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【美術展2024#18】第27回岡本太郎現代芸術賞展(TARO賞)@川崎市岡本太郎美術館

会期:2024年2月17日(土)〜4月14日(日)

時代に先駆けて、たえず新たな挑戦を続けてきた岡本太郎。
岡本太郎現代芸術賞は、岡本の精神を継承し、自由な視点と発想で、現代社会に鋭いメッセージを突きつける作家を顕彰するべく設立されました。

今年で27回目を迎える本賞では、621点の応募があり、創造性あふれる22組の作家が入選を果たしました。
21世紀における芸術の新しい可能性を探る、意欲的な作品をご覧ください。

川崎市岡本太郎美術館

岡本太郎のDNAを現代に甦らせたような熱い作品群。
特に大賞の作品は狂気すら感じるほどの圧を感じた。

  岡本敏子賞 三角 瞳      岡本太郎賞 つん     
「今日も「あなぐまち」で生きていく」 岡本太郎賞  つん
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個人的には、「遅い」ことに美学を見出し「遅イズム」を提唱する「遅博2024 ー人類の進歩と遅延ー」という作品内の「遅四グランプリ」という一番遅いミニ四駆を決めるレースと、そのレース用に遅チューンを施したミニ四駆群にシビれた。

「遅博2024 ー人類の進歩と遅延ー」
遅チューンを施したミニ四駆群
悪ノリが過ぎる 嫌いではない(むしろ好き)


「ハッピーモンスター」 横岑 竜之
「Anomalies poétiques/詩的異常」 フロリアン・ガデン
「無名」(部分) 小山 恭史


全体的に自分の世界観に徹底的にのめり込んでいる作品が多かった。
まあ元々そういうコンセプトの賞なのだが。

文脈とか無視して(いや、実際はそんなことはないのだろうが)、ごちゃごちゃ細えことはいいんだよ俺はこれがやりてえんだよとメーターを振り切り、そして徹底的にやり切ってしまった泥くさい熱量が会場中に充満しているのが心地よかった。


常設展
私は岡本太郎の平面作品より立体作品の方が好きだ
実際に座れる椅子 座り心地はよくない、というかそんなの関係ねえ
また来てね〜と言われているようだ


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