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田舎でも、ギャラリーへいこう

長野県の佐久平駅浅間口にある「元麻布ギャラリー佐久平」へいくと、いつも素敵な出会いがある。
昨日は、開催中の小林一夫彫刻展へ。
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小林さんは、元高校の美術の先生で、たくさんの教え子に慕われていることは存じ上げていた。
去年は「小林一夫と増えた浮(ふ)ゆかいな仲間たち」という展覧会をご自宅でやられていて、(拝見できなかったのがほんとうに心残りなのですが)教え子以外にもいろんなひとを引き寄せる方なんだろうなあ、と。顔も知らないというのに、私の頭の中では「小林先生を囲んで、10人くらいが居間みたいなところでお酒を飲んでいるイメージ」が勝手にできあがっていた。

昨日は2日目だったので、まさか在廊されているとは思わず、お会いできたのはうれしいおどろきでした。

話は変わるけれど、長野県の信濃毎日新聞の週刊さくだいらというタブロイドで、県の美術展で特選入賞した小中学生にインタビューする仕事を6年くらいやっていた。そこで魅力的な美術の先生や、図工を教える先生にたくさんお会いした。

頭の中の世界をひろげることも、それを具現することも、勇気がいることだ。わたしは子どもの頃、それが苦手だった。

頭の中の世界を広げていいよ、こうやって広げるよ、思い切って形にしてみていいよ、形にならなくてもいいよ、と、もっと寄り添ってほしかったのかなあ。いや、先生たちはちゃんとやっていて、わたしが受け取れきれなかったのかもしれないけれど。

わたしは芸術と向き合ってきた人間ではないけれど、気持ちを傾けてきたものがある方たちに、一方的に熱い思いをもっている。同じところには立てないけれど、作品を拝見して、受け取る気持ちをぐっと集中させて、なにか感じたりするのは気持ち良いことだ。

元麻布ギャラリー佐久平って不思議な名前だけど、東横インのグループ会社「株式会社東横イン元麻布ギャラリー」が運営しているギャラリーなんです。日本には、元麻布、甲府、佐久平、平塚の4か所にあります。
毎日note62日目。

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