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フラット組織の混乱 Part.2 〜打開策を考えてみた〜

こんにちは、スカイベイビーズの代表、安井です。

フラット組織を実践するスカイベイビーズでは、ちょっとした「混乱」が起こります。どうやらまた、社内で混乱が起こっているようなんです。ちなみに、混乱Part.1についてはこちらから(笑)。

混乱の背景には、私たちが今「新しいビジネス創造」に取り組んでいるからです。何か新しいことを始めるとき「意思決定」が必要になる。この「意思決定」のフェーズで、またしても「誰が決めるのか?」という議論が巻き起こっているのです。

たとえば、ヒエラルキー組織では、決断者は経営者か事業部長だと相場が決まっています。一方、フラット組織では、誰が意思決定しても良い。

みんなもそのことを理解しているため、「自分事」と捉え、いろいろと試行錯誤してくれています。ただ無意識化で「最終的な責任はとりたくない」という”不安”が発動しているかもしれません。または「自分が決めてしまって良いのかな?」という”遠慮”もあるように感じます。

十数年間、ヒエラルキー組織のなかで生きてきたのにいきなり「フラット組織で意思決定をせよ!」と言われても難しい話ですよね。そこで現状を整理し、打開策を提案したいと思います。

今回も社内に向けたメッセージになりますが(笑)、どうぞお付き合いください。

アジャスターの「役割」を整理します

まず、これまで実践してきた「スリーロールズ制度」のなかで、「キャプテン」と「アジャスター」の役割がごちゃついてしまいました。定義が少し曖昧だったと反省しています。

特に、「アジャスター」はチームおよび部活の他チーム、他部活との「連携責任者」と定義していましたが、「ガバナンス会議」において、リーダーシップが求められるシーンが増えてきました。

当初は「連携責任者」という字面から「調整役」という印象が強かったと思います。しかし、チームや部における「意思決定」をまとめあげ、議論の場でぶつけてくる役割というのは、調整役という枠に収まらなくなってきた。

そもそも「アジャスター」の担当者を変えてもいいと思います。期の始まりじゃなければ変えられない、という決まりもないですし。「自分は向いていない」と感じるなら、「無理をして続けること」は自然体じゃない。僕が口を挟む話でもありませんが、「後押しが必要かな?」と思い、この場で伝えさせてもらいました。

「アジャスター」は、「市議会議員」のような立場だと思うんです。地域(チームや部活)の声を吸い上げて、地域(チームや部活)の代表として、「議会」に乗り込み、「意思表明」と「意思決定」をするという意味で。チームや部活でぜひ相談してみてください。

お願い。チームや部活の「価値」を、再定義してほしい

今度はお願いです。

「意思決定」を行う場面において、「どういった立場でものを言うか」が大事になってきます。個人的な立場や好き嫌いで「意見」を言うのではなく、それぞれに与えられた役割、専門性、責任のなかで「意思表明」をすることがとても大事。

そうなってくると、チームや部活に求められる「価値」を再定義する必要があると感じています。自分たちのチームと部活が「どういった立場なのか」を今一度、整理してもらいたいのです。

僕は口すっぱく、フラット組織では「価値発揮が必要」だと述べています。どんな組織でも、価値発揮をせずに、なんとなくその場にいるわけにはいかないじゃないですか。チーム・部活の「価値」を正しく認識していないと、正しい「意思表明」ができないと感じています。

最後に。新規ビジネスの創造は面白い!

みんなはどう考えているでしょうか。僕は、難しいことに挑戦する方が楽しい。やったことがないことの方が、やってみたい。50になってもその好奇心は衰えるばかりか、ますます強くなっています。

新しいビジネスの創造なんて、この先の人生で何回できるかわからない。今は持っていないスキルを獲得できるチャンスかもしれない。

クリエイティブにおいてよくあるケースは、民主主義的になりすぎること。大概、面白くなくなります(笑)。だから、意思表明していきましょうよ。失敗したっていいじゃない。楽しもう!


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