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ぼくの創作活動日記 115 カイロス打ち上げ失敗について思うこと

地元和歌山県串本町で3月13日に実施された全長約18メートルのロケット「カイロス」の初号機の打ち上げは、残念ながら失敗に終わりました。
ロケット開発に失敗はつきもので、専門家は「めげることなく開発を進めるべきだ」と指摘します。


ロケット開発はかくも難しい


カイロスを開発した東京の「スペースワン」の豊田正和社長は、この結果を「前向きに捉えて、次の挑戦に臨みたい」と語っています。


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カイロス初号機は打ち上げから約5秒後、第1段エンジンを燃焼中に機体を自律的に破壊するシステムが作動し、空中で爆発しました。
「スペースワン」社は機体が打ち上げ2秒後に南方向へ向き始めたことについて「計画通り」と説明してます。
飛行データやロケットの破片を今後分析するということです。


スペースポート紀伊

写真は、串本に行ったときに撮りました。
近くなんで、一度は行ってみたかったので。
割とこじんまりとした民間初の宇宙港でした。
ロケット開発は、技術が成熟するまで打ち上げ失敗も多く、今回私自身、失敗しても特に驚きはなかったです。
スペースXの創業者イーロン・マスク氏は自身のXで「ロケットは難しい Rockets are hard」と投稿してました。
アメリカから遠く離れた串本のロケット発射に注目していたのでしょうか?
さすがですね。驚きでもあります。

時間を無駄にするぐらいなら鉄を無駄にしろ

専門家は「失敗を乗り越え、次につなげるスピード感が大切」と強調してます。
まさに、その通りだと思います。
ただでさえ、今回の初号機打ち上げまでコロナ禍の影響や部品の調達で延期につぐ、延期で伸びていたので、再度打ち上げに2年以上かかるようだと経営的にかなり厳しいかなと思います。

その間、「スペースワン」社が利益も出ないのに研究者や従業員に払う賃金は持つのかどうか心配でもあります。



今では世界の宇宙ビジネス業界を席巻するアメリカのスペースXも、多くの失敗を経験して成長しました。
スペースXは「時間を無駄にするぐらいなら鉄を無駄にしろ」という理念で、とどんどん打ち上げてどんどん失敗しました。

失敗することを恐れない、前向きなこの理念はとてもいいですね。

ここで思い出されるのが、去年、三菱重工業が国産初の小型ジェット旅客機「スペースジェット」からの撤退を表明したケースです。
私もロケット開発が、このようにならなければと思います。

あの何でも作れると言われていた三菱重工も2008年にジェット旅客機の事業化を決めてから何度も納入を延期。
コロナ禍に入って開発が事実上、止まっていましたが事業化のメドが立たなくなり完全撤退。
この原因を多くのメディアが「型式証明の取得に手間取った」などと説明していました。

「航空産業」に続き「宇宙産業」も…やはりスピードが大事ですね。
「時間を無駄にするぐらいなら鉄を無駄にしろ」ということです。

オッペンハイマーとゴジラ-1.0


そこで、「物造りの日本」の喜ばしいニュースと言えば、第96回アカデミー賞で、「君たちはどう生きるのか」が長編アニメ映画賞を受賞し、さらに、「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を受賞しました。

両作品とも日本の戦中戦後が舞台で、アメリカ人が理解できるのかなと思いましたが、年末年始に全米でも大ヒットしました。
今回の受賞で、前の戦争で日本と血みどろの戦いをやったアメリカもやるもんだと思いました。
アメリカもなかなか懐深いです。

作品賞と監督賞はを受賞したのは、原爆を作った科学者ロバート・オッペンハイマーの伝記映画で、クリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」でした。
「君たちはどう生きるのか」「ゴジラ-1.0」の対局で皮肉でもあります。



「オッペンハイマー」は3月下旬に公開ということで、まだ日本で公開されてませんが、原爆の開発と実験成功までの過程を描いていて、映画では、広島や長崎の被害などが描かれていないことについて、アメリカ国内でも疑問視する声が出るなど、議論が起きている映画です。

私は特に「ゴジラ-1.0」で、核兵器の象徴でもあるゴジラに、戦後何もかも失った日本人が立ち向かうということに感動しました。
そして、ハリウッド大作の1/10以下の低予算で作られた「ゴジラ-1.0」がアカデミー賞の視覚効果賞を受賞したのは痛快でした。
日本もまだまだやれます。


クリエイティブな仕事は失敗が基本



私も退職後、60歳を越えてWebライターをやってますが、創造性のある仕事は失敗はしょっちゅうです。

ロケット開発もこれにめげず、スピードをもって前向きに頑張って欲しいところです。
途中で少しでも止まったら厳しいかなと思います。


動画作品です。

いつものように今回も続けて投稿していきます。よろしければ、ご視聴ください。
日本もアメリカも野球界は現在目まぐるしい展開、Webライターとして大忙しです。




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