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明日から夏休み、母はどっと疲れた

今日、会話を交わした母たちは、揃って元気がなかった。午前の緊急地震速報に驚き、過去最多の感染者数にがっかりし、午後の登園で配られた2学期の保育日程が、まだまだ分散登園仕様であることに魂が抜けた。

私も同じだった。何せタイミングが悪い。子どもたちは明日から夏休み。明日からまた、家族全員が24時間、ひとつ屋根の下にいることになる。常時、聖徳太子状態の日々がまたやって来るのだ。なぜ、兄が話し始めると、弟も話し始めるのだろう。ひとりずつ順番に話してくれたらいいだけなのに。夫と話している最中に2人が割り込んでくると、3つのネタが同時に脳内をめぐってパンクしそうになる。そんな毎日の再開を見計って、どっと疲れることばかりが続くもんだから、心がお疲れモードになるのも仕方がない。

この2か月、感染者をひとりも出すことなく、登校・登園を続けられたことには感謝しかない。学校や幼稚園の先生方のご苦労は、いかほどのものだっただろうと想像する。もし、3月から登校も登園もできずに夏を迎えていたら、子ども大人も参っていたに違いない。家の中の活動を充実させ、できるだけこの状況を楽しんでいこうとプランニングしていたつもりだ。それでも、常に意識するコロナの存在、自らに課す行動制限などで、生活の窮屈さを感じずにはいられなかった。登校・登園が始まってからの子どもたちは、見違えるようにいきいきとしている。自由な社会生活は、精神衛生にも多大な影響を及ぼしている。どんなに好きなものに囲まれていても、家の中だけでは満足のいく成長はできないだろう。

そんなことを思いながら、どよんとした気持ちを宥められたのかられないのか。それでも明日は来る。兄には「明日、僕のお昼ご飯忘れないでよ!」と3回も念を押された。夏休み、がんばります…。



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