースの鈴木と山上の2枚看板がいながら
春は東海大相模に
13失点で6回コールド負け。
まさかの結果となったが
夏に向けて仕上げてくる事に期待。

野手も2年生で4番の本山を中心に、
非常に爆発力ある打線であり、
4回戦vs市ヶ尾戦では11得点。
野手の安定に不安はないが、
投手の仕上がり次第で
甲子園初出場が見えるだろう。

〈個人的な横浜創学館注目〉
OB・秋山翔吾選手が
所属しているチームの応援をやる!

西武ライオンズに所属していた時は
西武のチャンステーマを。
最近では秋山選手が
広島カープに移籍したこともあり、
広島のチャンステーマを行っているので注目。

【第3シード〈春ベスト16〉】

向上[KOJO]

神奈川県内部員数が
2019年には向上が1位に。
ディズニー研修などユニークな練習法の工夫で
話題にもなったが今年こそ悲願の甲子園初出場へ。

2年生投手の百瀬の安定が今春大きい。
その象徴となったのが
2回戦vs神奈川工科戦。
7回無失点で抑えきった。
夏の長いトーナメントにおいて百瀬のような
2年生の安定したピッチャーの存在は貴重。
また、
186cm長身右腕のエース二宮に注目。

野手も
1年秋からベンチ入りし、
関東大会を経験している遠藤と武冨の二遊間、
広角に打てる4番・松沢を軸に戦う。

開会式も彩る向上吹奏楽部は、
5回整備中の
「栄光の架け橋」には聴く者を圧倒。
伝統の「全校応援」が見られる事に期待しながら、
声出し解禁での向上にも期待。

〈個人的な向上注目〉
2020年に学校創立110周年を記念して
向上令和グラウンドを新設。

全面人工芝で横浜スタジアムを意識できる上、
大会会場としても使用される立派なグラウンド。
部員がまた増えていくか注目。

藤沢翔陵[藤沢翔陵]

藤沢翔陵といえば
元ロッテなどで活躍された川俣監督。
2021年夏には
ノーシードから35年ぶりのベスト4。

しかし
今春5回戦では、
藤嶺藤沢との兄弟校対決が注目されるも惜敗。
兄弟校対決は燃えるだろう分悔しい経験を
夏に活かせるか期待。

技巧派の左エース・福田は
変化球を中心に
三振を奪い、テンポ良くリズムを作る。
4回戦vs藤嶺藤沢戦では
7回まで4安打無失点。

昨夏ベスト8を経験したメンバーも多い中、
今年は久々の甲子園出場に期待。

〈個人的な藤沢翔陵注目〉
玉城キャプテン。
昨夏横浜高校でキャプテンを務め、
甲子園で選手宣誓を行った玉城陽希の弟。

昨夏神奈川県大会準々決勝では
兄弟対決ともなりまさに「エモい」瞬間であった。
兄弟連続甲子園出場に期待。

湘南[SHONAN]

個人的にこの夏最も注目している学校。

学校としては神奈川を代表する公立進学校、
いわゆる公立御三家の一角で、
野球部も伝統があり強豪の為、
東京大学の野球部にも数多く輩出している。

エース・村田を軸に
2013年ぶりのシード獲得となった湘南は、
今年は総合力も高い。
既に大学野球も続けたい意志を
公開している村田は、
ピッチャーとしてのみならず
バッターとしての能力も高く、二刀流。

その特徴となった試合が、
4回戦vs相洋戦。
相洋打線を1-0で抑え切った村田。
打線の奮起こそなく、
相洋・大谷に3塁すら許されなかったが
ディフェンス面では夏も安心といえる。

また湘南最大の特徴は、
野手兼任投手の多さである。
特に内野手には全員投手が
できるよう指示しているらしい笑

打線も
昨秋2回戦vs横浜商業戦で
ホームランの4番・安西を中心に、
2番湯川、3番豊原など打撃陣が充実。
1949年ぶりの夏全国制覇に期待。

〈個人的な湘南注目〉
文化祭。

湘南の文化祭は有名で、
学校自体が行事を楽しもうというスタイルの学校。
ひたすら勉強の翠嵐に対し、
浪人覚悟でも行事を楽しもうという湘南。
どっちが良いとかはありませんが、
公立御三家の中でも
ハッキリと分かれたカラーである。

桐蔭学園[TŌIN]

個人的に秋見た段階では最も仕上がっていた学校。

投打に充実し、
特に走塁の部分では秋既に完成していた。
春は横浜に惜敗。
収穫も大きく夏は十分期待できる。

4回戦vs横浜戦で
負けてはしまったものの、
横浜エース杉山に対し9安打。
エラーも絡んでの敗戦のため、
夏までに修正次第で
甲子園への距離はかなり近い。

春大ホームラン3本の4番中野を中心に
3番鵜澤や5番岩井、6番米倉など充実。
鵜澤は
MAX135km/hとピッチャーもできる。
個人的には
ショートの佐藤海成に注目してほしい。
守備範囲がとても広く、
昨秋は8番だったが今春から1番を打っている。

ピッチャーは
熊ノ郷は間の使い方が上手い。
なお今春、
横浜打線から
4回9奪三振・左腕長濱の台頭は大きく、
選手層の厚さが窺える。
個人的に第3シードから
最も甲子園に近いと思う
桐蔭学園に期待してほしい。

〈個人的な桐蔭学園注目〉
「TŌIN」の歴史。

現高校野球界絶対的王者・大阪桐蔭と
名前が同じことからユニフォームも似ているが、
全く別の学校法人である。

また、
大阪桐蔭高校が
大阪産業大学高校から大阪桐蔭に
改名する際、
桐蔭学園に
「桐蔭という名前を使っても良いか」
と聞いたとされています。
つまりは[桐蔭]という名前の学校は
大阪桐蔭以外にもありますが、
元祖は神奈川・桐蔭学園。

平塚学園[𝓗𝓲𝓻𝓪𝓰𝓪𝓴𝓾]

「All OK!」を合言葉にする平塚学園は、
今春神奈川3位の横浜隼人にあと一歩で惜敗。
4番に1打なければという反省をもとに
夏どこまで成長するか期待。

ピッチャーを中心に、
1点を守り抜く野球を掲げる今年の平塚学園。
その象徴となったのが
4回戦vs横浜隼人戦。
7回まで初回の1点を守り抜くも
8回に逆転スリーランで敗北。
負けてはしまったものの、
1点を守り抜く平学野球。
終盤あと少しが詰められれば
夏の甲子園との距離は近い。

また、
平塚学園の三塁コーチャーに注目してほしい。
元気で明るくチームを引っ張る。
重要なポジションだからこそ
あのような選手は貴重。

〈個人的な平塚学園注目〉
試合のアップ前挨拶。
平塚学園ではアップ前に
全員大きな声で挨拶をする。

その姿は漫画の高校野球のようで気持ちが良い。

日大藤沢[𝓝𝓘𝓗𝓞𝓝]

昨秋ベスト4も
立花学園にリベンジされベスト16で敗退。
第3シードからの登場となるが、
選手層の厚さは甲子園レベル。

エース佐藤は
立花学園打線に対し11奪三振。
サウスポー育成が得意な
日大藤沢らしい投手。

野手は田上を中心に、
3番中里や4番杉山など
充実したメンバーが揃っている。

また、
三塁手の2年生牧原賢汰は
ソフトバンク・牧原巧汰選手の弟で、
U_12日本代表を経験。
さらに3年生には
賢汰の兄・寛汰がベンチ入りしている。
兄弟で甲子園出場したい今夏の日大藤沢に期待。

〈個人的な日大藤沢注目〉
チャンス応援「ミッキー」
原曲はトニー・バジルの「Mickey」で、
独特なメロディが頭から離れなくなる。

そのミッキーと共に2019夏は準優勝。
今年もミッキーが話題になると期待。

横浜商業[Y]

Y校の愛称で親しまれている横浜商業の
甲子園復活を見たいファンは多く、
また神奈川最後の公立甲子園出場校はY校。
1997年ぶりの公立甲子園出場も掛け今年も期待。

今年のY校は
[終盤の追い上げ]が特徴的。

その象徴となったのが
2回戦vs横浜栄戦、
3回戦vs白山戦、
4回戦vs東海大相模戦。

2回戦の横浜栄では
ベンチ入り選手19人を起用し、
0-8から逆転勝利。

3回戦の白山戦では
ベンチ入り選手21人を器用し、
6-8で迎えた
9回に逆転勝利。

4回戦の東海大相模戦では
6回終えて0-7、
コールド決定かと思われた7回に3得点し、
終盤の強さを魅せた。
結果的に4-8と敗れてはしまったが、
春得たものは大きい。

〈個人的な横浜商業注目〉
「青い稲妻」

今でこそY校の魔曲となっているこの曲は、
元巨人・松本匡史選手の応援歌が元ネタ。

Y校では稲妻征省さんが
当時この応援歌で応援されており、
2018年夏、
稲妻さんのご子息・大成キャプテンも同じ応援で
親子2代青い稲妻となった。

今年声出し応援解禁となり、
春は代打の田口が青い稲妻で応援されていた。
夏はどの場面で使用するかにも注目。

市ヶ尾[市ヶ尾]

県内最大レベルのマンモス校である市ヶ尾は、
昨春初めてベスト16を果たし、
チームの目標「ベスト16に勝利」
まであと一歩まできた。

そして今年、
2年連続春ベスト16&第3シード獲得。
着々と力をつけている。

その中心にいるのが、
エース木澤の存在。
独特の変則フォームから繰り広げられる
最速133km/hの速球と多彩な変化球は、
この夏神奈川全体としても
大きな存在感を発揮するだろう。
まるで
昨年ヤクルト1位の吉村投手のように、
一度左足を上げる前に
後ろに下げ、そこからサイドスロー。
名門校が1番苦しむタイプのピッチャー。

2年生で4番の犬丸を中心に、
7番松本など打線も充実。
チームの目標である
夏ベスト16に勝つ事を期待し、
歴史を作ってほしい今夏。

〈個人的な市ヶ尾注目〉
学校周辺に古墳が多い。

稲荷前古墳群や市ヶ尾横穴古墳群など
横浜市内では稀有な立地にある市ヶ尾。

白鷺祭という文化祭では、
"生徒が主体となって"行うことに積極的で、
冒頭でも述べたが
各学年400人ほどで県内屈指のマンモス校である。

2.ノーシードピックアップ校

川和[KAWAWA]

2021夏、
センバツ王者の東海大相模相手に8回1-1と接戦。
惜しくも敗れたが、
翌年夏横浜隼人戦では9回に追いつき、
サヨナラで惜敗。
着々と力をつけてきている強豪校であり、
ユニークな取り組みも話題を呼ぶ。

例えば、
女子マネージャーが試合前のノックを
打つ取り組みが有名になったり、
ベンチ外メンバーにも背番号をつけており
全員で一枚岩となって戦っている様子が窺える。

川和の野球は
まさに"進学校"を象徴したプレーが多い。
内野フライ捕球できなかったら
慌てて触るのではなく、
すぐさまファウルにする事に切り替えれたり、
過去に横浜高校も行っていた
挟殺間の後ろランナー殺しも行っている。
(YouTubeで「横浜高校 トリックプレー」で検索)

隙のない野球を詰める川和は
今年から平野監督新体制の下初めての夏となる。
様々な取り組みをされてきた伊豆原監督が
昨年異動となって、
どういった野球をするのか注目。

上溝南[上溝南]

昨夏、
雨天ノーゲームとなってしまったが、
3回戦vs立花学園戦では
7回0-7、
コールド寸前も
2死からの満塁ホームラン含む一挙7得点で同点。

試合はそこで
雨により終わってしまったが、
終盤土壇場の強さを発揮した上溝南。

今年も注目。

桐光学園[𝓣𝓞̄𝓚𝓞̄]


3回戦で横浜とぶつかり、
10-3、7回コールドと思わぬ大差がつき
1998年越しにシードを逃した。
強豪集う激戦区・神奈川で
21世紀以降ずっとシードを撮り続けていたのは
東海大相模と桐光学園の2校だけであった。

久方ぶりにノーシードとなった桐光だが、
昨春県優勝のメンバーも残り
ノーシードは実力不足ではない。

140km/hを超えるエース中平を中心に、
野手は遊撃手・森や
外野手の磯貝が引っ張っており、
タレント力は豪華。

2校出場できた記念大会を除けば、
夏は東海大相模・横浜以外からの出場は
松井裕樹投手が22奪三振で全国に衝撃を与えた
2012年の桐光学園が最後。
10年連続で2強から甲子園を許しており、
そろそろその勢いに歯止めをかけたい。

鎌倉学園[K]

2018夏南神奈川で
準優勝し、
再び甲子園に近づいたが
今春はまさかの地区大会で敗退。

夏はノーシードからの登場になるが、
初戦は横浜商大と
いきなりの好カード。

専用グラウンドはなく、
学校の練習グラウンドは
内野ダイヤモンドが取れて精一杯。
スポーツ推薦もない。
それで強豪でいれる鎌倉学園。

2018年のような旋風を起こし、
久しぶりの甲子園となるか注目。

金沢[KANAZAWA]

市金の愛称で親しまれる市立金沢といえば、
2018春部員17名で
青山投手を率いた
部員数100名超えの横浜隼人に勝利し、
シードを獲得した事で一躍有名となった。

あの年から市金は
部員数が増え、
かなり力をつけてきている。

その市金を支える吉田監督は、
元横浜高校で
涌井投手、荒波選手、石川雄洋選手らと同期。
専用グラウンドも持ち
充実した市立金沢の環境は
実力を伸ばすに最適な学校であると思っていて、
個人的には高校野球をしたい人に
よくこの学校を薦める。

その充実した環境からは
昨年学校初のプロ野球選手も輩出(飛田)。
着々と実力を伸ばし強豪となった
市金の注目は
ヒットエンドラン。
ここぞのコンタクト率は抜群で、
最も見るべきはその飛ぶ方向。
1塁でエンドランの際、
右打ちを徹底。
高度な技術がなければなせない野球。

あの衝撃から5年となった今年、
ノーシードからの登場となるが
どのような戦い方をするか期待。

星槎国際湘南[SEISA]

桐蔭学園で甲子園に出場した土屋監督が
行っており、
監督との信頼関係が厚い明るい学校。

県大会まさかの初戦敗退となったが、
星槎国際湘南は
今春怪我人が多かった。
主力だけで3人で挑んだ春だったが、
初戦敗退。
逆に言えば夏までに復活すれば
さらに強くなると期待できる。

県相模原[KENSO]

県相(けんそう)の愛称で親しまれている
県立相模原といえば、
2019年夏、
ノーシードからの快進撃を続け
及川投手率いる横浜に勝利。
その前年は
センバツ出場・森下選手率いる東海大相模に
8回までリードも惜敗。
他校からすると
ノーシードにいてほしくない学校である。

しかし
2020年秋は地区大会を突破できず、
まさかの結果として話題になった。
そんな県相注目は
やはりオリジナル応援歌「ケンソール」

ケンソールが流して球場の雰囲気をも変え、
またもノーシードからの衝撃を与えられるか期待。

法政二[HOSEI]

最近は「古豪」と表現されがちな法政二高だが、
今年の法政二高は
ノーシードから勝ち上がれると思う。

春大では初戦から
横浜で4-1と敗北してしまったが、
次世代エース候補の青木をノックアウト。
杉山が出てきて完全に抑えられてしまったが、
個人的には
エラーがなければ。わからなかったと思う。

古豪復活と言われないよう、
名門校としての意地を見せたい今夏。

日大[𝓝𝓘𝓗𝓞𝓝]

昨秋ベスト16も
今春は藤嶺藤沢に敗れノーシード。

しかしながら
打線が充実しており
夏は勝ち上がれる実力がある。

特に打撃。
2回戦vs麻溝台戦では
玉野と佐藤がホームラン、

3回戦vs藤嶺藤沢戦では
2年生の豊田がホームラン。

長打力に自信がある日大だが、
身長186cmの大型サウスポー・永谷にも注目。

オリジナル応援歌・マラガと共に
まずは2017年ぶりの夏ベスト4。
そして甲子園出場に期待。

光陵[KORYO]

ハッキリ言って光陵がやっている野球は
桐蔭学園同様に
神奈川上位レベルと言っても過言でない。

特に走塁意識の高さ。
走塁意識はどこも高く持ちたいところだが
神奈川だと桐蔭、相模、光陵が最も高いと思う。

そこで行くかという隙を詰める光陵。
具体的には、
ピッチャーの投球が跳ねた際のGO判断や、
外野手の送球の高さを見た積極進塁。
勉強になるので小中学生は特に見に行ってほしい。

昨夏は守備の連携が乱れコールド負け。
カバーが間に合わないという
致命的なミスで負けたが、
今年は走塁のみならず
総合的にどこまで仕上がっているかにも注目。

戸塚[TOTSUKA]

個人的に
4年連続シードを逃している理由がわからない。
また、
今年初戦突破すれば3年ぶりの夏勝利となるが、
そこで終わるに圧倒的勿体無い学校。

初戦から白山や、川和を引く
くじ運が悪いのが理由かな…?笑
などとも思うが、
勝ちきれない夏が続いていて苦しんでいる。
メンツも毎年良く、
今年こそはノーシードからの快進撃に期待。

相模原弥栄[弥栄]

5年ぶりにシードを逃した相模原弥栄。
2020年学校合併以来は
初のノーシードとなったが、
弥栄がノーシードにいる事の恐怖は大きい。

練習場に
[打倒私学]の文字を掲げ、
どこよりも私立打倒に燃える弥栄。

センターラインを3年生で固め、
守備中心の弥栄を支えるのは、
千田、長峰、角方。
また、
昨夏もベンチ入りしていたエース木持を軸に、
ディフェンス面が充実。

今年はノーシードからの快進撃に期待。

白山[𝓗𝓐𝓚𝓤𝓢𝓐𝓝]

昨夏のメンバーが多く残りながらも、
今春は勝ち目前の9回から
逆転負け。

最後の詰めが甘かったものの、
夏への収穫としては
12安打も放ち大きい。

4番で捕手、
チームの中心・田中を軸に
夏はノーシードからの白山に期待。

三浦学苑[𝓜𝓘𝓤𝓡𝓐]  《6/23更新》

3年連続夏シード
昨夏ベスト8、昨秋ベスト8と
実力が伸びてきており
甲子園初出場に期待がかかるが
今春は2-1と横浜隼人に2回までリードも
3回に隼人打線の爆発を止められず
2-12で5回コールド負け。
まさかの大差とはなったが、
昨秋ベスト8の実力もあり今夏は期待できる。

ちなみに同校は軟式野球部もあり名門。
硬式野球では横浜隼人に2-12,5回CG負けも
軟式野球では横浜隼人に決勝で6-5で勝ち春大優勝。
学校としてはリベンジできたが、
夏は横浜隼人含め
第1シードの壁を破っていってほしい。

麻溝台[麻溝台]   《6/23更新》

来年2024年に
学校創立50周年を迎える麻溝台。
佐藤多佳子の小説「一瞬の風になれ」は、
麻溝台の陸上部で取材した経験がモデル。
そんな麻溝台の特徴はとにかく若いチーム。

主力の半分以上は2年生で、
50周年に向けても期待がかかると言える。

個人的なキーマンは
右サイドスローの加々美。
加々美も2年生だが、
横の変化球を持ち合わせており
サイドで横に振り分けれる投手は
相手からすると非常に厄介な存在。
コントロールの精度次第で鍵を握ってくるだろう。

主軸でキャプテンの座間は、
中学時代3季連続で
全国出場の強豪校・相陽中学校野球部出身で
そこでもキャプテンを務めていた。
絶対的リーダーシップと
堅実な守備、広角に打てる打撃にも注目。

また、
麻溝台の文化祭で行う
「軍ダンス」というパフォーマンスは
完成度が高く有名。

武相[𝘉𝘜𝘚𝘖]     《6/23更新》

春大では
"死のブロック"に入り
強豪校ながら
コールド負けで初戦敗退という結果になった。
今夏はノーシードから
1968年ぶりの甲子園を目指す。

2022年よりグラウンドが人工芝となり
環境も整った武相は、
沖縄などからも選手が集い
非常に広い範囲から結集されたチームである。

個人的注目選手は
1番打者の菅原。
攻撃的な1番打者で個人的にとても好き笑
春初戦vs横浜隼人戦では、
1打席目はストライク全てスウィングし、
空振りなし全てファウル。
かなりの積極打法であり、
3回には同点2ランホームラン。
攻撃的で理想的な先頭バッターと言える。

武相の注目は、
ペッパーミルパフォーマンスを
どさくさに紛れてやるかどうか。笑
春のセンバツで
ペッパーミルパフォーマンスを行った高校が
審判の方から注意されてしまった。
それから1ヶ月後ぐらいに
行われた春大初戦では、
ホームランを打った選手が
ベンチへ帰り際、
こっそりと
ペッパーミルパフォーマンスを行っていた。
審判がちょうど見ていない瞬間だし、
どさくさに紛れていて
上手く成功していたが、
神奈川高校野球雑誌には
そのペッパーミルを行っている場面が
しっかり写真で繰り抜かれていて笑った(笑)
夏大もやってくれるか期待。

藤沢清流[𝐒𝐄𝐈𝐑𝐘𝐔] 《6/23更新》

昨春はプロ注目の二刀流・木島を擁し
ベスト4で第1シード。
2017年より赴任した榎本監督の下で
1度も勝てなかった立花学園に、
(0勝2敗(どちらもCG負け))
(※当社調べ)
昨春初めて延長タイブレークの末勝利。

しかし今春は
初戦敗退で夏ノーシード。

初戦の2回戦vs厚木戦では
5点ビハインドで迎えた中盤。
徐々に点を重ね、ついには同点。
9回表には5得点し勝ちを確信しかけたが、
9回裏に3点入れられサヨナラ負け。
終盤に詰めの甘さが出てしまったのが
夏へ向けての課題。

昨春ベスト4メンバーは
オール3年生だったので、
今年は残っていないとも言える。

そのような状況だが、
春地区大会では鎌倉学園を破り
本戦出場を確実にした。
その実力は本物である為、
夏に向けて期待。

3.応援の注目📣

せっかく声出し解禁ですし、
野球を彩る応援を多く知っておいた方が
楽しいと思います!

〜野球とか見てる場合じゃない5校〜

湘南台

文句なしで神奈川1位でしょう!!笑
マーチング名門の湘南台は、
野球応援も凄い!

音楽と無縁な私でも
最初ちょっと聴いただけで
「あ、違う」
とわかるぐらい。

注目は
[ココナツ]

横浜創学館

チア名門ながら
メドレーで魅せるチアのダンスは
見る者を虜にする。
まずチアが他校よりかなり多い。

注目は
[メドレー]

多摩

取り上げた理由には特徴がある。
それは応援が
東京六大学メドレーなところ。

明治大学「神風」
東京大学「不死鳥の如く」
慶應大学「ダッシュKEIO」
法政大学「チャンス法政」
早稲田大学「コンバットマーチ」

立教大学だけ昨夏は聴かなかったので、
今年はやるか期待。

向上

神奈川県高校野球開会式を彩るのはこの学校。
試合前にも開会式入場曲を演奏する。
注目は
[栄光の架橋](5回整備中)

立花学園

地元・足柄上郡を活かした[金太郎マーチ]
地元ネタを活かす学校は全国にも色々あるが、
神奈川県内では少ないような気がする。

立花学園は、
「キンタ」という
金太郎のキャラクターをも作っている。

甲子園初出場し、
全国に金太郎マーチが有名となるよう
金太郎軍団の今年に期待。

神奈川の応援一覧(オリジナルなど)📣

この学校といえば!みたいな応援
主にチャンステーマや
ここしかやってないオリジナル
※当社調べ(笑)

日大藤沢
「ミッキー」
東海大相模
「江南スタイル」
日大
「マラガ」
県相模原
「ケンソール」
慶應義塾
「烈火」
湘南台
「ココナツ」
横浜
「第5応援歌」
横浜創学館
「西武チャンテ5」&チアダンスメドレー
大師
「ダイヤモンドヘッド」
桐光学園
「モンキーターン」
横浜隼人
「チャンス襲来」
向上
「Victory向上」
横浜商業
「青い稲妻」
立花学園
「金太郎マーチ」
川和
「RPG」
藤嶺藤沢
「呼び出し君」
相洋
「チャンス相洋」
星槎国際湘南
「夢を叶えてドラえもん」
多摩
[東京六大学メドレー]
戸塚
[浦学マーチ]
鎌倉学園
[ヒットテーマ](応援団に注目)

応援が好きな方は
向上ブロックが激アツ🔥

4.注目選手

たくさんいるので絞って11名。

杉山遙希《横浜》

左投手
東京城南ボーイズ
U_18日本代表候補

1年生の時からエースナンバーを背負い、
今年が最後の年。
神奈川No.1サウスポー。
少年野球時代はジャイアンツjr.

渡邊怜斗《相洋》

右打捕手
オセアン横浜ヤング

視野が非常に広い捕手で、
さらに打てる。
中学時代は横浜・緒方らとプレー。

田上優弥《日大藤沢》

右打遊撃手
神奈川ボーイズ

神奈川No.1強打の遊撃手。
少年野球時代はベイジュニでベスト4。

佐藤里薫《立花学園》

右投手
愛川ボーイズ

最速137km/hの速球を中心に
コントロール抜群のピッチャー。

加藤右悟《慶應義塾》

右打外野手 2年生
県央宇都宮ボーイズ

右にも左にも柔軟に打てる、
今年神奈川No.1スラッガーだと
個人的には思っている。

石橋飛和《横浜隼人》

左投投手
中本牧リトルシニア

2年夏で投げた横浜戦で無失点の好投。
速球ではなく、緩急を操り杉山(横浜)に並ぶ実力派。
中学時代は大阪桐蔭・小川らとプレー。

山内教輔《東海大相模》

左打外野手
武蔵嵐山ボーイズ

強打の1番打者。
コンタクト率も高いが、長打も打てる。
少年野球時代はヤクルトjr.
父親が元大洋ホエールズ・山内英雄さん。

佐藤海成《桐蔭学園》

左打遊撃手
湘南ボーイズ

守備がかなり上手く、
昨年巨人育成入団・相澤選手がいなければ
昨年からレギュラーであっただろう実力。

内山義己《金沢》

右打遊撃手 2年生
横浜隼人中学校軟式野球部

強打の2年生。
横浜氷取沢戦では
本塁打1本を含む3安打3得点。

森駿太《桐光学園》

左打遊撃手 2年生
横浜緑ボーイズ

早くもドラフト候補
強打の遊撃手で、
中学時代から有名。

後藤歩《川和》

左投手 2年生
相模原市立新町中学野球部

アンダースローと変則派で、
昨夏横浜隼人戦では1年生ながら先発し、
隼人打線を苦しめた。

晝間大輝《サレジオ学院》【6/23更新】

左投手 2年生
サレジオ学院中学野球部

最速は135km/hを超え、
ベスト16の市ヶ尾相手に
タイブレークまで苦しめた好投手。

根岸大和《藤嶺藤沢》 【6/23更新】

左投手
横浜泉リトルシニア

最速142km/hの左腕で、
変化球のキレも良く
藤沢翔陵戦では9回1失点堂々のピッチング。

5.注目対決や豆知識

①ベンチの変革

今夏、
甲子園のベンチ入りが18人から20人となり、
全国的にも改革が進められている。

神奈川では
今春から
ベンチ入りコーチ2人から3人
背番号なしのブルペンキャッチャー

がベンチ入りを許可された。

一つ目、
ベンチ入りコーチの数が増えた事による影響は
主に戦略面に現れてくるだろう。
3人目が活躍する学校とそうでない学校で
差がついてくるかも見どころ。

二つ目、
背番号なしのブルペンキャッチャーについて、
これはベンチから出さなくても良いという点と
ベンチ外選手の経験という2点からも
個人的に良いと思っている。

期待の下級生を入れるのか、
ギリギリでベンチ入れなかった3年生を入れるのか、
リードが上手いキャッチャーを入れるのか。
学校によって方針は違うというところも見どころ。

②甲子園参考記録

夏最後の全国制覇…2015年《東海大相模》

夏記念大会を除いた
最後の2強以外出場…2012年《桐光学園》
※記念大会を含むと2018年に北神奈川《慶應義塾》

夏最後の初出場…2009年《横浜隼人》

夏最後の春夏連覇…1998年《横浜》

夏最後の公立出場…1997年《横浜商業》

夏最後のノーシードから出場…1995年《日大藤沢》

③注目対決 《一部6/23更新》

当たったら面白い対決を取り上げたので、
仮に勝ち進んだとしたら当たるとこです。

1回戦
鎌倉学園×横浜商大

2回戦
慶應義塾×白山
東海大相模×湘南学院
藤嶺藤沢×桐光学園
湘南×三浦学苑
相模原弥栄×浅野

3回戦
立花学園×川和(SNS対決)
横浜×戸塚

4回戦
湘南台×横浜創学館(ブラバン対決)

5回戦
湘南台or横浜創学館×向上(ブラバン対決)
横浜隼人×日大藤沢(師弟対決)
横浜桜陽×横浜隼人(桜陽監督母校対決)
藤嶺藤沢×藤沢翔陵(兄弟校対決&春のリベンジ)

準々決勝
相洋×湘南(ディフェンス対決)
星槎国際湘南×桐蔭学園(星槎監督古巣対決)
藤沢清流×麻溝台(清流監督母校対決)《6/23更新》

準決勝
桐蔭学園×慶應義塾(毎年恒例の笑)
瀬谷×津久井浜(瀬谷監督古巣対決)
戸塚×日大藤沢(戸塚監督母校対決)
麻溝台×相模原弥栄(引退試合対決)

決勝
横浜×白山(横浜監督古巣対決)
金沢×横浜(金沢監督母校対決)
東海大相模×平塚学園(毎年恒例の笑)

④隼人園芸(横浜隼人)  《6/23更新》

隼人園芸とは
保土ヶ谷球場にて横浜隼人が行う特徴的な整備。
全国で最も有名な整備で
神奈川の名物でもある。

隼人園芸の歴史は
横浜商大高の部長の先生が
定年退職された時、
それまで横浜商大高が行っていた
保土ヶ谷の補助員を
横浜隼人・水谷監督が引き継いだ。

隼人園芸最大の特徴は
腰を低くした整備。
人数が多い横浜隼人は、
効率的に練習を行う為に
整備もトレーニングという意識。
「太ももと地面は平行」らしい笑

さらに拘っているのが
整備の時間。
4分30秒としているが、
これは"甲子園の整備と同じ時間"
また、
横浜隼人のグラウンドに
練習試合で行ったことがあるが、
スプリンクラーではなく
"甲子園同様"ホースで水を撒いていた。
気になったので隼人の選手に聞くと、
阪神園芸、甲子園を意識してという事らしい。

そこまで徹底された隼人園芸、
フェアゾーンを終えた後の
ファウルゾーンでの
一塁側から整備してる選手たち
三塁側から整備してる選手たちの
すれ違いも鮮やかなので注目。
(でも春大ではやってなかった気がする)

⑤東海大相模の応援 《6/23更新》

東海大相模は
"ポジション"で応援が決まっている。

◆投手→サウスポー
◆捕手→アフリカン・シンフォニー
◆一塁手→鉄腕アトム
◆二塁手→Iのマーチ(第九)
◆三塁手→ポパイ
◆遊撃手→エル・クンバンチェロ
◆左翼手→アルプス一万尺
◆中堅手→クシコスポスト
◆右翼手→紅

この事から
球場外でも音だけ聞けば
誰が打ってるのかわかるのと、
また背番号と応援歌を重ねて見た時
「◯年前の⬜︎⬜︎選手を思い出す!」
といった感情にもなれてエモい。
特に、
森下翔太選手(2018の代)と
同じ応援歌となった
鵜沼魅斗選手(2020の代)は、
バッティングのタイミングの取り方を
参考にするなど
背番号のみならず
選手そのものが復活するような事もあるので注目。

⑥選手宣誓(荏田)  《6/23更新》

2023年神奈川高校野球開会式で
選手宣誓を務めるのは荏田・那須幸矢。

選手宣誓は希望者を募り
そこからくじ引きだが、
今年は110校もの希望者が出た。
1/110を引き当てた那須は7/7の開会式で
選手宣誓となった。

荏田の選手宣誓といえば、
コロナ禍前最後の開会式、2019年も荏田。
コロナ規制から
元の姿に戻った今大会も荏田が務める。

荏田は「荏田ポーズ」という
学校独自のポーズがあるが、
高校野球でもやるのかも期待。

⑦開会式全力合唱 《6/23更新》

開会式で行われる
「栄冠は君に輝く」
これを
横浜隼人、県相模原、鎌倉学園の3校が
体を反るほど
超全力で歌うので注目。

声出し解禁後初となる為、
歌うかもわからないし
どうなるかというところも楽しみなポイント。
もしまた歌えば
完全にコロナ前の景色となるだろう。

おわりに

監督が変わったり、
相模横浜の2強が関東大会に出れなかったりと
世代交代の時期を迎える
神奈川の2023年夏に期待。

この記事が参加している募集

高校野球を語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?