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草津温泉のかまくらいとを見て、テンポラリーアーキテクチャーを考える

草津温泉・かまくらいとを見に行ってきました

今日は草津温泉まで足を運んできました。

現在、草津温泉・湯畑では
かまくらいとを2月28日まで開催中です。

かまくらいととはなんぞや?
というところですが、ネーミングそのまんま。

小さなかまくらの中にLEDで明かりを灯して、
ほんのりと周囲を明るく照らします。

かまくらいとを見に行ったのは何年ぶりでしょうか。

以前に一度見に行ったことがあるのですが、何年かぶり。

去年はコロナの影響でやったのかどうなのか…という感じです。

草津温泉・かまくらいとを見に行った二つの狙い

今回かまくらいとを見に行った狙いは大きく二つあります。

一つは単純に写真を撮りに行きたかったということ。

そして、もう一つは、
この試みがまちづくりの企画において
とても参考になる部分があるからです。

草津は以前より冬の時期になると、
ツリーを飾ったり、キャンドルナイトをやったりと
冬の夜の湯畑を明かりで灯す企画をやっています。

その企画たちの中でもかまくらいとは
一番新しい企画になるのではないかと思いますが、
湯畑の一部のスペースに
このような場を設けるというのは
とても参考になる部分があります。

これも一種のテンポラリーアーキテクチャーなのでしょう。

テンポラリーアーキテクチャ―を知ってますか?

テンポラリーアーキテクチャ―とは、
私が興味を持っている分野の一つで、
日本語にすると仮設建築と呼ばれています。

これは先日紹介した「まちづくり戦略3.0」の著者である
小林大輔さんのツイートを拝見して、知りました。

皆さんもご存じだと思いますが、
工事現場とか、なにかイベントがあるときに
その場に仮設トイレって置きますよね?

仮設トイレを置くことによって、
その場にトイレがなかったけど、
トイレを作り出すことができます。

なんとなくイメージがつきますでしょうか。

なにかを作り出すのに
しっかりとしたハコモノを建てなくても、
その場に新しい空間を生み出すことができる。

ベンチのないところにベンチを置けば、
休憩スペースになるし、
屋台のないところに屋台を置けば
食事スペースができます。

よく広いスペースを利用して
開催されることの多いマルシェとかもそうですよね。

広いスペースがイベント空間になります。

そのように、仮説のハコモノを置くだけでも
空間を変えることってできるんですよね。

その一つの事例として、
かまくらいとを見に行きたかったのです。

草津温泉・湯畑はアクティビティの宝庫

草津温泉の湯畑は、ご飯屋さんも多いし、
ゲームセンター、足湯、
スマホを置く台が設置された撮影スポット、
お土産屋さんなどアクティビティが多数存在します。

草津は湯畑しかないと揶揄する人もいますが、
逆に言えば湯畑だけで
お客さんを長い時間滞在させることのできるスポットです。

そこに、この時期はかまくらいと。

今の時期はコロナが
また流行り出したこともあり
お客さんの数もまばらでしたが、
かまくらいとで足を止めて写真を撮ったり、
眺めている人も多くいました。

ちゃんと滞在時間を延ばす
アクティビティとして機能しているんですよね。

草津は雪の降る地域だし、
かまくらというのがいかにも草津っぽいなと、
違和感を感じることはありませんでした。

ただ、これをまったくおんなじように
他の街でやっても意味がありません。

それぞれ皆さんのお住まいの地域の強みや
資源から新しい空間を
演出できることに意味があります。

テンポラリーアーキテクチャーに興味を持ったら、
ぜひ、こちらの本を読んでみてください。

参考になること間違いなしです。

最後にGRで撮る草津温泉。たまらんですね…


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