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ファッションとデザイン、文化、法

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2020年1月の記事一覧

高円寺は人を自由にする

高円寺は人を自由にする

高円寺は人を自由にする。
高円寺で売っている古着のことだ。
店も出回る商品もその数は多くて、価格も安い。
良い材質の服がファストファッションと同様の価格で手に入る。
しかも高円寺の古着にはファストファッションの商品のような、形だけとりあえず整えました!みたいな品の無さが無い。
それぞれの古着は前に着ていた人たちの人生の時間や体験が程よく染み込んで、その多少のよれ感に我々は安心する。それは他の人と洋

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不幸な話だ

自分の国を、その国に対する自分の社会的役割を自覚しないまま、信頼できず、さらに自分の国の法についても、まるで法を正義の内に運用し、また、守るという意識の無いまま第三者の如く振る舞って、それを信頼できないならば、それは本当に不幸な話だ。
やはり国や法に対しては、人は能動的に相対する姿勢が大切だ。こういう姿勢が無いとコミュニティの中に心の安寧があるまま自分を置くことができない。

方向は大して違わない

地方における行政は、その扱うもののほとんどが生活文化。実はファッションと向いている方向は大して違わない。その求めるものを手に入れるためには、それに相応しい態度や仕組が必要だ。
それらが所与のもので足りているとは到底思えない。
また、これからの行政は、もっと正義や論理に忠実であるとともに、輝きとか感性、表情、気分、こういった言葉にも敏感である必要があるし、これらの言葉をもっと尊重しなくてはいけない。

説明責任

説明責任

皆が良く知ってる言葉、説明責任。

Accountabilityの和訳だろうが、説明する責任というよりは、本来は企業の事業が引き起こした不都合に関する企業の“結果”責任という意味だ。

これに似ている言葉で、裁判における立証責任という言葉もある。これは、損害賠償請求訴訟等において、請求する権利を求める者が自分でその権利があることを立証しなさいとする責任だ。

立証責任はまあ良いとして、何かし

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加藤諦三

加藤諦三

加藤諦三の言葉ですが、

※人は不安なときに結果重視に傾く。早く結果を出そうとして焦る。今していることの結果を気にして常に不安である。しかし、過程を重視することができるなら、競争的野心を解消でき、不安は消える。

人生を送ることについて成果だけ見るのではなく、PDCAをまわすことに誇りを持とうじゃないかと。
PDCAの着実な推進をすることでよしとしようということですね。
それで満足しようと

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真摯な姿勢と勇気が足りない。
権力も強すぎる。
嘘も良くない。
もう少し良い仕組があってもいい。

マスメディアの終焉

政治絡みで、嘘か真か、暴露合戦が多数報道に載って。
真偽がはっきりしないままでの報道の一人歩きのよう。
人の弱みにつけこむ不正義で作為的な匂いがして。
マスメディアは、その、もう時代遅れた公開処刑機能を、正義の実現のために自ら使う前に、私刑のために利用されているように思われ。
ううむ、マスメディアの終焉。
マスメディアに処刑機能がある以上、疑わしくは罰せず!、疑わしくは報道せず!を報道にしっかり適

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鍋なんてものは、おかずをご飯にぶっかけた鷹揚なところが良いのだが、一杯に載っける豆腐の数まで厳格に決まっていると思うと、牛鍋丼もなんだか味わって食べられないな。

法の実現

選挙に関わるようになって、田中英夫先生の言葉が胸に甦る。

わが国では、法を動かすのは治者としての行政庁であるという感覚が強く、それを反映して、私人による法の積極的な運用を促進するための制度的工夫は極めて乏しい。このことは、法目的の実現のための行政上のコストを増大させるという点でも好ましくないが、それよりも遥かに重要なのは、これが「法における民主主義」の未熟さを示すものではないかという点である

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身のある成果を

なんか、学級会でも同窓会の役員会でも、民主的な手続きって、尖ったような、面白みや余裕のある結果を導かないような気がするなあ。未来を作るような偶優性も産まないだろうし。議論がアウフへーベンも全然しないし。こりゃどうやら、こういう手続きや仕組みは、参加者の人間性、知性、高潔さを本来選ぶものなんじゃないかな。
もういいかげん、ちょっと考えた方がいいと思う。
今の日本で、こういった手続を専制へのアンティテ

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整理

選挙の啓発、投票率の向上は、啓発品を配布するようなプロモーションだけじゃなく、中長期で、民主制度や議会を、より適切に、市民本意で運用することにより、市民にとって投票すること自体の価値を上げることで成されるものであると、松井は理解しています。
また、それぞれの市民が抱く個別のニーズや、社会のニーズを、その候補者がどの程度実現することができるのか、しっかりと分析して分かりやすく整理することが必要であり

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デザイン主導主義

早川克美さんの“デザインへのまなざし”を読みました。“まなざし”っていう言葉が、“視点”とか“視線”とういう言葉と比べて、響きが暖かくて、かつ曖昧で面白いです。
この本に書かれていることがデザインなら、私は今まで長い間、行政の領域で、総合性の確保に配慮しながら、様々な総合的な計画の策定において、デザインを生業にしてきたということになると思います。
デザインは職能に分けられて定義されてきましたが、そ

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子どもは変えられる

ミニミュンヘンのゲルトさんの言葉によると・・・

■■子どもは遊びながら、その体験を気軽に意識的に変容させ、自分の方向づけをしていきます。

■■子どもが自分自身で考え、実行すること。そして、決まりを子どもが柔軟に変えることが可能であると認識できるようになること。

これが主体性とか社会参画を醸成する基本なんだろうなと思う。民主主義の基礎かもしれない。これができないところでは、そもそも

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全体最適

いわゆるねじれ解消の必要性とか、国においては二院制の不必要性とか・・思いを巡らす今日。

二つの勢力がけん制しあい、お互いがある程度成果をあげたような落としどころを探りあう・・・。
それがパワーポリティクスクなのか?
その結果、その成果が、なんだか本来の課題を解決するのに必要な成果となったのかどうか良くわからなくなったり、良く言えば最大公約数だけど・・・、誰も(政治家も国民の個々も)が不満足を

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