松田高政(食プロレベル6・最高段位者)

国家検定・食の6次産業化プロデューサーレベル6(国内最高段位者)。 商品開発及び販路開…

松田高政(食プロレベル6・最高段位者)

国家検定・食の6次産業化プロデューサーレベル6(国内最高段位者)。 商品開発及び販路開拓が専門。高知大学土佐FBCでは特任准教授として食のプロ人材を育成している。 連絡先・会社概要はこちら⇒:http://kurashinogakkou.co.jp/

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ピンチをチャンスに変えるチカラ

高知大学土佐FBCで食の新ビジネスを創ろう! みなさま、こんにちは。こうち暮らしの楽校/高知大学土佐FBC(フードビジネスクリエーター)・特任講師の松田です。私は、全国でたった一人の食の6次産業化プロデューサー最高位者(レベル6)として、教員として働きながら高知県内・全国の食品関係者と一緒に、新商品・新市場・新ビジネスのチャレンジをサポートしています。 高知新聞(食プロ最高位・土佐FBCを取材) http://urx.blue/1wRy ちょうど1年前、新型コロナの感染

    • 最終回:販路開拓・売上目標を達成し事業を成功に導くことができるか?

      みなさま、こんにちは。 食の6次産業化プロデューサーの松田高政です。 特別講座「新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力とは(全11回)」の第11回目、いよいよ最終回となりました。テーマは、「販路開拓・売上目標を達成し事業を成功に導くことができるか?」です。 これまで、第1回の「商品の企画」から、第10回の「販路の選択」まで、新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力について解説してきましたが、最終的な目標は単に生み出す(開発する)ことではなく、開発した商品が販路先や消

      • 第10回:商品特性に見合った販路・売り方を選択できるか?

        みなさま、こんにちは。 食の6次産業化プロデューサーの松田高政です。 特別講座「新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力とは(全11回)」の第10回目のテーマは、「商品特性に見合った販路・売り方を選択できるか?」です。 商品の企画の際に、第4回「最終消費者と利用シーンを想定できるか?」で、誰のために商品を企画するのか最終消費者が決まらないと「何も決めることができない」と言った一つの要因が、販路・売り方の選択です。 誰に買ってもらいたいか「最終消費者」を決めることで、そ

        • 第9回:事業の発展のために後続の商品開発ができるか?

          みなさま、こんにちは。 食の6次産業化プロデューサーの松田高政です。 特別講座「新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力とは(全11回)」の第9回目のテーマは、「事業の発展のために後続の商品開発ができるか?」です。 これまで、新商品・サービスを生み出す能力として、商品の企画・設計や、成長性の把握、競合との差別化など、総合的に必要な手法を理論と事例を踏まえて解説してきましたが、会社及び事業活動を発展させていくためには、ヒット商品を1つ生み出すだけでは長続きしません。 開

        ピンチをチャンスに変えるチカラ

          第8回:連携パートナーの経営上のメリットを創出できるか?

          みなさま、こんにちは。 食の6次産業化プロデューサーの松田高政です。 特別講座「新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力とは(全11回)」の第8回目のテーマは、「連携パートナーの経営上のメリットを創出できるか?」です。 新しい商品・サービスを生み出す時に、食品であれば原材料の生産から、加工、販売までをすべて自分1人で行うことはまず困難です。 原材料の生産は農家、加工は食品会社、販売は地域の卸事業者、小売店・スーパーなど、多くの関係者がタッグを組んで取り組み、その結果とし

          第8回:連携パートナーの経営上のメリットを創出できるか?

          第7回:商品の多角化のために最適な方法を選択できるか?

          みなさま、こんにちは。 食の6次産業化プロデューサーの松田高政です。 特別講座「新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力とは(全11回)」の第7回目のテーマは、「商品の多角化のために最適な方法を選択できるか?」です。 商品やサービスを発展的に展開する上で、その活動を広げたり、深めたりすることを、経営戦略の分野では「事業の多角化」と呼びます。すなわち、事業の多角化とは、多方面・多分野にわたるように拡大することを意味しています。 では、食品業界において、商品またはサービス

          第7回:商品の多角化のために最適な方法を選択できるか?

          第6回:商品の価格・事業の損益分岐点を計算できるか?

          みなさま、こんにちは。 食の6次産業化プロデューサーの松田高政です。 特別講座「新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力とは(全11回)」の第6回目のテーマは、「商品の価格・事業の損益分岐点を計算できるか?」です。 皆さんは、自分の商品またはサービスの価格をどのように計算して決めているでしょうか。私は商品の価格設定が経営の生命線だと思っています。 自分の商品が1個売れたら何円の利益が残るのか。そして、その事業を1年間行う上で一体いくら売り上げがないと黒字にならないのか

          第6回:商品の価格・事業の損益分岐点を計算できるか?

          第5回:競合相手に対する優位性を客観的に確認できるか?

          みなさま、こんにちは。 食の6次産業化プロデューサーの松田高政です。 特別講座「新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力とは(全11回)」の第5回目のテーマは、「競合相手に対する優位性を客観的に確認できるか?」です。 新しく商品・サービスを開発する時、アイディア段階または試作段階で競争相手の有無を確認し、仮に最終消費者に比較された時に、選ばれる理由(優位性)をはじめから意識して、商品設計に組み込まなければいけません。 分かりやすく言うと、競合相手がいる場合、市場では後

          第5回:競合相手に対する優位性を客観的に確認できるか?

          第4回:最終消費者と利用シーンを想定できるか?

          みなさま、こんにちは。 食の6次産業化プロデューサーの松田高政です。 特別講座「新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力とは(全11回)」の第4回目のテーマは、「最終消費者と利用シーンを想定できるか?」です。 食品ビジネスというのは、買って食べてくれるお客様がいないと成り立ちません。そのお客様がいつ・どこで・だれと・どのように食べているのか。そして、そのお客様は喜んでくれているのか(笑顔かどうか)。商品・サービスの企画の時点で、それが仮説としてでもイメージできていること

          第4回:最終消費者と利用シーンを想定できるか?

          第3回:市場ニーズや成長性を正確に捉えられるか?

          みなさま、こんにちは。 食の6次産業化プロデューサーの松田高政です。 特別講座「新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力とは(全11回)」の第3回目のテーマは、「市場ニーズや成長性を正確に捉えられるか?」です。 現在、企画中または開発中の商品が、果たして消費者のニーズに沿ったもので、なおかつ競合に打ち勝ち、売上等が右肩上がりで成長していくものなのかどうか(売れるかどうか)、まだ、発売していない段階で正確に予測することは非常に難しいことですが、ある程度、事前リサーチによっ

          第3回:市場ニーズや成長性を正確に捉えられるか?

          第2回:商品の開発にあたり自社の強みを活用できるか?

          みなさま、こんにちは。 食の6次産業化プロデューサーの松田高政です。 特別講座「新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力とは(全11回)」の第2回目のテーマは、「商品の開発にあたり自社の強みを活用できるか?」です。 新たに商品またはサービスを開発するにあたっては、やはり個人であっても会社であっても自分たち(連携先も含む)の強みを最大限に活かす方向で企画しなければなりません。その際、自分よがりになっては、井の中の蛙で、市場という外に出たときに予想外(マイナス)の結果になっ

          第2回:商品の開発にあたり自社の強みを活用できるか?

          特別講座「新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力とは」~第1回~

          みなさま、こんにちは。 食の6次産業化プロデューサー(高知大学土佐FBC特任講師)の松田高政です。 今日から新しい年に向けて、「新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力とは」というテーマで講座情報を発信します(全11回を予定)。 普段、私は食の6次産業化プロデューサーとして、農家や食品会社の商品開発・販路開拓のコンサルティングをしながら、高知大学土佐FBC(フードビジネスクリエーター)で社会人向けに食品ビジネスを教えています。この講座は高知大学土佐FBCで教えている授業

          特別講座「新たな時代に新商品・サービスを生み出す能力とは」~第1回~

          私のこれまで、そしてこれから:人材の育成と食のネットワークで革新を起こす

          目標:人材の育成と食のネットワークで革新を起こす私は2019年にコンサルタントとして、国家戦略プロフェッショナル検定「食の6次産業化プロデューサー(食Pro.)」のレベル6の認定(最高段位・現在国内1人)を受けることができた。 ただ、ここまで来るには平たんな道のりではなかった。高知県という地方で、コンサルタントとして仕事を確保するためには、能力や実績を示し、存在を知ってもらう必要がある。「食Pro.」制度の誕生は、食品分野の職務能力の証明という意味では画期的な制度であった。

          私のこれまで、そしてこれから:人材の育成と食のネットワークで革新を起こす

          はじめまして、松田高政です。

          ◆食品ビジネス・6次産業化の専門家ですはじめまして、私は高知県内で商品企画から試作開発・販売促進まで、食関連のトータルプロデュースの仕事をしています。 また、月の半分は高知大学土佐FBC(フードビジネスクリエーター)という教育機関で、社会人向けに食品ビジネスの教育プログラムを提供しています。 専門分野は地域資源を活用した食品ビジネス・6次産業化で、得意な手法は、生産者だけでなく販売者・消費者を巻き込んだマーケットイン型の商品開発・販路開拓です。 参考:高知新聞で食プロと

          はじめまして、松田高政です。

          【全5回講座】コロナ禍で地方が輝く商品・経営戦略 ~第五回目~

          コロナ禍で地方の生産者たちがどう製品を作り、売り出していくのか? この講座では、食の6次産業化プロデューサーが丁寧に解説し、「食で稼ぐ」ために必要なノウハウ、実践方法をお伝えします。 いよいよ最終回・第五回目は、 「コロナ禍の中での経営戦略(将来ビジョンに向けた仮説と検証)」。 皆様が自信を持って商品やサービスを世の中に出すために、重要ないくつかのプロセスや考え方について解説いたします。 自分たちの地域にある資源や特徴をどう生かし、誰に届けるのか? それを考え、良い物を生

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          【全5回講座】コロナ禍で地方が輝く商品・経営戦略 ~第五…

          【全5回講座】コロナ禍で地方が輝く商品・経営戦略 ~第四回目~

          コロナ禍で地方の生産者たちがどう製品を作り、売り出していくのか? この講座では、食の6次産業化プロデューサーが丁寧に解説し、「食で稼ぐ」ために必要なノウハウ、実践方法をお伝えします。 第四回目は、 「現場フィードバックによる商品改善 ~岡林農園の飲むジュレの開発~」 現場の意見をどのように商品開発に取り入れていくのか? 9ヶ月で10万本を販売した商品の事例を解説しながら具体的な考え方や施策についてお伝えします。 第三回目の講座で、現場の意見を取り入れることが重要とお伝えし

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          【全5回講座】コロナ禍で地方が輝く商品・経営戦略 ~第四…