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共感性羞恥は羞恥ではない。あなたは共感する力が豊かな人なのだ。

先日こちらのnoteでHSPについて書きましたが、それと関連する気がすると思って、共感性羞恥について書きたいと思います。

共感性羞恥とは「人がが怒られたり恥をかくような場面を見た時に、まるで自分が怒られたり恥をかいているように感じてしまう事」を言います。

実際に自分がそこにいなくても、例えばテレビ番組やマンガなどで非難されたり場が凍るような状態にいたたまれなくなる事あります。

数年前にテレビ朝日の番組「マツコ&有吉の怒り新党」で紹介されていて

視聴者からのお怒りメール「もうすぐ恥をかきそうな ドラマのシーンが見られない」についてトーク。マツコはこの感覚が分かるとし、辛いドキュメンタリーも見ることができないと明かした。専門家によるとこの心理現象は共感性羞恥といい、あたかも自分の失敗のように感じるもので例として学園ドラマの「授業中の居眠り」や「裸の大将」の主人公の失敗などが挙げられる。10~80代男女の500人アンケートでは経験ありが10.4%だった。マツコは2時間ドラマが見られず、ダンサー・イン・ザ・ダークは飛ばしまくってみていると話した。

とてもわかる。と、これまた共感したわけです。

テレビを見るのが好きなのですが、割と共感性羞恥を感じるシーンになるとほとんどの場合、チャンネルを変えるか画面から目を逸らしてしまいます。

これを書いている今もTBSで放送されている「ニンゲン観察バラエティモニタリング」は十数秒の番組告知も見ているだけでも恥ずかしくなります。芸能人が変装して一般の人を驚かす企画が多くて、そういうのが耐えられないのです。

私はいわゆるドッキリ番組のたぐいが苦手なんです。特に恥ずかしいと思うシチュエーションとして例を挙げると「罰ゲームを受ける人が命令されて、人がたくさん通る大きな道で急に歌いだしたりダンスを始めたりする感じ」のものです。それを撮影しているカメラは離れた所にいるので、罰ゲームを受けている人の周りにはカメラがない状態です。すると通行人が怪訝な表情でその人を見たり苦笑したりという雰囲気に包まれる、そういうの本当に辛いです(これを書いている時も映像が浮かんできて脊髄付近がゾワゾワします)

でも人が恥ずかしいとか辛いとかそういう気持ちを強く感じられるからこそ、私は今こうして自助グループをやっているのかなと思っています。

苦難の人生を生き抜くための道筋として、事故の内面を表出し、思いを他者と共有していく営みがあります。人間などの高等動物の脳には「ミラーニューロン」という神経細胞が備わっているといいます。ミラーニューロンは、他人がしていることを見て(鏡が反射するように)我がことのように感じる、つまり共感する能力を司る細胞で、人間ではとりわけその数が多いそうです。人類が社会を築き、現在のような人類になり得たのには、このミラーニューロンによる「共感力」が重要な役割を果たしました。表現を通じて他者と共感し、そこから幸せを感じるというのは、人間にとって根源的なこころの働きだといえるでしょう。

『別冊 NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』
宗教の章『火の鳥 鳳凰編』釈 徹宗

共感性羞恥を強く感じる時、心がとても動揺して耐えられない時があります。でもそれは共感する力を強く持っているという事ですし、もっと誇らしく思っても良いのではないでしょうか。昨年読んだ本の中に上記の箇所があり、私はそう感じました。

「共感性羞恥」はどうしても羞恥という嫌な感情の所に引っ張られてしまいがちですが、冷静に考えてみれば実際に自分が人に卑下されたわけではないんですよね。

相手に共感しつつも、少しだけ自分と他人の境界をくっきりさせると良いかもしれないので、そのあたりをうまく自分で調整できれば、羞恥に心を乱される事なく冷静に共感できるかもしれません。

「共感性羞恥は羞恥ではありません。あなたは共感する力が豊かな人なんです」それを最後に伝えたいと思います。

※コメント欄などに皆さんの「共感性羞恥」エピソードを書いていただけると嬉しいです。

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