見出し画像

ポジティブ思考を身につける5つの習慣

1.毎晩3つの良いことを書き出す

 ポジティブ心理学の研究によれば、〈『1週間・毎晩、うまくいったことを3つ書き出し、その理由も書く』というワークを行った参加者は幸福感が高まり抑うつ状態が軽減した〉
という結果が出ています。
毎晩、3つの良いことを書き出しましょう。ノートに手書きでも、スマホのメモアプリに入力でも、自分のやりやすい方法でかまいません。
書き出す内容は、今までの人生のこと、過去のこと、今日あった良いことなど、思い浮かんだものを書き出せばOKです。

例)青信号が続いた、電車のり継ぎがよかった、勉強したところがテストで出た、虹を2回も見た、運動して体重が〇㎏減った、練習を積み重ね部活で優勝した、仕事で成果が出て褒められたなど

「1週間継続」を目標の一区切りとして実行します。
1週間後、あなたのポジティブさが増しています。その自分の変化をぜひ実感してみてください。


2.感謝の気持ちを手紙に書いて渡す

1ヶ月に1回程度、他人に感謝の気持ちを手紙に書く習慣がある人は、それだけでいつもポジティブと考えられます。

この研究をもとに、おすすめしたい具体的なやり方は、イベントごとに感謝の手紙を添えた贈り物をすること。

イベントとは、たとえば母の日、父の日、敬老の日、家族の誕生日、友人・上司・部下の誕生日などです。

ちょうど1〜2ヶ月に1回ペースで、不自然ではなく感謝の手紙を書く習慣を持てるはずです。

3.ポジティブ力の強い5種類の言葉を口癖にする 

人間の脳には、
「自分がしたこと・言ったことを肯定したい」
というはたらきがあります。後からつじつまを合わせようとするのです。

たとえば「わかる、わかる」と言えば、脳はわかろうとします。「できる」と言えば、できようとします。

この仕組みを利用して、先にポジティブな言葉を発し、(良い意味で)脳をだまそうという作戦です。

「ポジティブな気持ちじゃないのに嘘をつけない、思っていないのに言えない」
という方も、ここは“そういう作戦”と割り切って、やってみましょう。

4.笑う


嘘笑いでも、笑顔をつくると、ポジティブになることが判明しています。

ある研究では、
〈ストレスの多い仕事をしながら微笑みをつくったグループは、そうでないグループよりも心拍数が低くストレスを感じにくい〉
とわかっています。

ポジティブになるためには、作り笑いでもよいので、まずは“顔の表情を笑顔の形にすること”が役立ちます。

具体的には、自分にとってストレスの多いこと(仕事など)をするときほど口角を上げ、形だけでも微笑みの表情にしておきましょう。ストレスからの回復が早くなります。

さらに、本気で大笑いできればポジティブ効果は強くなります。暇つぶしに動画を観るならお笑い系にするなど、笑う頻度を増やす工夫をしましょう。

5.ポジティブな人と過ごす


ポジティブになりたい人がやってはいけないのは、ネガティブな人とずっと一緒にいることです。

なぜなら、ポジティブもネガティブも伝染するためです。

私たちの脳には「ミラーニューロン」という神経細胞があり、視覚から入った他者の様子を真似するようにはたらきます。私たちが共感や感情移入をするのは、ミラーニューロンによるものといわれます。

ある研究では、
〈被験者の26%が、ストレスを感じている人を見ただけで、自身のコルチゾール(ストレスホルモン)のレベルが高まった〉
というデータが出ています。

ポジティブになるためには、ネガティブな人よりもポジティブな人と一緒にいる時間を増やすことが重要です。

●まとめ

生まれ持った性質や脳の作りは変えられないかもしれませんが、習慣はかならず変えられます。まずはそのことを改めて認識してください。
ぜひ自信を持って、ポジティブに充実した日々を楽しんでください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?