おとなしく観念する日々

最近、風邪をひきやすい気がする。

長引くことはないのだけれど
1、2日がピークで、その前後数日間はダウンする。

今日はピークの2日目といったところだ。

…見事に、何も手につかない。
こんな時は何もかも諦めて、休むしかないのだ。

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何もしないことを頑張る

映画を見るにも、
本を読むにも、
手芸をするにも、
ピアノを弾くにも、
ゲームをするにも…

何をするにしても、それなりの“集中力”が必要なのだということを痛感する。

単純にストーリーが頭に入ってこなかったり
文字や音符を読む作業が疲れたり…

以前、風邪をひいていた時にゲーム「あつまれどうぶつの森」をやっていたら、30分間ひたすら島中を走り回っていただけという、なんとも不毛な時間を過ごしてしまった。

家の中で安静に、一人でできることをやってみようと、色々考えてみるのだけれど…考えが頭を通り過ぎていくだけで、時間も同時に過ぎていく。

気づけば眠っていたり、ぼーっとしていたり。

自分の心の声かもしれない、何者かに

「ここまでだ、おとなしく観念しろ！」

と言われて

「そうだ、今は諦めるしかない。観念しよう…」

と思ってしまうような、そんな気持ち。

何かしようとしても、できないものはできない。

潔く諦めよう、と思う。

しっかり寝て、身体を休ませる。
しっかり食べて、栄養を摂る。

あとは、何もしない。

諦めて、
何もしないことを、頑張ろう。

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窓があるだけで

窓があって、良かったと思う。

今日は晴れて、青空が広がっていた。
午後からは少し風が強くなって、雲の動きが早かった。

近所の小学生が、バスケットボールの練習をしていて
ドッドッドッ。
キュッ、ザザッ、ガコン。
何度も走っては、シュートを繰り返す音が聞こえる。

外出ができない時はいつも
窓の外の世界に、心を持っていかれてしまう。

目で外の景色を見ているだけなのに
そこから不思議と
風や、温度、湿度、生き物の声などを感じられる。
それだけで、意外とたくさんの癒しをもらっているのだと思う。

窓がなかったら、きっと今よりもう少し窮屈なはずだ。

今はおとなしく観念して、最短で回復してみせよう。

そして、早く窓の外に行くぞ。

2024.3.16