鱒子 哉

空想の切れ端。 あまりここには顔を出さないかもしれません。Twitterにいますので。 小説→https://estar.jp/_crea_u?c=U2FsdGVkX18xXOTc5MDkyNtzrpX3wrDxSxXROBlMRxXXBZc1

Stand Still (習作)

目がぐるぐるしている。多分飲酒のせいだ。  帰路ではそんなことはなかったのに、家に着くとそれは余計にひどく感じられた。  惰性でベランダに出る。もう一度夜気にあた...

日記⑨(2019.10.26)

先週、のことだったと思う。ぼくと父と叔母夫婦と祖母の五人で茨城のバスツアーに行った。最近のことに薄められつつある記憶を思い出しながら書いてみようと思う。  天気...

浮遊する舞台(三人称)

男の部屋には、ひとつの小さな出窓があった。男は、諦めを糧に小説家を夢見ていた。  昏い部屋で、電気をつけるのも忘れて、月明かりで目をこらしながらちょうど一節、切...

浮遊する舞台(一人称)

殴るようにして書いていた所為か、想定していたよりもずっと早くペンのインクが尽きてしまった。ただタイミングは良く、ちょうど次は一行空けるような切れ目だった。  キ...

日記⑧(2019.09.10)

集合は20:45だった。  前日に決めていた焼き肉屋へ行き、九割ほど腹を満たして夜パフェ専門店でいささか大きすぎる――少なくともその時の胃事情を鑑みるとその言い方は...

八月につくった詩

それについてのイメージと反応は おおむね二パターンに分けられる 一つは浮かれるもの ここぞとばかりにその身を軽くして まるでそうであることが 自然かのように もう一つ...