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だれにネグレクトって言うてるんや。

わが家の次女12歳の中学受験が終わった。いわゆる世間でいう中学受験とは違って地味に通り過ぎて行きました。
たぶん本人は本人なりにたくさん勉強もしただろうし、努力もしただろうし、我慢もしたのかもしれないけど、母から見たら【牡蠣と生物を食べせてもらえなかった】これが最大だったんじゃないかと思ってる。

塾も自分で探してきたし(言うても友だちと同じところ)志望校の情報も自分で一覧になった本に付箋つけて決めてた。
たくさん話はしたけど、親がやることはとにかく最小限で、そのせいなのか塾の先生には「ネグレクトかと思いました」などと暴言を吐かれたりもして、一人前に傷ついて落ち込んでみたりもした(笑)

わたしがやらなくてはいけないのは選択肢を増やして彼女ができるだけ自分の意思で決められるように見守ることだと思っていたし、そもそもわたしは自分の受験の経験もなく、受験に対しての心意気も特になかったのだから、仕方ない。
人の人生は中学受験では決まらない。でも、すべての経験や身を置く場所で方向はどんどん変わっていくのだからできるだけわかった上で経験するのがいいんじゃないかとは思うんですよね。

かわいい制服が着たい!
女子校に行きたい!
ダンス部に入りたい!

わかりやすい動機と、お父さんからの「遠い場所はダメ」だけで受験校は決めた(そこはやめとけみたいなことは助言した)
中学生の大切な時間を通学に費やすのはもったいなすぎるから30分くらいで通学できる場所が望ましく、通ってみて高校からまた選び直すことだって考えればいい。そんな風にゆるーくわが家の中学受験は進んだ。

本人が難関校を選んだとしたら、それはそれで応援したとは思うし、それなりに親がやらなくてはならないことも違ったんじゃないかとも思うけど、小学校生活も楽しみながら中学受験ができたのはよかった。
受験した5つすべての試験に合格し、めでたくこの春からはかわいい制服で30分歩いて通学することになる。

あの試験当日に鉢巻きを絞めた塾講師たちの花道ハイタッチも要らなかったし、親が過干渉でいる必要もないと思うのだけど、そういう世の中も垣間見て、そういう人たちの中で今の子たちが生きていくということを知ることができてわたしなりにいい経験になったと思う。

果たして、わたしは教育ネグレクトな親だったんでしょうかね。
塾探しもしてないし、成績のチェックも最低限だったし、無関心に見えたのかもしれないけど、彼女が頼んできたことには応えたのだからよしとしよう。

とにかく本人と話すこと。
反対意見はきちんと理由も説明すること。
選択肢は提示すること。
本人が大切にしていることは大切に考えること。

冬休みもずっと朝から晩までよく勉強しました。試験が終わって牡蠣を食べすぎなんじゃないかと思うけど、まあそれは父親の甘やかしということで目をつぶりましょうね。


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