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2023年カレンダー新作展示会レポ

先日、暦文協(日本カレンダー暦新文化振興協会)から「カレンダーの新作展示会があるよ」という報をもらったので行ってきました。
そのレポートです!

開催概要
2023年版JCALカレンダー新作展示会
開催日:4月13日〜4月14日 入場無料
主催:JCAL(全国カレンダー出版共同組合連合会)
会場:北とぴあ(東京都北区王子)
同時開催:暦文協ミニフォーラム

株式会社トーダン Twitterより

カレンダーの新作展示会なんてあるんですね〜!

入口〜会場の様子はこんなかんじでした(撮影・掲載許可をいただきました)。

カレンダーを制作している会社さんは(専門・非専門問わず)ものすごくたくさんあるのですが、今回はJCALというカレンダー団体の団体登録企業のカレンダーの展示会です。
主に名入れカレンダーの展示になります。

名入れカレンダーの歴史


常々「暦」に含まれる要素が多過ぎて好きという話をしているのですが、カレンダー業界というのも同様で、元々江戸時代に武家や商家が新年の贈り物に使ったのが我々がよく見る一般的なカレンダーの始まりだとか。

この江戸時代のカレンダーの贈り物は、綺麗な絵が描かれていたりするので、別ルートだと年賀状の始まりとも言われています。

もう一方のルートは、いわゆる「名入れカレンダー」のルーツになるようです。
月めくりのカレンダーで、下部に企業の名前が入っていて、年末年始にいただいたりするアレですね。

この「名入れカレンダー」の広告宣伝効果や、それに付随するカレンダー制作ビジネスはけっこうな規模のようで、新作展示会が開かれることからもそれが伺えます。
私も会社員時代によく「ここにあるから好きなの持っていってねー」と段ボールにぎっしり詰まったカレンダーからデスクや自宅で使うものをもらっていったものです…!

一年間お茶の間やデスクに置くものですから、「会社の名前を記憶してもらおう」というときにけっこう重要な役割を果たすのですね。


展示会でも、贈る方に喜んでもらえるように写真が美しいもの、便利な情報が載ったもの、卓上のもの、手帳系…さまざまなカレンダーが展示されておりました。
普段何気なく使っているカレンダーですが、集まっているのを見ると改めてその種類の多さに驚きます。

▲トーダンさんのTwitterで会場の様子をちらり…

気になったカレンダーは、やはり二十四節気が書いてあったり、月の満ち欠けが書いてあるものでしょうか。
それぞれに日にレシピが付随してるようなものも面白かったです!
特定の日に絵柄が入っていたり、より情報量が多いものが個人的には好きですね…!

企画展示として南米のカレンダーなども飾ってありました!
海外のカレンダーを見るのはとても楽しいです。
ぱっと見ではよくある月表なんですが、
祝日などの記載が違ったりとかして楽しい。
デザインも日本では見かけないものだったり。


一般の方も入場無料で参加できるものだったので、
機会があれば来年いかがでしょうか。

これだけのカレンダーが一度に会するのは、
カレンダー売り場でもなかなかないような気がしますし
何より「好きに中身を見ていい」というのが熱かったです!

明日はそのあたりのお話をしたいと思います。
▶︎記事にしました!

同時開催のミニフォーラム、「ポストコロナ カレンダーの行方、未来」のレポはこちらです。


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