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【スタートアップの中の人】ビリー・ビーンの名言

慣習でもおかしいと思うことは改める必要がある。

評価に関しては何を基準にするかが重要だ。かつての大リーグでは、投手の投げるフォームやルックスなども評価に影響していた。投げ方がおかしければ評価が下がったし、ルックスがよければ評価が上がるといった具合だ。これらは最終目的である勝利には関係ないが、長らく当然のように受け入れられていた。

報酬に見合った働きをしているのであれば問題はない。ただどこの世界にも報酬をもらいすぎている人、逆に過小評価されている人はいるものだ。経営者の立場にあれば、報酬をもらいすぎている人への過剰な支払いを止め、過小評価されている人に目をつけて引き立てるべきだ。

相変わらず予算が限られているので、コストが安く済む若い選手を中心にチームを編成せざるを得ない。ただその中でもデータを駆使してベストを尽くすことに変わりはない。

データは「勝利に結びつくもの」と「そうでないもの」を峻別した。

スカウトの経験則や主観があまりあてにならないことは、私自身が身をもって思い知った。人の将来性を見抜くのは難しい。他人を評価するときには、どうしても偏見が入ってくる。そこで客観的なデータを重視することにした。


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