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その㉞〜最終回、旅人は答えた 「終わりなどはないさ 終わらせることはできるけど」〜 京都の食堂・居酒屋「風景」のマスターを助けたい! マスターの隠れ家計画

こんにちは。途中まで面白かったドラマの最終回がいまいちだった時のやるせなさを、どうしていいかわからない西岡です。
※タイトルのフレーズはポルノグラフィティの「アゲハ蝶」


初めての方に、ここまでの経緯を簡単に説明

京都の錦商店街近くで飲食店風景を営む松田正弘さん、通称マスターが、新型コロナウイルスの影響で窮地に立たされている。
そんなマスターを助けるために、「マスターの隠れ家計画」と題して、マスターを救うために、このプロジェクトを立ち上げました。
ただお金を支援してもらうだけでは忍びないとのマスターの意向をくみ、形に残るものを作成するために、マスターの趣味であり特技である文章を書く力をお金に変えるべく試行錯誤しております。
5月1日から販売開始した、マスターの厳選4作品とドリンク券をセットにした小冊子が150冊以上売れて、マスターにとりあえず45万円を届けることに成功。
この後、マスターの夢でもある、本を出版するという紙媒体での販売に向け、慣れない作業に奮闘中です。
目標は、500万円売り上げて、情熱大陸に出ることです笑


タイトルの通り、今日で、「マスターの隠れ家計画」は最終回です。これまでずっと読んでくださっていた方も、今日初めて読んでくださっている方も、本当にありがとうございます。
今日は少し長くなると思いますが、お付き合いください。


今日のお昼に風景に本が大量に届きました。

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ご予約いただいた分です。
いわゆる初版本?重みがあります。

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マスターが一人一人に梱包して届けてくれると思います。予約分にプラスして発注してあるので、これからでも購入可能です。と言っても、10冊くらいしか余裕はないです。これからの方は、また増版した時に購入してください。

マスターから送られてきた写真を見て、一安心。
最後の最後まで修正していたので、それが綺麗に印刷されているか?ドキドキしてました。

これで私の仕事ひと段落です。



4月中旬、マスターの

「もうダメかもしれない」

このFacebookの投稿から始まった、この企画。
新型コロナウイルスの影響で、飲食店は大打撃。
特に、お酒を提供している居酒屋などは毎日開店休業状態。
そんなマスターを、哲也さんを、風景を助けるために、

マスターが過去に書き溜めた作品を、書籍にして販売したらどうですか?

と提案。最初は半信半疑だったマスターも、お客さんの声に後押しされて、どんどん実感が湧いていき、ついについに本の販売までこぎつけました。

途中、スピード感を重視しては?とアドバイスを受け、4作品とドリンク券を付けて販売した小冊子も、150冊も買っていただき、当面のお店の運転資金に回せたことによって、本番の本の製作作業に時間をかけることができました。これは本当に大きかった!
アドバイスくださった酒井ちふみさん、ありがとうございました。今度はライブに行かせてもらいます♪


今回のコロナの影響で、飲食店だけでなく私たちのようなサービス業を営んでいる人たちは

ああ、オレたちって必要とされていないんだな?

そう思われたと思います。

私も何度も思いました。
だからこそ、マスターのSOSを見た時に、力になりたい。助けてあげたいと思ってすぐに行動しました。

『風に揺れるタオル』のお母さんのように、誰かのためになっている、必要とされているという動機だけで毎日朝から晩まで作業をしてました。
「帰ってこなくていいよ」と優しい一言をくれた嫁さん、ありがとう笑

そして5月、小冊子の販売である程度やり切った感があった時に、マスターから送られてきたのが『存在理由
この作品を読んだ時に、涙が溢れてきました。
私は今、季(とき)ちゃんと同じ心境なんだなと。

『私を待ってくれてる人がいる』──その想いは、どれほど季を高揚させているだろう。自分が求められ、望まれ、必要とされているという意識は、どれほど季を奮い立たせているだろう。急いで給食を食べ、ひまわり組さんの教室へと向かう自身の歩みにどれほどの歓びを与えていることだろう。
 もしかすると、これまでの学校生活の中で、季は初めて自分の存在理由を味わっているのかも知れない。
 求められている場所へ、望まれている場所へ、自分の存在を歓喜をもって迎えてくれる人がいる場所へ、季はきっと味わったことのない歓びと使命感を携えて、力強く歩いているんだろう、という確信に近い想像が、僕の胸を熱くしていた。
「たぶん、」と僕は言った。
「季は初めて、それも自分の力で、紛れもない自分の居場所を見つけたのかも知れんな」
 その時、突然僕の心の中に、ある言葉が湧き出た。それはひどく温かく、優しく、けれど力強い響きを伴って僕の胸に現れた。
 レゾンデートル──そう、娘は初めて学校で自分のレゾンデートルを得たんじゃないのか……、タカちゃんに慕われ、必要とされ、丸山先生に頼りにされ、初めて自分の居場所、自分の存在理由を実感しているんじゃないのか……。

『存在理由』より

自分は必要とされていないんだな?
己の存在理由を疑い始めていた私に、レゾンデートルを与えてくださったマスターに、そしてこの活動を優しく見守ってくださったみなさんに、心から感謝します。

マスターにとって一番大切で、一番好きな作品。
好きすぎて、原稿用紙4枚も加筆しちゃった作品。
この『存在理由』は本の一番最初に載せています。
「一番好きな作品だから絶対に読んでほしい!」
マスターのその思いで、一番最初に持ってきました。

私の一番のお気に入りのこの『存在理由』是非とも皆さんに読んでいただきたい!ご注文お待ちしております。購入方法は、こちら


そしてそして、冒頭でもお話した通り、「マスターの隠れ家計画」はこれで終了です。もう隠れてる場合ではありませんので笑

これからは、皆さんの風に後押しされて、大海原に出た船を、しっかりサポートするために、どんどん本の宣伝をしていきます。

そうです、まだまだ終わりじゃないんです。
ドラゴンボールが終わって、ドラゴンボールZになるようなものです。
※嫁にはそれは違うと言われましたが…笑

これからは、一人でもたくさんの人に、「風を待つ船」を読んでいただけるように、こちらで宣伝していきます。

これからもよろしくお願いします。

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過去の記事一覧

その① ~マスターを助けたい!~

その② ~私は大きな勘違いをしていた~

その③ ~タイトル命名の話~

その④ 〜家庭用プリンターで本を作ってみた〜

その⑤ ~マスターの書く文章~

その⑥ ~風に揺れるタオル~ ←おすすめ☆

その⑦ 〜動きはじめの一歩、それは大きな一歩、そして大事な一歩〜

その⑧ 〜本のタイトルが決まった!〜

その⑨ 〜横風が吹いた!しかしその風に乗ってみよう!〜

その⑩ 〜風よ吹け!もっと吹け!〜 ←小冊子の購入はこちら

その⑪ 〜神風が吹いた!〜

その⑫ 〜本のサンプルが届いた!思ったよりも…〜

その⑬ 〜マスターのこだわり〜

その⑭ 〜カッコいい女性(ひと)〜

その⑮ 〜下を向いて歩こう〜 ←有料です

その⑯ 〜鉄は熱いうちに打て!スピード感が大事〜

その⑰ 〜レゾンデートルとセットリスト〜

その⑱ 〜栞という字が好きな人は…〜

その⑲ 〜表紙が決まった!そして浮かんだ新たなアイデア💡〜

その⑳ 〜気持ちが緩んできた今だからこそSTAY〜

その㉑ 〜妄想するだけならええやん、そんなことさせてくれる作品やねん〜

その㉒ 〜絵が描けないならアプリを使えばええやん〜

その㉓ 〜鬼編集長は、鬼嫁ではない〜

その㉔ 〜最後かもしれないだろ? だから ぜんぶ話しておきたいんだ〜

その㉕ 〜誕生日は母親に感謝する日だよ〜

その㉖ 〜たまには競馬の話もいいじゃないか〜

その㉗ 〜生みの苦しみより、『売り』の苦しみ〜

その㉘ 〜画竜点睛 さぁ最後の仕上げだ〜

その㉙ 〜最後の編集会議、発揮される校閲ガールの才能〜

その㉚ 〜いざ出稿!あとは風を待つばかり〜

その㉛〜燃え尽きてる場合じゃない。もう一度火をともせ🔥風は吹いてるんだから!〜

その㉜〜汚職事件発生だよマスターさん〜

その㉝〜ロマンチストが作る栞をマスターに届けたよ🔖〜


「風景」のマスターを助けるため、サポートしてください。 ここでの売上は全てマスターに渡します!