見出し画像

心のデザインを、頼れる相手がいるということ #わたしのcotree習慣

自分の心を測るのが苦手。

心はわたしの中にあるのに、触ることも、確かめることもできない。

心の状態を何段階かの数字で問われる職場のストレスチェックのような質問に「これくらいかな?」と回答しては、うまく測れるものさしを持ててない不甲斐なさにため息をつく。

『心って、どうやって測ればいいんでしょうか?』

今回のnoteは、初対面のcotreeのカウンセラーさんにこの問いを投げかけた日のやりとり、気づいたことをまとめました。

カウンセリングの日常化

きっかけは『 #わたしのcotree習慣 』という企画への参加の機会をいただいたから。

「カウンセリングの日常化」というテーマに惹かれた。

余裕がある時だからこそ、話せるテーマや考えられることがあります。普段はスルーする小さな悩みを扱うことや、もう少し先のことについて話してみることだってできます。
元気な時に受けるカウンセリングは、予防的な効果だけでなく、よりよい日常をおくることにもつながるはずです。

これまでにも、職場の新型コロナメンタルサポートプログラムや、個人でアセスメントコーチングで、cotreeには触れたことが何度かあった。

だけど、日常的にcotreeを活用すると何ができるのか。

カウンセラーさんとのやりとりも、その先に送る日常も、これまでの「カウンセリング」とは違う何かがあるんじゃないか。

シンプルに好奇心から #わたしのcotree習慣 で、実験してみる。そこでわかったこと、感じたことをnoteに書いてゆこう。

心を観察する

『心って、どうやって測ればいいんでしょうか?』

カウンセラーさんのお返事は「難しいですよね、まずは自分の心のことを知ってみましょう」だった。

心は体重や血圧のように計測器具で数値にできない。鼻水や咳もだしてくれない。

いちばん近くにいる自分が誰より観察して、理解して、判断できる力を磨く。好きなこと嫌いなことはもちろん、どんなときにどう反応して、その反応はどれくらい健康と言えるのか、自分の心に関する情報にアンテナを張っておく必要がある。

そうやって観察したり、分析したりを自分でするのは、心が健康なときの方がはかどる。

「涙が出たか、笑顔が増えたか、そんな単純な判断軸で決められないですよね」ってことにうなづきながら対話を続けた。

感情を防ぐ盾

そうそう「本当につらいことが起きたとき、心は感情をストップする」ってこともありますよね、と。

たとえば、大切な人が亡くなったのに涙が出なかったとする。それはその人が情がなくて冷たい人なんじゃなくて、「感情が出てくるのを止めている」という症状です。

すべてを感じてしまうと身が持たないから、
体の防衛本能で感じないことにしてしまっているんです。

あぁ、これはわたしも覚えがある。

離婚調停と、両親の大病と、仕事の大きな変化が重なったとき。うまく笑えない。涙すら出ない。あれは感情が止まっていたのだろう。

しばらくして何かの拍子に涙が出て、ほっとした。なんだ、涙を出せる機能は壊れてなかったね、と。がちがちに守っていた盾をようやく外せた気分だった。

そのときと比べたら、いまは、だいぶ調子は良い方だなってわかる。先週だって、20巻一気読みした約ネバで、イザベラに感情移入してぽろぽろ涙を流せた。感情を防ぐ盾がいらない、健康な心でいられる。

兆しを捉える

「心の体調不良の兆しをキャッチする」

感情が鈍かったり止まったときのほかにも、たとえばこんなときは、調子が悪いとき。

■人に会いたくない
思考がまわらない
未来のことを考えられない
■普段なら楽しいことが楽しめない

たとえば「楽しいことが楽しめない」に気づくには「自分の心が元気なときだけできること」を知っておくといい。

私なら「今度の土曜にパンケーキ食べに行きたい」と思えるときは元気なとき。パンケーキ、新しいカフェの開拓、降りたことのない駅にふらっと降りてみること。そんな普段なら楽しいことにワクワクできなくなったら不調のサイン。

心の状態がわからないときは、試しに「普段なら楽しいこと」をやってみる。そこで「今はなんだかいつもより楽しめないな」と気づくかも知れない。そんな黄色信号にいちはやく気づけた不調なら、早めのケアができる。

心のデザイン

仕事に絡む人でも、家族でも友人でもない。あたたかい距離感で「そうですよね」「こんな考え方もありますよ」って的確にフィードバックを返してくれる。

きっとお話ししたときのわたしの心の健康状態は「ふつう」で、特別よくも悪くもなかった。zoom越しのリズミカルな言葉のキャッチボールが居心地良くて、ぽんぽんと対話が弾んでいた。

次は「自分の心のケアをどうするか」について話したいな、と伝えたタイミングで、予定していた45分の『話す』カウンセリングの終了時間になった。

その時間をふりかえってnoteにまとめようとして、あ、これって自分の心のデザインのプロセスだ、と気づいた。

心というあいまいな対象に向き合って、じっくり観察して、状態を整理して、こうかなぁ?と検証して、こうやって文字というかたちに起こして。

ひとりでは難しい自分の心のデザインを、cotreeというプラットフォームを通じて、心のデザインの専門家であるカウンセラーさんと共創してるっていう捉え方もできる。


心を測るのはまだ苦手。

あの「問い」の答えには辿りついてない。

だけど、次回も余裕があるときだからこそのcotreeを楽しんでみよう。


🥞cotreeのオンラインカウンセリングはこちら

cotree Advent Calendar 2020の22日目に参加しています🎄

明日、23日は cotree櫻本さん。


おしまいまで、読んでくださってありがとうございます✨ あなたの明日が、ちょっとステキになりますように。