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レビューの意義

デザイナーとは?

デザイナーという仕事に出会い、学ぶ中で、世界中にデザイナーという仕事があること、サービス・グラフィック・ウェブ・舞台など、デザイナーにもいろんな種類があることを知りました。
(余談ですが、高校生の修学旅行でカナダに行ったのですが、お世話になったホームステイ先のお父さんは壁に絵を描くデザイナーだったな〜)

〇〇〇〇デザイナー、それらが共通点は、何かをデザインすること。
逆を言えば、『何か』がデザイナーの違いにあたる〇〇〇〇を指しています。

大学受験の話

 話を変えて、私の高校生の頃の話をしようと思います。

私は両親が高校の英語教師なのですが、親不孝にも、私は英語が苦手JKでした。
しかし、私の志望大学では、二次試験に自由英作文が毎年出題される傾向がありました。
英語が苦手な私にとって英作文は超難問。私はすごく不安でした。

そこで父は受験対策のために、私に毎日自由英作文を書いて提出するように言いました。

毎朝英作文を書き父に提出すると、父が夜までに添削し返してくれる、そんな父と娘の英作文交換ノートは約1年間ほぼ毎日続きました。

添削の中で、父はダメな箇所を指摘するだけでなく、私の知らない簡単な表現方法を教えてくれたり、どこがダメでどうすると良い表現になるのか、教えてくれました。

そして私は日々父が教えてくれたことを意識して、英作文を作成するように心がけていました。
結果、受験時には私はある程度実力がついており、無事志望校も合格することができました。

自由につくる

自由英作文デザイン
『ある程度ルールはある中で、答えは複数存在する』
という点で似ていると思います。
そのため、正しいかどうかの判断はその正解を決める役の人に依ります。
(前者では採点担当者、後者では依頼主やユーザーでしょうか。)
つまり、自分で調べてただけでは、解答例はみつかっても、
自分が作成したものが正しいのかどうかは自分一人では判断し難いものです。
実際、英作文対策をもし私一人で勉強していたら、試験本番まで自分では気づかないミスを放置していた可能性もあります。
なにより自分でみつけた表現しか引き出しがないので表現の幅も限られ、変わった出題には対応できていなかったと思います。

デザインのレビュー

私はいまデザインし終えたら、必ず会社の先輩にレビューを頂いています。
そしてレビューを受ける度、自分で気づかなかったことの多さにびっくりします。
その多さは、圧倒的に先輩の方がデザインの引き出しが多いことが起因しているのだと思います。

つまり、この日々の発見は私一人では気づけない•あるいは気づき難いものばかりです。
レビューをしてもらうことが、それまで自分になかった新しい視点を広げ、引き出しを増やすことに繋がっていると実感しています。


もし一人でデザインをしている人がなにか新しい引き出しを増やすには、
自分が知らなかった知識にタイミングよく出会い、かつそれが自分に欠けていることを気づくしかありません。

しかし、レビューでは、
レビューの送り手にはあって、受け手にはないことがすぐにわかるのです。
だから、フリーランスや独学の人でも、可能であれば誰かにレビューしてもらう機会は大切だと考えます。

またレビューはできるだけ質の良いレビューを、できれば引き出しの多いデザイナーにお願いすることが大切だと思います。
私自身、いまレビューをお願いしする先輩は、
日々何か新しい知識を取得しているような人で、尊敬する方です。
そんな先輩のレビューは的確で、気づきの瞬間が多く、日々勉強になっています。そしてその的確なレビューが自分の成長速度に繋がっていると感じています。

まとめ

もしデザイナーとしてできる限り早く成長したいなら、正しいレビューをもらえる環境に身をおくことは大切です。もちろん、自分で新しい知識を学ぶ姿勢も大切です。どちらも成長には欠かせないと考えます。

自分だけの凝り固まった視野だけでなく、だれかの視点をとりいれる意識を、そのために職場の先輩や、仲間同士でも定期的にレビューの機会を大切にすることは
正解のない中でより良いものを生み出すためには重要です。

私はいまいる環境に感謝し、いただいたレビューを吸収して更なるスキルアップに繋げていこうと思います。

それでは〜

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