算数が苦手だと言う子にまずさせたいこと
みなさん、こんにちは!マスムネです(^∀^)
さて、今回の記事なんですけども、
題して『算数が苦手だという子に始めさせたいこと』をお伝えしたいと思います!
みなさんは算数、数学は得意ですか?苦手ですか?
お子さんの算数、数学はいかがですか?
算数、数学が得意だ!
という子どもたちは、クラス30人いたら、2,3人くらいだったりします。
算数、数学が好きだ!
という子どもたちは、もう少し増えて、5,6人といったところです。
算数、数学が苦手だな…、正直嫌いだな。
という子どもたちや大人のみなさんに、この記事が届けと思いながら、
この記事を書いていきます。
算数が苦手になる要因
算数や数学が他の科目と違うのが、
学習単元に連続性があるという点です。
例えば,理科であれば、生物、地学、化学、物理の4種類に単元を細かく区切ることができます。
割とその4種類の学問は、関係ないといっても差し支えないレベルで、分けて勉強することができるので、
自分の理科力を分けて見ることができます。
だから、化学は苦手だけど生物は好き!とか、
地学はあんまり得意じゃないけど、物理は得意!
など、
理科のすべてが無理…とはなりづらい構造になっています。
一方、数学は、小学1年生のたし算、引き算から始まり、そこから単元の切れ目を探すのはなかなか難しいです。
過去の単元がまったく関係ないという単元は少なく、むしろ過去の単元をどんどん深めていくのが数学の特徴なので、
一度、どこかの単元でつまずくと、
そこを克服しないと、その後の単元の理解が苦しくなります。
ほとんどの人が、どこかの単元でつまずきます。
それを克服していれば、問題ないですが、
克服しないままでいると、
算数難民、数学難民がたくさん生まれてしまいます…。
これが算数、数学が苦手になる要因です。
では、何から始めたら良いのか
では、算数が苦手な人に何から始めさせたら良いのか。
それは、『計算』です!
そりゃそうやろ。と思った方も、
もう少し読んでください。
もっと踏み込んだ話もするので。
結局のところ、算数・数学を学び進める上で、
つきまとうのは計算です。
算数、数学の何を学ぶにも、計算力がないと、
新しく学びたいことがスムーズに学べないです。
よって、学ばなくなる。
そして、苦手になる。
遠回りなようですが、
結局、『計算力』をつけることが、
算数、数学を切り拓く道です!
計算力=(正確さ)×(スピード)
計算力を身につけるというのは、
正確さを高めることと、
スピードを高めることの両方を指します。
正確にできるようになったら、
次に速くできるように練習する。
はっぱ?
64!
何も考えなくても答えが出せるレベルにすることが理想です。
考えるより先に手が動いてる感覚になるまで、
一つ一つの単元を鍛えたいです。
どこからやり直せばいい?
やるべきことは『計算』からだと分かったら、
次は、いつの計算からやり直せばいいのかって話ですね。
私は、よく授業でも、
『病気の治療』に例えますが、
病気を治すときの流れはこうですよね?
【治療的措置】
①症状が出る
②診断
③治療
④服薬
⑤治癒
これを算数、数学にあてはめると、
①症状が出る
太郎「ああ、なんか算数が苦手になってきたなぁ」
②診断
先生「あなたの苦手な原因は、小学校3年生の分数ですね。」
③治療
先生「分数というのは、まず1を基準に考えるんです。1を2つに分けたものを2分の1といいます。では、…」
と授業を受ける
④服薬
先生「では、今日の内容を克服するために、1日1回夕食後に、このワークに取り組んでくださいね!」
太郎「はい!」
(太郎、夕食後にコツコツワークに取り組む)
そして、1週間後。
⑤治癒
先生「では、確認テストしますね!」
太郎、確認テストで満点を取る。
(この調子で、苦手な原因を克服していく)
太郎「おれ、算数、イケるわ!」
このような手続きを踏めば、確実に算数は苦手ではなくなります。
むしろ、得意になってしまいます!笑
じゃあ、なぜ算数が苦手な人が減らないのか?
答えは簡単ですが、
①の症状が出てるのに、
②診断、③治療、④服薬をしていないからです。
そりゃ⑤の治癒にたどり着かないですよね。
その上で、マスムネが重要だと思うのが、
②の診断です!
もし、診断を間違えれば、
治療、服薬が無駄になりますよね。
ましてや症状が悪化するかもしれない。
インフルエンザなのに、
風邪の対応では効果は薄いですよね。
②の診断ツールですが、下に挙げているような、総復習ドリルなどが良いと思います。
下の問題集は、6年間の総復習ですが、
これを1年生のところからやり直してみて、どこでつまづくのか診断してみてください。
中高生を教えるマスムネが思う、長く数学を楽しむために気をつけておきたい算数の関門をお伝えします。
小学校低学年で気になるのは、
1年でいえば、くり上がり、くり下がり。
2年でいえば、九九が全部言えるか。
このあたりは、できるかどうかも大切ですが、
即答できるようにまで持っていってあげたいです。
ですから、復習ワークをしているときのタイムもはかっておいた方がいいです。
3年、4年は、多くの人にとっての関門になる、小数、分数が登場しますので、丁寧に診断していきたいところです。
つまづいたところが診断できたら、
各学年ごとの復習ワークで、治療、服薬をしていきましょう。
問題集選びですが、どれも正解だと思っていて、一番大切にするのは、やる本人がワクワクするかですね。
あと、苦手だから取り組むことが多いので、量は欲張らず、腹八分目が良いです。
下のワークは例ですが、
書店などで子どもと一緒に探しにいくのも良いですね!
最後に
今回は、
すでに症状が出ていて、
それに対する【治療的措置】をご紹介しました。
あとは、苦手にならないようにする
【予防的措置】もあります!
例えば、
少しだけ先のことを学習しておく(予習)
いろんな遊びをしてみる(感覚の養成)
算数は面白いものだと思わせる(先入観)
など、
このあたりはまた記事にできたらと思います。
では、多くの人の算数力が上がることを願っています。
最後までご精読ありがとうございました!!
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