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その⑰ 〜レゾンデートルとセットリスト〜 京都の食堂・居酒屋「風景」のマスターを助けたい! マスターの隠れ家計画

おはようございます。
学生時代、「GLAYとラルクどっちが好き?」
と聞かれて、「え?SOPHIA♪」と答えていた西岡です。
もちろん、どちらも大好きです♬


初めて読まれる方はお手数ですがこちらから読んでください。


時間がない方へ簡単に説明

京都の錦商店街近くで飲食店「風景」を営む松田正弘さん、通称マスターが、新型コロナウイルスの影響で窮地に立たされている。
そんなマスターを助けるために、「マスターの隠れ家計画」と題して、マスターを救うために、このプロジェクトを立ち上げました。
ただお金を支援してもらうだけでは忍びないとのマスターの意向をくみ、形に残るものを作成するために、マスターの趣味であり特技である文章を書く力をお金に変えるべく試行錯誤しております。
このnoteを使ったweb媒体での販売と、マスターの夢でもある、本を出版するという紙媒体での販売に向けて、慣れない作業に奮闘中です。


さて、昨日はマスターから一つの作品が送られてきました。

存在理由

というタイトルの作品。
こちらは、2010年「週刊Gallop エッセー大賞」で、グランプリを受賞した作品です。

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(なんだ、また競馬の話か…)と思ったあなた、私もです笑
でも読んでる途中にその思いが吹き飛びました。
最後は涙が零れました。

私はあまり本を読んだり、映画を観たりで涙を流すことはないのですが、数少ない泣いた作品の共通点が、

期待をいい意味で大きく裏切られたとき

でしょうか?
読んでる途中、見ている途中に、
(こんな感じで終わるんだろうな)と、思っていた結末にすらいかなかった作品は記憶にすら残らないでしょう。
その通りに終わった作品は、満足ですが、涙は出ない。

しかし期待をいい意味で裏切った作品は、思わず涙が零れます。
※私の過去涙を流した作品は、
「いま、会いにゆきます」
「ONE PIECE(アラバスタ編)」
「十二国記」
パッと思いついたのはこちらです。

今回のマスターの「存在理由」もその一つにあげられます。

梅田智之調教師との出会い(←これだけで競馬ファンは感動モノ!)
細江純子元騎手とレゾンデートルの話
そこからマスターの娘さん季(とき)ちゃんの話へ

(ああ、最後はこんな感じやろうな)、と思う私の陳腐な想像力のさらに上をいく季ちゃんの行動に涙が零れました。


さて、ここでまた問題が、というより課題が生まれる。

マスターはこの作品がいちばん好きで、いちばん大切な作品。
好きすぎて、以前のものに原稿用紙4枚分加筆してしまうほど笑
そして、この作品を、今度出版する予定の本のいちばん最初に持ってきたいとのこと。

しかし、この提案に私は少し違和感を覚えてしまう。
たしかに素晴らしい作品、購入してくださった皆さんに読んでいただきたい。(買ったはいいが、最後まで読まない人もいるかもしれない)
後から続く作品を全て読んでもらうためにも、最初のつかみが大事。
なのは重々わかっているんだが、私個人の意見としては、この作品を、本のど真ん中に持ってきたい。曲でいうサビの部分。

「存在理由」を読み終わった後、しばらく放心状態で、何も手につかなくなった。もし同じ体験をする人がいるなら、次に続く作品はこころに残らなくなるんじゃないだろうか?という懸念。どうしよう…

最終的に決めるのはマスターだ。
私はずぶの素人で本なんて作ったことがない人間なので、決める権利はない。でも、とりあえず思いは伝えておいた。

マスターは音楽もめっちゃ好きで詳しい。特にビートルズは店にも写真やポスターを飾るほど。風景はそんなおしゃれな店。
でもビートルズに詳しくない私は、マスターとの共通点をさがして、こう提案してみた。
この「存在理由」は、GLAYでいう「HOWEVER」みたいな作品ですよ?
もしアルバムを出すときに、1曲目にHOWEVER入れますか?
最初は、「グロリアス」「サバイバル」みたいな曲でいった方がいいんじゃないですか?最後はやっぱり「奇跡の果てに」で締めたいなぁ…
なんて思って、実際どうだったのか調べてみると、

この感覚すげぇ!と自画自賛。
488万枚売り上げたベストアルムですから、私の心にも深く刻まれているんでしょう。そのくらい曲順は大事!

アーティストも、シングルの時以上にアルバムの製作には思いを込めていると聞いたことがあります。
コブクロの小渕くんは、自分の恩師が自分たちの曲をiPod shuffleで聞いてるといわれてショックだったそうです笑ネタでしょうが。


話を本に戻しましょう。
とりあえず、あと一つ残っているマスターの作品が送られてきてから、すべての作品が揃う。そこで改めてそれぞれで順番を考えてみましょうと提案しておきました。この最後の作品も長大作だそう。これが入るとまた順番も変わってくるだろう。


ここで皆さんにお詫びを。
5月中旬発売予定のマスターの本ですが、おそらく(というか絶対に)発売日が延期になります。お互い中途半端なものを出したくないですし、一切の妥協を許さず、納得のいく作品に仕上げて皆さんのお手元へ届けたいと思います。と言っても、前回言ったように、「鉄は熱いうちに打て」なので、5月中には発売できるように頑張ります!

今朝も、また新たなアイデアが生まれ、マスターはそれを採用してくれました♪これでまた私の仕事が増えました…自業自得笑
その話は次回また。お楽しみに♪


過去の記事一覧

その① ~マスターを助けたい!~

その② ~私は大きな勘違いをしていた~

その③ ~タイトル命名の話~

その④ 〜家庭用プリンターで本を作ってみた〜

その⑤ ~マスターの書く文章~

その⑥ ~風に揺れるタオル~ ←おすすめ☆

その⑦ 〜動きはじめの一歩、それは大きな一歩、そして大事な一歩〜

その⑧ 〜本のタイトルが決まった!〜

その⑨ 〜横風が吹いた!しかしその風に乗ってみよう!〜

その⑩ 〜風よ吹け!もっと吹け!〜 ←小冊子の購入はこちら

その⑪ 〜神風が吹いた!〜

その⑫ 〜本のサンプルが届いた!思ったよりも…〜

その⑬ 〜マスターのこだわり〜

その⑭ 〜カッコいい女性(ひと)〜

その⑮ 〜下を向いて歩こう〜 ←有料です

その⑯ 〜鉄は熱いうちに打て!スピード感が大事〜

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