37.『繊細さんの知恵袋』を読んで〜前編〜
こんにちはmasayaです。
先日、仕事中にタイヤがパンクしました。幸いケガはなく、相手もいなかったので大事には至りませんでしたが、営業初日だったこともあり、いろいろな疲れがどっと出ました。
翌日に上司から、「強く生きろ」と謎のエールをもらったので、毎日を強く生きています。
今週と来週は、最近読んでいる『繊細さんの知恵袋/武田友紀 著』という本についてご紹介したいと思います。
お時間があればご覧ください。
繊細さんとは?
本のタイトルにもなっている繊細さんという言葉ですが、一般的には『HSP』と呼ばれています。HSPの意味は以下の通りです。
HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。
HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています。
統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』であり、稀ではありませんが、裏を返せば、約8割の人はこの性質にはあてはまらないため、HSPの特性は共感を得ることが難しく、HSPでない人たちとの差に自己嫌悪を感じることや、まわりに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすくなる性質といえます。
こちらのサイトでは、HSPの解説だけでなくセルフチェックも載っています。自分がHSPかどうか知りたいという方は、試してみてくださいね。
この本を買ったきっかけ
私も妻も繊細かつ気にしすぎな性格で、仕事で悩むことが多くありました。そんな時、中田敦彦の『YouTube大学』でこの本の存在を知りました。それから「もっと詳しく内容が知りたい」と思い、購入に至りました。
あらすじ
ネタバレになるので、本の中身は詳しく書けませんが、ざっくり言うと、HSPの方の体験談とその解決法が書かれています。例えば、「職場で仕事を人に頼みづらい時にどんなことをしているか」と言った具合です。
それだけでなく、HSPだからこそ活かせる部分も書かれており、少しでも前向きになれるような本になっています。
共感した部分
HSPといっても全ての場面で同じように悩んでいる訳ではないと思います。特に私や妻は日常生活ではそこまで気にならないのですが、仕事になると途端に悩んでしまいます。なので、基本的には仕事に関係のある部分をかいつまんで読みました。
①仕事を人に頼むためには
私は人に仕事を頼むのがとても苦手です。自分に自信があって他人に任せられないのではなく、「この仕事を頼んだら、〇〇さんの仕事が増えちゃうな、嫌だって言われるかな」と考えてしまうからです。
ただ、この本を読んで、人に頼るのはダメではないと学びました。『頼る=迷惑をかける』と考えていましたが、実際はそんなに大ごとではないのです。
1、「お願いしてもいいですか?」と軽く聞いてみる
2、とりあえず迷っていたら伝えてみる
3、ダメな時は普通に相手も断る
といったことを前提にして頼るのがいいそうです。それでも頼みづらいのは変わりませんが、以前よりは気が楽になっていると思います。
②上司とコミュニケーションをとるには
上司の顔色をうかがってしまうことも、仕事での悩みの1つです。話しかけるタイミングを逃して、報連相ができなくなることが多々ありました。上司が忙しそうにしていると、「今話しかけたらダメだ」と考えてしまうからです。
なので、マイルールを作って話しかけるというのがいいようです。「10分迷ったら聞く」や「上司が席についたら聞く」など、あくまでも自分のペースで話しかけるのが大事だとわかりました。
③苦手な人と接するには
私の場合、苦手であればあるほど愛想よく振る舞うため、非常に疲れます。『好かれていない=怒られる』と脳内で勝手に変換するのが原因かもしれません。
まず、「職場の全員を好きになる必要はない」ことを理解するのがポイントです。仕事で必要なこと以外は自分から話しかけないなどして、相手との心の距離をとるとだいぶ楽になるみたいです。
また、相手の反応の良し悪しに左右されず、自分がどう振る舞うかは自分が決めることで、振り回されにくくなるようです。
この本を読んだ後、実際に職場で試してみました。自分のタイミングで仕事のお願いをしてみたら、すんなりと引き受けてくれたのです。そして、ダメな時は「後でもいい?」と言われたので、変に相手の様子をうかがう必要はないと理解できました。
少しずつですが、苦手だったことが改善に向かっているような気がします。
長くなってしまったので、今週はここまで。後編もお楽しみに。
それでは皆様、健やかにお過ごしください。
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