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民間塾が教育を本質から遠ざけている

民間の営利企業である塾が、教育を本質から遠ざけている。

地方では都市部ほどではないにしろ、日本の多くの場所で、
お金至上主義が教育を牛耳ってしまうような、悲惨な状況を生んでいる。

首都圏の中学受験過熱を見るにつけ、気づいている人は気づいているのであろう。


ただ、残念なことに、自身がお金至上主義、お金真理教の信者である場合は、もはや、何が正しいかは見失われているのだろうと思う。

そうなってしまうと塾の信奉者にしかなり得まい。

日本における塾の功罪は大きい。


教育は、すでに、お金に買われ、市場に晒されている。


本来、学校も教員も、それだけは許せない、という人が多かっただろうとも思う。

15年以上前に戻れば、教育現場には間違いなく堂々とした正義があった。教育は点数やお金に換算されるものではない、そういう信念を持った先生たちが確かに多くいたのだ。


マジョリティーの意見が今、民間の利益追求者たちを肯定し続けている。

消費者も同様である。

言われるがままに、高額商品をただただ買わされているのが現状だが、そのことに疑いも持てないのだろう。


教育はこのままどこへ行くのか。

また、もしこの危機に気づいているマイノリティーに、果たして未来はあるのか。それとも。


(おわり)FB投稿より


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