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それは、まるでキャンパスに描かれたアート【NOMA t.d.】

どうも。

osyunです。

今日ニュースを見ていると

桜がちらちら咲始めた地域も見られ

ようやく冬が終わり、暖かい季節が

やってくるんだなと実感しているこの頃です。

そんな今の時期に活躍する服がパーカー。

暑いと感じる時には1枚で良いし、

寒いと感じる時は薄手のコートを羽織れば無敵。

まさしく夏以外はいつでもコーディネートに

取り入れることができる最強アイテムですよね。


今日、紹介する服はそんな万能アイテム君のパーカー。

でも、ただのパーカーではありません。

少しマニアックで

日本発祥のとあるドメスティックブランドが作る

こだわり抜かれたパーカーです。


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NOMA t.d.

というブランドをご存知でしょうか。

このブランドについて詳しく知っている方がいたら

その方は相当服好きだと思います。

私自身も最近知って

NOMA t.d.の服を着るようになりました。



知ったきっかけは

私がよく見ている古着屋さんのオンラインショップ。

そのオンラインショップはミリタリー古着からドメブラ等

アーカイブの古着まで扱っていて

並んでいる商品は様々。

そこで、ふと目に止まったアイテムが

強烈なストライプが腕に入っているこのパーカー。

どうやらNOMA t.d.という日本のブランドが出している服らしい。

私自身、あまりストライプの入ったトップスを所持していない為

挑戦の意味を込めて買ってみることにしました。


ちなみに今回はNOMA t.d.というブランドについて

何も知らない状態でポチりました。

(良い子は真似しないように)


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商品が到着。

おぉシマシマだ。にしても目立つ腕。

オンラインサイトで見た通りの商品が届き安心です。


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ふむふむ。

綿とポリエステル、腕の部分がキュプラか。

化繊も混じっているから洗濯が楽そう。

てかキュプラってなんだ?


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どうやらキュプラはスーツの裏地にも使われている素材らしい。

あぁ、確かにスーツの裏ってシャリシャリの生地で

このパーカーの腕部分みたいな生地ですよね。


キュプラの原料はコットンリンター。

コットンリンターは綿花を採取した後の綿実の表面に

密生している2~6mmの繊維のこと。

これを酸化銅アンモニア溶液という液体を使って

製造することから「銅」を意味するキュプラ

と名付けられたとの事。

キュプラの特徴として

吸湿性、放湿性がある。

静電気が起きにくい。

やわらかくしなやかで、ドレープ性がある。

との事。

なるほど。

にしてもパーカーの腕の部分は

シルクやレーヨンのように

サラサラしていてドレープ感がすごいです。

イメージとしては普通の綿パーカーに

シルクのスカーフを縫い付けた感じ。

パーカーというカジュアルなアイテムに

スーツの裏地で使うような上品な素材を

腕にだけ使うって小洒落てるなぁ....


てかこのパーカーを作っているブランドについて

全くわかってなくない?

自称服好きたるもの見栄えだけでなく

背景も理解すべし。

(※ 個人的な意見です)

ということでググりました。


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ノーマ ティーディー(NOMA t.d.)は

テキスタイルデザイナーの野口真彩子と

セレクトショップのディレクター・バイヤーの

佐々木拓真が2005年にスタート。

ハンドドローイングを活かした個性的なテキスタイルと

日本を始め海外で出会った伝統技術に新しい視点を加え、

コンテンポラリーなコレクションを展開。

また、様々なスペースにて彼ら自身の手による

アートワークの展示なども積極的に行い

2008年には別 ラインとして「NOMA COUNCIL」をスタート。

洋服以外の家具等のプロダクトデザインも行っています。


テキスタイルデザイナーとセレクトショップの

ディレクター/バイヤー。

その組み合わせが新しくて面白いですよね。


ちなみにテキスタイルを制作している野口 真彩子さんは

ツモリチサトやカルバン・クラインなどに

デザインの提供をしたこともある偉大な方。


そんな二人が作る服は着る服というよりかは

アートというものが主軸で

服というものが下地にあるイメージ。

例えば

独特な花の刺繍がデザインされている開襟シャツ。

普通に見えて、じっと見ていると何処か暖かさを感じる

美術館のアートを見ている感覚に陥る

不思議な服に仕上がっています。


私なりにこのNOMA t.d.の良さを

一言で表すならば

「キャンパスに描かれたアート」


私は昔、美術部に入っていたことがあります。

その時に学んだ事ですが

良い絵を描くには技量だけでなく

絵を描くためのキャンパス・筆・絵の具に

こだわる事が大切だと

当時顧問の先生がおっしゃっていました。

このNOMA t.d.の服を見ていると

同じことが服にも言えるんじゃないかと思います。


自分が表現したい服を作るために

どのような服に使う糸や布を選ぶか。

どのように生地を染色するのか。

どのような服の形・シルエットにするのか。


共通点が多いように感じます。

そんな服やアートの本質について

改めて考えさせられるのもNOMA t.d.の力です。


個性的な服をお探しの方に

デザインや生地構成にストーリーが

詰まっている服をお探しの方に

NOMA t.d.はおすすめです。

期待に応えてくれると思います。

それに加えて

春服もお探しでしたら

ぜひ一度NOMA t.d.のストライプパーカーを

検討してみてくださいね。


では今回はこの辺りで。

じゃまた。



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