ほんとうにやりたいことと自己分析
「自分らしく生きたい」とか、「ありのままの自分でいたい」、「本当にやりたいことを仕事にしたい」、そのような欲求を「自己実現の欲求」というようです。
では、実現したい「自己」とはどのようなものでしょうか。自分を知る、分かるということは、自我が成長し、周りの社会と自分との関係も見えてきて、自分の存在価値が感じられ、社会における自分の役割など明らかになっていることであると、サイコセラピストの近藤裕さんは書いています。
(引用はじめ)
この自分学の講義ではいわゆるテキストは指定しませんでした。他人の考え、意見、要望、期待を聞くより先に、まず自分に聞くことの必要性を訴え、自分をテキストとして自分に学ぶことにチャレンジさせたのです。
こういった自分を見つめ、自分の心に聴き、自分の頭で考え、自分の心で感じ、自分の言葉で語るという学習でしたから、そういうことに慣れていない学生たちは苦労しました。
(近藤裕、「本当にやりたいことを」を見つける本)
ほんとうにやりたいことを捉えるには、まず、自己を捉えなければならない。自己分析に取り組まなくてはならないという主張ですね。
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