あさのかおり

3人の子どもを育てながら経営する会社ではスタッフたちに育てられています。

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最近の記事

イタリア人のように生きたい

年末年始、わたしでは到底抱えきれないようなことがいくつかありました。少し前までのわたしならすぐに飲み込まれてしまったり周りを気にしてしまったり考えすぎてしまったりした気がします。 しかしこの数年、イタリア人のように生きたいと強めに思うことが多くて、自分の中に線が引かれるような感覚があります。 まあ本当にイタリア人がみんな楽観的ではないでしょうが、イメージですけどね、イメージ。 そこそこ自分に何かが起きても受け入れて生きてきたつもりだけど、49歳という年齢や立ち位置的に自分

    • 親14年。そろそろ親としてのスタイルを変えてもいい時期じゃないのか

      高校には行かないと言い出して1年。 本当か嘘か気まぐれか。 何も言わずにそのままフツーに高校行って大学に行けば母さんは何も考えなくてもよくて楽だと思うのだけど、少しだけその言葉でホッとした。 高校に進学しなければその後どんな風に生きていくのかを話す機会ができたし、母さんや父さんがあなたの側でずっと養っていくわけではないということも話せた。 自分と照らし合わせることしかできないのが子育てだけど、その分いろんな人と生きてきた過程を話す機会もたくさん作ることができた。 わた

      • 年上の振る舞い方がわからない49歳

        好きなブランドがあって、その昔取り扱いしたくてお願いしに上がった経営者がいた。 ちょうど20歳年上だったと思う。 似た境遇の人生の先輩が見当たらなかったわたしに年齢差もあってかいつも彼女の話はわたしに突き刺さった。 支えられたり背中を押されたり子育て全盛期には唯一の相談相手であり目指すべき像だった。 それが 最近あの時を思い出して違和感を覚えた。 それまでははっきりと目指すべき像だったはずなのに、彼女が60を超え始めた頃突然「終えること」を最優先し始めたのだ。 息

        • 1月17日26年前のハタチの記録

          26年前の1月17日。 成人式の数日後、神戸のワンルームマンションで被災した。 16日の夜は冬なのにやたらと飲食店のゴキブリが目につく日だった。 前日から飲んだくれて、友人の始発を待つために朝方まで三宮にいたわたしは徒歩で元町の部屋に戻りシャワーを浴びていた。 水の音が掻き消されるほどの轟音が響き、頭を洗ってたわたしは驚き手を止めた。同時にガタガタガタとユニットバスがおかしな音を立て、身体が跳ね上がりバスタブの中であっちこっちシェイカーの中にいるように舞った。どのくらい身

        イタリア人のように生きたい

          反抗期子育てでつらかったあの時。救われたあの時。

          あっという間に子育てって通り過ぎていくなと思って、慌しかった頃には書き留めておけなかったことを備忘録的に書き残しておこう。 ・・・・・ 小学3年頃から突然怒りはじめたり、学校へ行かせるにもほとほと疲れるようになった。長女はわたしが29歳の時この世に誕生し、わたしたち夫婦のはじめての子。 はじめての子というのは、我々にとってすべてのはじめてを運んでくるのであります。 はじめての出産。はじめての寝返り。はじめての離乳食。はじめてのランドセル。はじめての反抗期。 その反抗

          反抗期子育てでつらかったあの時。救われたあの時。

          だれにネグレクトって言うてるんや。

          わが家の次女12歳の中学受験が終わった。いわゆる世間でいう中学受験とは違って地味に通り過ぎて行きました。 たぶん本人は本人なりにたくさん勉強もしただろうし、努力もしただろうし、我慢もしたのかもしれないけど、母から見たら【牡蠣と生物を食べせてもらえなかった】これが最大だったんじゃないかと思ってる。 塾も自分で探してきたし(言うても友だちと同じところ)志望校の情報も自分で一覧になった本に付箋つけて決めてた。 たくさん話はしたけど、親がやることはとにかく最小限で、そのせいなのか塾

          だれにネグレクトって言うてるんや。

          4年前に書いた娘12歳の思春期の母の心情

          また偉そうにパパにあたり散らしてる。 本番のバレンタイン用のガトーショコラに必要な生クリームを買い忘れたのは自分なのに。 上手くいかない。 気に入らない。 とにかく腹がたつ。 この正体不明の思春期怪獣は小学3年に突然始まり、今もなお前触れもなくやってくる。 金属をこすり合わせたあの嫌な音みたいな金切声で物にあたり、妹や弟に怒鳴り散らすのです。 こちらも冷静にと言い聞かせながらも、時にガマンを超え彼女の暴言に応戦。どれだけ憎んでいるんだろうと思うほどに睨みつけ

          4年前に書いた娘12歳の思春期の母の心情