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小学生のオンライン学習

学習塾に通う兄は、オンラインコンテンツで学びを継続している。メインは録画された授業動画の配信で、付随してzoomを利用したライブ授業と質疑応答が行われている。緊急的に授業動画が配信されるようになり、その後は徐々にコンテンツが増えている状況だ。生徒の生活スタイルに合うものを選べるよう、選択肢を増やしてくれるのはありがたい。しかし、すべてを享受しようとすると、1日中タブレットの前にいる生活になってしまう。ステイホームだからといって、コンテンツ過多も考えものだなと思いながら、兄に合いそうなものだけを選んで参加している。

YouTubeに慣れ親しんでいるためか、70分の授業動画を視聴すること自体は難儀ではないようだ。ただ、先生の話が長かったり、授業の展開が遅かったりすると確実に飽きる。動画だからとわざとテンポを落としている先生もいて、集中力を奪われた兄は、次第に勉強を億劫に感じるようになった。

自習の限界を感じ始めたところに登場したのがzoomである。先生への質問コンテンツとして、双方向の学びができるようになった。他の生徒の質問に耳を傾けたり、自分の質問を先生にぶつけて会話のやりとりができることは、兄の学習意欲を呼び戻した。

オンライン学習のメリットは、コミュニケーションができることだと実感。小学生では学習指導要領を自学自習でカバーすることは難しいだろう。普段であれば学校に集い、クラスや学年、縦割りなどさまざまな単位での活動を通じて習得すべきことが今はできない。直近の対応は難しいだろうが、学習のメインストリートだけでもオンライン化を進めてもらえないだろうか。但し、タブレット中毒に貶めない程度に、というのは、今後のために心に留めておこう。

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