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AI搭載最新Illustrator 2024が登場 DTP目線から新機能を使ってみる

オペレーターのまさゆきです。
本日からIllustrator、InDesignの2024バージョンがリリースされ使えるようになりました。全体的にはAI生成を意識したバージョンで、Adobeアプリ内で生成〜コンテンツの作成ができます。
ただしAI機能はβ版で現在は商用利用不可のようです。β版ではない他の機能は問題なく使用できます。最近規約改定で商用利用可能になっています
今回はDTPに影響がありそうな機能をピックアップして見ていきましょう。


AI生成機能(β版)

なんといっても今回の注目ポイントはAIのイラスト生成でしょう。昨年度からChatGPTが登場し、マイクロソフトやグーグルもAI開発に取り組んでいます。
さっそく生成してみました。生成AIは「プロンプト」と呼ばれる、どんな物を生成するかの呪文を入力します。今回は パソコンを使う犬 と入力してみました。

アメリカンな画風ですがプロンプトどおりのイラストが生成されました。
例えばイラストを元に…

これは架空のバナーです

こんなバナーを作る事もできます。合計で10分ぐらいで作れたので非常に簡単です。年々デザインのハードルが下がるのを感じます。

とうとうデザインの現場にもAIが登場してしまいました…。現在は仕上げを人間がやるしかありませんが、いつか「いい感じのチラシを作る」機能が搭載されて、ワンクリックで作成されたらDTP業界は無くなります。

Retype

こちらは画像やアウトライン化したテキストから文字を抽出し編集できるようにする機能です。これはDTPオペレーター大歓喜の機能ではないでしょうか。
オペレーターがデータを編集する際はテキストを抽出できるか確認します。編集できない場合は、テキストを打ち替えて同じ見た目になるように調整したりします。

実際に使用してみるとテキストが認識され、使っていると思われるテキストを一覧にしてくれます。使用フォントは Futura という欧文フォントですが、候補に表示されています。

ですが候補にあがらない事もあります。解像度が低かったり、小さいサイズの文字だと認識されない事が多そうです。精度はこれからに期待しましょう。

Online Seminars for Beginners を変換した

しかし上手くフォントを置き換えられても見た目が全く違うのが気になります。編集できるようになって設定を変えれば合わせられますが、結局調整が必要になります。

ちなみに日本語には使えません。多言語化はまだのようです。文字の判定もオンラインの「ン」の途中で切れてしまっています。


モックアップ(β版)

イラストやロゴを合成できる機能です。デザインの提案書や商品のイメージ図を見せる時に役立ちそうです。現状では3DアプリAdobe DimensionやPhotoshopを使って合成していましたが、Illustratorだけで完結出来るのは便利です。
ただし合成先の画像を提供するAdobe Stockは有料です。規約変更で基本無料となりました。詳細はこちらから。
ライセンスに関する情報


バージョン管理

様々なバージョンがリリースされ管理が大変です。こちらに記事を参考にしてください。


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