予習を禁止する愚行/先生が落ちる穴について解説

相変わらず、
中学校では、「予習」を禁止する教員がいて、ちょっともううんざりです。

まずは、先生がこのような行為に走る、その要因として考えられることを挙げてみます。

1・(自身が)勉強があまりできなかったので、勉強の仕方・考え方が下手、もしくは、間違っている。

2・(自身が子どもの頃から)学校の先生に従順だったため、いまだに疑うことがなく思考が停止している。

3・生徒を支配する欲(エゴ)が強い。(授業を中心に)生徒をコントロールすることに重点が置かれている

で、実際のところは、3に該当しているケースが多いのが現状でしょう。

なぜか。

それは、それほどまでに、先生という仕事に就くと、先生ならではのエゴに毒されてしまうからです。

一般の大人の方には、
この"先生ならでは"の感覚が、きっと想像できないでしょう。

これまでもしばしば書いていますが、
先生になったがゆえに、落ちる穴、というのがあります。

その一つが、支配欲、もしくは管理欲です。

もう少し、正しく言うと、先生は、"王様になる"のです。

そのくらい、先生職と言うのは人を狂わせる。

たとえ、今、先生でない、これを読まれているあなたも、
もし、明日から先生になったら、
同じ穴に落ちます。

自分は違う、と思っても、簡単には抗えない。

それが先生の落ちる穴なのです。

これまで、県内全域でのTVCMをうつなど、店舗展開を大きくしてきた経営者としての立場上、たくさんの先生を雇用し、育成してきました。他塾でもそうした立場でお話しさせていただくことも多くあります。

だから、この穴がどんな先生もが落ちる穴だとはっきり言えるのです。

あらゆる人が、先生という職につくと、
特有の穴に落ちてしまうのです。

その一つが、この王様になるという穴。

支配する、管理するという欲。
神の視点のような、上から目線。

ただただ、(先生である自分の)言うことを聞いておけ、となる。

予習については、
先に勝手にやるな、自分の授業が全て、言うことを聞いておけ、となる。

それと、付け加えておくと、予習されると「(自分が)授業がやりにくい」と言うのもあるでしょう。これも結局、自分のエゴ、なので、起きていることは同じです。
授業がやりにくい、というのは自分のエゴに過ぎません。

よく考えてみてください。

今、一斉授業で現場の先生が困っているのは、「どんなにわかりやすく伝えようとしても、理解が届かない子ども」が多くいることなのです。だとしたら、先生としては、予習してくれた方が有り難いはずです。辻褄が合いません。
予習されると授業がやりにくいというのは、まさに、自分のエゴなんですね。ここには支配欲や管理欲がある。自分の思い通りに授業をしたいという我欲がある。
(もし、これを打破したい方は、どう考え、どう進めればいいか、レクチャーできるので、ご連絡あれ)

閑話休題。

予習禁止の先生に、相変わらずだなとうんざりしています。

教室でも、誰かがその話題に触れると、僕も、私も同じことを言われたと声が上がります。どこにでも、しかも結構な数、そうした人がいる、ということですね。

考えなければならないのは、学習者にとって、何がベストか?です。

学習者にとってより良く学べるとしたら、それを止めるべきではありません。

そうした当たり前のこと、基礎基本にちゃんと立ち返ってほしいと、切に願っています。

(おわり)


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