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ロンドン・自然史博物館にハイシーズンに行った話

先日、ロンドン・サウスケンジントンの自然史博物館に行って来ました。本当は朝イチで行く予定だったのですが、前日にベビーカーが壊れてしまうというアクシデントがあり、新しいベビーカーを買いに行ったりする必要があり結局博物館に着いたのはお昼過ぎの1時。肝心の子供は移動中に寝てしまい、中のものをほとんど見ることはできませんでした。

月曜日でしたが、8月の観光シーズン真っ盛り、とても多くの人で混雑していました。前回、1月に科学博物館に行った時は子供を自由に歩かせることができたので、今回もそんな感じでできるといいなぁと思っていたのですが、2歳児を歩かせるにはちょっとなぁ、と思うほどの混雑ぶりでした。展示物をゆっくり鑑賞するのも難しく、ベビーカーを押して人混みの中を歩くのもなかなかに大変でした。

ただ、鉱石類のコーナーなどは見ることができなかったのですが、鳥類、哺乳類のコーナーは大人が見てもとても面白かったです。ダチョウってこんな大きいんだとか、シロナガスクジラって本当にこんなに大きいの?といった驚きがたくさんありました。また、正面のヒンツェ・ホールは歴史ある建物で、雰囲気がとても素敵でした。天井に描かれている絵は、自然史博物館がオープンした 1881 年当時の天井画が残されているそうです。遠目から見てもとても綺麗でした。(Google Arts and Culture で拡大して見ることもできます。) 日本語のウィキペディアの記事に未だ載っているディプロドクスのレプリカは、2017 年にシロナガスクジラに置き換えられた後イギリス中をレンタルして周り、2022 年に一度自然史博物館に戻ったのちに 2023 年現在はコベントリーにある博物館に貸し出されているみたいです。
(Diplodocus = διπλός 'double' + δοκός 'beam': 'double-beam を持つもの' という意味) 

恐竜コーナーも前評判が高かったので行ってみたのですが、これは福井県にある恐竜博物館の方が充実しているかな、といった感じでした。いずれにせよ、2才児にはまだちょっと早いかなといった印象でした。

最近クラウドファンディングを行なったことで話題になった東京の国立科学博物館の標本数が452万点なのに対して、ロンドンの自然史博物館は標本数8000万点(!)なのでどれだけ展示が充実してるのだろう、と期待を胸に膨らませていたのですが、一般に公開しているものはごくごく限られている様子で、国立科学博物館 (2万5,000点) よりもひょっとしたら少ないのかも、とも思ってしまいました。約何点が展示されているのか検索しても出てこなかったので真偽のほどはわかりませんが。

あまりに人が多かったので、1時間半くらいで退散することに。今度はオフシーズンの時に、朝イチで来ようと思います。

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