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はじめてクリスタルボウルを聴いた日

毎日note31日目。ついに一か月。
生まれて初めて、クリスタルボウルの演奏を聴いた。
なんという世界だ。

(奏者の坂口聡子さんのブログです。)
なによりびっくりしたのは、寝ながら聴くということ。
演奏をはじめます、というと、みんな、ヨガマットを敷いて、毛布をかぶって、横になっている。

へえええ、そういう世界があるのか~。とあっけにとられてわたしも横になった。

演奏が始まる。目を閉じると、真っ暗な低音が、身体にのしかかってきて、ものすごく怖くなった。怖い?恐怖?あれ?恐怖って何だろう。自分にとって怖いこと。暗闇の中にポンッと「家族と意思疎通が取れない」という概念のようなものが浮かんできた。よく意味が分からない。なんだろうと思った。しばらくすると、音を認識しなくなった。空間の中に音が流れているのではなく、音の中で寝ているような感じ。しばらくすると、意識がひゅっと戻ってきて、瞼の裏が急に明るくなり、わたしは日差しの入る窓際で寝ている。ここはどこだ。ぽかぽかしてきた。すると演奏は終わった。

そのあと、参加者ひとりひとりの感想をシェアする時間。いろんなものが見えたり感じたりしている。不思議だな。でも、当たり前か。同じものを見ても、感じ方なんて違って当然。それぞれが、受け取りたくて、聴きに来た。ほしいものを、持ち帰った。そういう感じかな。

などとぼんやり思っていたら、実家の母から電話がかかってきた。

そうそう、わたしも暗闇の中であなたのことを思いだしていたところです。と、うれしくなった。

演奏中に、ひゅっと浮かんだ窓際の景色は、ヘッダー画像みたいなかんじ。Photo by Orlova Maria on Unsplash


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目に触れられず流れていく宙ぶらりんなローカル情報を囃し立てて、自分の住む地域ってなんかいいな、誇らしいな、暮らしやすいな、と感じられる循環を作り出したいと思っています。(team OHAYASHI細川敦子)