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赤い色のフルーツは少ない!?

赤い色のフルーツ
以前にある高級スーパーのシニアバイヤーから以下のように言われました。
「売り場に赤い色のフルーツがあるといいんだよね。特に秋は売り場が茶色が中心になって彩りが悪くなるんだよ」

実は赤い色のフルーツは以外に少ないです。
イチゴ、さくらんぼくらいで、リンゴもあるけど色合い的に少し暗い赤になりますし、カットすればスイカも赤いですが…

スーパー等に入ると青果部門の一番最初に目の付くところにあるのは、イチゴで、山のように積んであるのを目にすると思います。

購入動向に関しては、購買色というものがあり、日本人は暖色系の赤や黄色を好む傾向にあります。お菓子売り場に行くと暖色系のパッケージデザインが多いのも日本人好みの暖色系を使う要因の一つです。
(ちなみにアメリカは、青やグリーンなどが購買色と言われます。)

日本人の好みの購買色である暖色系のものが並んでいると、おもわず手に取る傾向が強く、それもあり一番目の付くところに“赤いイチゴ”があるとカゴの中に入れる確立が高くなります。
それによって1顧客の購入単価もアップします。

以上のことからスーパーなどでは、“赤いイチゴ”が店頭に並ぶことがプラスになると考えているケースが多いようです。

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