卸先での販売実績データ、活用できていますか?
皆さん、こんにちは。高速検索の会社、フォルシア株式会社でデータクレンジングツールMassteryの開発を担当しています、伊藤です。
今日は、販売実績データの活用において、Massteryをお役立てできることをご紹介させていただきます。
以下のような方におすすめです。
● 販売実績データの活用なんて、簡単にできるんじゃないの?と思われた方
● 卸先での販売実績データを販売戦略等に活用することを検討されている方
● 卸先から入手した販売実績データを、自社で分析可能な形にするのに苦労されている方
Massteryの概要について興味をお持ちの方は、こちらからどうぞ。
販売実績データの入手は難しい!?
一口に販売実績データと言っても、様々なケースがあり、分析しやすい形での入手が容易なこともあれば難しいこともあります。たとえば、以下のような観点があります。
①商流中のどの位置の実績であるか
1つ目の観点は、着目したい販売実績が商流のなかでどこに位置する実績であるかです。
たとえば「自社→卸売→小売→エンドユーザ」という商流になっている場合、自社が卸した商品の「小売→エンドユーザ」の販売実績データの入手は、「自社→卸売」の販売実績データと比べて入手が難しくなります。
自社内で完結するやりとりの場合は販売実績の入手が比較的容易なのに対して、商流上で離れた位置の販売実績を入手する方が難しいからです。
ですが、特にエンドユーザの購買情報は販売戦略や商品戦略において貴重な情報ですから、離れた位置であっても入手する価値があります。
②販売実績の取得方法
2つ目の観点は、販売実績がどのような仕組みで取得されているかです。
たとえばPOS(販売時点情報管理)システムは、皆さんコンビニやスーパーでおなじみの、販売情報の集計システムです。POSデータは、全国のスーパーやコンビニの実績を収集・販売している事業者さんから購入することができます。
POSデータについては、以下の記事でも紹介しています。
また、企業間の取引では、EDI(電子発注システム)によって取引が行われ、そこから販売実績が取得されているケースもあります。
ただし、EDIの利用は大企業が中心で、中小企業では電話やFAXによる受発注も多々行われている現状があります。
商流上で離れた位置の販売実績データを活用するために
以降は、商流上で自社より下流の販売実績を(POSデータ購入またはその他の手段で入手して)活用するケースに絞ってお話します。下流にいくほどエンドユーザに近い情報が得られます。
この自社より下流に位置する販売実績データを活用するために重要となるのが、様々な卸先から様々なフォーマットで入手した販売実績を、分析用のフォーマットに整える作業です。
分析用のフォーマットに整えると言っても、単に体裁を整えることにとどまりません。
フィードバックされた販売実績を、自社の販売戦略等に反映していくためには、受け取った情報を「卸先での表現」から「自社での(システムでの)表現」に読み替える作業も必要になります。
● 卸先からフィードバックされた商品情報を、自社の商品マスタの管理コードと紐づける
● 卸先からフィードバックされた販売先(小売)情報を、自社の販売先(小売)の管理コードと紐づける
また、こういった紐づけをするための下準備として、表記の統一などが必要になります。
Massteryがお役に立てます
データクレンジングツールMassteryを使うと、上記のような様々なフォーマットのデータを所定のフォーマットに揃える作業を簡単に自動化することができます。
販売実績データは一度分析して終わりではなく、毎月・毎週といった形で新しいデータを取り込んでいくものです。繰り返し・継続的な作業ですから、自動化して効率化するとともに、データの入手~分析完了までを早めることで、販売戦略や商品戦略のPDCAサイクルのスピードアップを実現することができます。
さいごに
販売実績データとはどのようなものであるかと、その活用にMassteryがお役立ていただけることをご紹介しました。
卸先から入手した販売実績データの整備や活用に悩まれている方は、無料相談会も開催しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。