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いまを生きる人を応援する。|2022/08/13

当たり前の日常の延長に突然、意識することになった死。
一回きりの人生後悔ないように生きようと過ごしてはいたものの、本当に君は死ぬんだよってことを突き付けられて、いかに生ぬるい感覚で生きてきたのかを痛感しました。
ぼくの場合は余命を知ったことがきっかけだけど、誰にでもありえることであって死は万人に共通していること

未来を悲観せず、過去に後悔せず、いまこの瞬間に生き続ける。

終活を宣言して以来、念仏のように繰り返してきた生き方は、明るく前向きに人生を送るのに必要なことであると確信を持ち、早く活動にして誰かに届けたいと思って過ごしてきました。

中学生に向けたいのちの授業を不定期で担当させてもらう中で、病の経験とそこで変わった価値観は伝えられるものの「で、槇はその経験活かしてなにしてるの?」ってアクションの部分がやっぱり薄くて。
エンディングパーティーをしたことや、海水浴場の開かれない海で子どもの海あそびを主催したこと等はどれもひとつの点。
なぜ活動するのか?何をするのか?誰に届けたいのか?
明確に一本の筋が通っていなくて、それぞれを点在させたままになっていました。

ライフガード仲間であり脳腫瘍を発覚した頃に出会い多くの感情を共有してきた浅香豪をはじめ、ドクターや敬愛する先輩、鎌倉の仲間との擦り合わせを重ねながら、ようやくハコが完成。

いきまる

いきまる

いまを生きる人を応援する目的で2022年7月1日に発足したチーム。
「いまいきる」の造語です。「きる」って言葉は使いたくなかったのと「まる」って言葉の親しみやすさと。
こちらはエンディングパーティでゲストのTシャツを100枚以上デザインしてもらい、昨年のクラウドファンディングでもロゴを作成していただいた北村磨(おさむ)さんとアレコレお話ししてネーミングやそこに込める意味を共有。磨さんにも想いをのせてもらい。
力強く、太く。(生きる)が、槇らしさであり、その生き方を届けていく象徴になること。
人生いろいろあるけれど、最終的にはうまくいく(まるくおさまる)よね。

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現状メンバーは2名。共に活動する仲間、待ってます!

ハコはできた、とは言えメンバーはまだ浅香と僕の2名だし、社団登記も先延ばしになって先にナカミから始動してしまっている現状。
ナカミのないハコに意味はないもんね、なんて言い訳しながら鎌倉の子どもたちの海あそびを一週間ぶっ通していきまるで主催し、明日が最終日。

このプロジェクトは鎌倉ライフガードでスタートして、今夏で3年目。
諸事情考慮して主催をいきまるに移管したものの、これまでの2年間本当に多くの方々に応援していただいたのでとても思い入れが強いし、海の入口づくりと未来へ繋ぐプログラムとして歴史を重ねていきたい肝入り。別投稿で今夏の総括と展望が必須なので、超大作を近々投稿します。乞うご期待。


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いきまるのナカミって結局、ライフセービングクラブの真似事?
海あそびは鎌倉ライフガードからの継続なので、当然そう。パクりではなく、継承。
正確にはそこに一本、大事な筋を通してエッセンスを加えました。
「いまに生きる子どもたちが五感をフル活用し、心が動く瞬間を積み重ねること。」
海をはじめ、畑や山、食やモノづくりと主に自然をフィールドに各分野エキスパートに協力いただきながら、まずは単発のプログラムを重ねていく予定です。
子どもたちと遊びたい!こんなアクティビティあるヨ!など常時、大募集です。より良いものにしていきたい。
引き続き、いのちの授業は呼んでいただければどこにでもとんで参りますっ!!

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ちょんまげイケてると思うひとー!

大人には「明るく前向きに、いまを生きる」ために人生を整えるコミュニティを、全幅の信頼を寄せているドクターの前田さんにご協力いただきながら運営していきます。
脳腫瘍を克服する治療のプロセスで行き着いた治癒への近道が、まさに人生を整えることでした。
環境や思考、感情から生化学的な腸内環境や栄養状態、免疫機能や運動のことなど毎月スクリーニングしながら問題解決に向けて、決して闘うことなく整えること。
いまを生きる人、つまりどなたでも入れるコミュニティなので病の有無は関係なし。
病を解決することに責任はもたず、あくまでも自己を整えることにフォーカス。依存は良い結果を生まないし、治癒の確証なんていかなる治療や施術でももてるはずなく、そもそも医療行為ではない人生をより良く生きる話し。年内スタートめざして企画、検討中。

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前田さんなくしてぼくの今はありません。

活動を通して、槇と浅香は自分たちが生きる理由をたくさん、いただくと思います。
ふたりの生きる理由づくりであるとも言えます。それをエゴではなく、とことん追求し尽くすからこそ「いまを生きる人」に還元し、生きるエールになるんだと考えています。

僕がいたから、ふたりがいたからこそできた活動。
ではなく。
槇と浅香がいたからこそ始まった活動として、継承していってほしい。
いつかふたりの人生が終わっても「いまを生きる人を応援する」って理念はそのままに活動が継続していてほしい。
誰に、どんなカタチで引き継いでもらえるかなんて、まだまだ考えもしません。
ここに旗は立てることができたので、あとは命ある限り走り続けるのみ。
いまを生きる、いきまる。ひとりでも多くの方々と、いまを実感し共有できることを楽しみにしています。


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