人間である理由

鼓動する肉の機械。骨髄から精製された運搬用液、それらは神経回路の塊にエネルギーを与える。脳内を駆け巡る膨大な言葉たちから、一人、また一人、と呼び出して手を繋ぎ合わせる。神経回路から電気信号が発せられ、筋繊維が収縮伸展を繰り返す。止まる事なく電気信号が続き爆発のようにタブレットを肉で出来たマニピュレーターで叩く。

情報が止まらない。感情がまとまらない。

これらの気持ちに消化器の辺りが疼き、吐き気と言う電気信号が神経回路に戻ってくる。

認識しても治らない。

何をしている


俺たちはこの繊細な体で何をしている。

作ったのか?

直したのか?

治したのか

壊したのか?

今日、何をした。

そして、明日、何をする。

何をして明日、明後日、明明後日、一週間を過ごす。

何をして生きていく。

全ては神の導きによって


アーメン

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