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Another day, Another night
誰とでも寝る女
誰とでも寝る男
体の相性がバッチグーなら
おもちゃはいらない
手でライフルつくる
それでいろんなものばくはして
とかす
色のついた声の雨あびて
どこまで生きられるかなって
土曜日のイノセントスカイは
川辺のサッカーゴールは
遠く遠く遠く
どこから持ってきたか
わからないような服を着て飲んだ
あのまずいコーヒーの味
あの子空にとけてった
どこか遠くの小さな星から
こちらを見てるのはわ
色とけものと愛に生きよう
光を吸う水玉の蝶々
その上を覆う臙脂色の膜
そいつをやぶると
白が屹立する
その白をめくると
重なったオレンジの唇
端っこがいちばん尖ってて
手が切れそうだ
でもぼくは怖れずに触れる
ポスターカラーで汚れた指
粘液とまじる青は
つまり紫
狂気の色だよ
君の声にも色がある
教えないけどね
この変態め
ウォシャウスキー兄妹の映画みたいに
君はコマ送りでのけぞって
天井の蜘蛛の巣から蜘蛛を除去する
掃除
Pink Roses
ライティングデスクのうえにおいた
ピンク色のバラ
花言葉はしらないけど
いい匂いがする
とてもいい匂いで
なにか
心が
はずんで
夢のなかにまで
その匂いは
かおって
僕は笑ってる
眠りながら笑ってる
おかしいね
君はいないのに
バラだけはある
おかしいね
思い出はすっとんでいっちゃったのに
バラだけはある
嘘をつかないんだ
ラ
Loneliness
Loneliness
彼女の吸う細く長い煙草の名前
どこの国の煙草?と聞くと
どこか東欧諸国の名前を言った
Loneliness
交わりから離れた彼女を象徴しているかのよう
僕は
彼女の背中に浮き出た
血管と骨に見惚れながら
グラスを巻いた
紫煙とくすんだ色のないけむり
僕がむせると
彼女は振り返り
心配そうに肺のあたりをさする
なんだか泣きそうに
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