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【美術館の名作椅子#08】東京藝術大学大学美術館
東京藝術大学大学美術館
設計:東京藝術大学施設課 + 六角鬼丈 基本設計
開館:1999年
・AIR FRAME 3001 Bench
![](https://assets.st-note.com/img/1718287586808-RAXqqYL8fr.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718288017228-bbxhCyP1To.jpg?width=800)
デザイナー:デヴィッド・チッパーフィールド
発表:1992年
メーカー:ixc.
価格:¥300,000前後(張地により変動)(2024年5月現在)
シンプルで主張せずに場に馴染むので、多くの美術館・博物館で用いられているベンチ。
東京国立近代美術館などにも置かれている。
・CAMPUS Chair
![](https://assets.st-note.com/img/1718288070042-DJ4VGUPVPZ.jpg?width=800)
デザイナー:ピーター・ヨルトローレンツェン&ヨハネス・フォーサム
発表:1992年
メーカー:LAMMHULTS
価格:¥53,900(2024年5月現在)
あまり馴染みのないメーカーかもしれないが北欧ではかなりメジャー。
この椅子も生産量100万脚に達するそうだ。
座り心地や見た目は、まあ普通。
むしろそれが売りなのだろう。
隠れた名作椅子といったところだろうか。
・ANT Chair
![](https://assets.st-note.com/img/1718288913792-6SvOZd3y13.jpg?width=800)
デザイナー:アルネ・ヤコブセン
発表:1952年
メーカー:FRITZ HANSEN
クリアラッカー仕上げ ¥81,180
ラッカー仕上げ ¥56,980(共に2024年5月現在)
別名アリンコチェア。
この椅子も多くの美術館で用いられている。
ここでは美術館1階にある食堂用の椅子として大量に使われている。
クリアラッカー仕上げとラッカー仕上げが混在している。
![](https://assets.st-note.com/img/1718289188794-YI70MLYJ8d.png?width=800)
・Side Chair
![](https://assets.st-note.com/img/1718289375266-M1vhCWI8r7.jpg?width=800)
デザイナー:ハリー・ベルトイア
発表:1952年
メーカー:Knoll
価格:フルカバー付¥420,200(2024年5月現在)
東京国立近代美術館などにも多数置かれる名作チェア。
ここでは美術館2階にあるミュージアムカフェの椅子として使われている。
ちなみにここのカフェはホテルオークラ直営。
ほぼ同時期のイームズにもワイヤーチェアがあるが、それとはまた違う雰囲気。
・(Water Block -PRISM)
![](https://assets.st-note.com/img/1718290254337-lh3N6KIxgg.jpg?width=800)
Water Block -PRISM
デザイナー:吉岡 徳仁
発表:2017年
美術館1階にあるガラスのベンチ。
吉岡徳仁のものだと思うのだが確証の持てるソースが見つからず。
参考までに。
東京藝術大学大学美術館はせっかく東京藝大の敷地内にあるのだから、その恩恵を最大限に活かして卒業生の作品で固めた方が良いのでは。
せっかく優秀な方々が多く活躍しているのに、他所でも採用されている名作椅子を中途半端に採用するだけではなんだかもったいない。
東京藝大が採用することで意味が生まれる、東京藝大にしかできない選定を期待したい。
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