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割り箸鉄砲、大成功!

最近、弟は鉄砲にハマっている。なぜだ。兄はフォートナイトはやらないし、夫がひいきにしているゼルダは剣と弓しか使わない。「どうして最近、鉄砲が好きなの?」と弟に尋ねると、「わかんないけど、とおくにとぶのがたのしいんだよ」とのこと。リビングの壁には、的が4つも貼り出されている。暇さえあれば輪ゴムを指にかけ、的当てを楽しむ弟。絵本を眺めて、輪ゴムを飛ばす。食事を終えて、輪ゴムを飛ばす。私はダーツはやらないが、ダーツ好きの感覚と似ているのだろうか。カクテル飲んで、ダーツして、みたいな。弟がしていることは、実はしゃれた暇つぶしなのかもしれない。

今日の東京は37度。暑すぎる。日差しが痛い。洗濯物も2時間ほどでカラッカラ。外へ出るのはいろいろ危険なので、室内で何か工作でもやるかと調べていると、割り箸鉄砲のレシピを発見。おお、こんなに良いものがあることをすっかり忘れていた。昔は子どもまつりなどでよく作って遊んだものだ。


材料は、割り箸3膳、輪ゴム6本、ハサミだけ。今、家にあるもので十分できる。早速作り始めた。弟は輪ゴムをうまく固定できなかったので、手伝わせながら作る様子を見せる。兄は動画を見ながら自分で組み立てた。大人はサクサクできてしまうので、製作時間は15分くらいだろう。意外と早く終わってしまったなと思ったが、その後、弟はずーっと遊んでくれた。壁に貼った的では飽き足らず、消しゴムやトイレットペーパーの芯を並べて射的のようにしたり、天井に当てて「ロケット発射!」と盛り上がったり、かなりの気に入りよう。午後中これで遊んでくれたので、母的には大成功だ。

割り箸鉄砲は歴史が長いだけに、連射機能をつけたり、芸術的な見た目にしたり、割り箸という身近な材料で、よくここまでバリエーションが出るなと感心しきるほどレシピがある。昔から連綿と続くクリエイティビティに拍手。これはワクワクする。違う形も作りたい。

ワクワクすると言えば、レシピ検索の際、私が子どものころに教育テレビで活躍されていた『わくわくさん』が、YouTubeチャンネルを開設していることに気づいた(1年前に。情報に疎くてすみません)。ついにわくわくさんもユーチューバーか。おどろいた。でも、令和の世に割り箸鉄砲で存分に楽しめるように、工作の本質的なおもしろさは時代を選ばない。わくわくさんの素晴らしい工作の腕前を、子どもたちにも共有しようと思う。


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