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北海道1人旅⑤

北海道1人旅の5日目。

8時ごろ 起床。よく寝た。素泊まりの想定だったが、マネージャーの奥さんが「朝食は食べる?」と聞いてくれた。「食事付きなんですか?お願いします。」と言うと「簡単なものだけど」と言って、トーストなどを出してくれた。

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朝食を食べていると、同じく泊まっていると聞いていたドイツ人カップルの女性が通り過ぎた。もう出発するらしいとマネージャーから聞いたので私が「Auf Wiedersehen/アウフヴィーダーゼーン(さようなら)」と言うと、ドイツ人の女性は「オ~!」と言って驚きを見せた。その姿が可愛くて面白かった。

大学の第二言語で学んだドイツ語が役に立ったのは実にこの瞬間だけである。それにしても、外国語は不思議なモノだ。「アウフヴィーダーゼーン」は私からするとカタカナの羅列で呪文のようにしか感じられないが、ドイツ語を解する人にとっては立派なあいさつの一つなのだ。

9時過ぎ 自転車を借りて近くのファーム富田というところへ出かけた。

ここはラベンダーの聖地とも言われるくらいラベンダーをたくさん見ることができる。残念ながら時期的にラベンダーはあまり見られなかったが他の花がたくさん咲いていた。

園内ではぶらぶらと歩きまわってラベンダーのアイスクリームやソーセージなどを食べた。

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12時ごろ? 富良野ホステルへ戻り、自転車を返却した。ささやかながらファーム富田で牛乳を買ってマネージャーにお渡しした。いよいよ経つという時にマネージャーの旦那さんに「記念写真一緒にお願いします」と言うと旦那さんは「断る!!」となぜか強く拒否された。旦那さん自身は自撮りをFacebook等に多数アップロードしているのに、なぜ拒否されたのかは今でもわからない。この別れ際の出来事のせいであまり富良野での宿泊は少し減点された。

13時ごろ 富良野駅に到着した。ここからバスに乗って札幌へ戻り、そこからさらに移動して新千歳空港へ向かう。この辺りの記憶がほとんどないが、バスの車内ではコーンチョコを食べながら、『シャーロック・ホームズの冒険』を読んだことだけは覚えている。

16時ごろ 札幌へ到着した。快速エアポートに乗り換えて、新千歳空港へ向かう。

17時ごろ 新千歳空港へ到着した。帰りの飛行機は20:45発だが、余裕をもって早めに空港へいるようにした。時間はたっぷりあるので飛行機を見たり、お土産を購入するなどした。

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19時ごろ フードコート的なところでとんかつの定食を食べた。

21時ごろ 飛行機は定刻に出発。

23時ごろ 関西国際空港に到着。


5日間の北海道1人旅は終了した。北海道をまわって感じたことは「あらゆる満たされなさは北海道に行けばすべて解決される」という壮大さだ。食べ物が美味しいのはもちろん、自然や陸地の壮大さが、あらゆるモノをすべて包み込んでくれる。そんな感じがした。

北海道の人にも出会ったし、旅人やライダーにも出会った。おそらく彼ら彼女らは、そんな北海道の壮大さに惹かれて集まってきているのだと思った。


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