一人旅。「会津・奥会津」を巡る(2)
七日町ショッピング後からです。
一人旅。「会津・奥会津」を巡る(1)|ぎちお (note.com)
14:00 若松城(鶴ヶ城)へ。鶴ヶ城は、北出丸側の鶴ヶ城会館の駐車場から登城するのがオススメ。
典型的な桝形虎口の通称、皆殺しの門や人夫達を頑張らせるために遊女をその上に乗せて運んだとされる巨石、遊女石、秀吉の朝鮮出兵の際に持ち帰られたと言われる大太鼓があったとされる太鼓門など見どころたくさんです。
天守閣へ向かう椿坂の椿は、花がコロンと落ちることから、敵の首をコロンと落とすという意味が込められているそうです。
太鼓門を向けると広場に出ます。そこには赤瓦が美しい、7層の鶴ヶ城。蒲生時代に積まれた野面積みは東日本大震災にも耐えたそう。昔の技術は現代の技術にも負けないくらい凄いです。
武者走りと呼ばれる石垣の階段は、左が上り、右が下りです。左に差した刀が石垣に当たらないよう、そう登ると決められたそう。
本丸内にある稲荷神社は、昔は三の丸にあったものを保科正之の時代に今の本丸内に移築されたそうです。遠いと参拝が手間だったんでしょうね。
お城の中に入ると塩蔵の石垣があります。そして中にはいると、リニューアルされた展示があります。歴代藩主のパネル展示やプロジェクションマッピングを利用した幕末の会津戦争の場内の様子の紹介などが追加されていました。
鶴ヶ城の特徴の一つの瓦について、昔の黒瓦と保科氏以降の赤瓦の展示がありました。蘆名氏の黒川城の大改築のため、蒲生氏郷が近江から瓦職人を連れてきて、それが会津本郷焼の源流となったそうです。当初は、東山温泉の土で焼いたそうですが、日中の雪解け水が瓦に染み込み、夜に再凍結して割れる、凍み割れが多発したそうです。そこで、会津中の土で瓦を造りを試したそうです。最終的に会津本郷の粘土と鉄分の多い特殊な釉薬を使うことで、凍み割れに強い赤瓦が完成したそうです。
15:10 車に乗り、天寧にある美工堂へ。県内外の新進気鋭の伝統工芸職人の作品やオシャレなアウトドアグッズ、インテリアグッズを集めたお店。中では、珈琲道を追求するとっても美味しいコーヒーもいただけます(昔お世話になっていた珈琲ショップのマスターと偶然の再開!)。
15:40 会津松平家の別荘庭園である御薬園へ。御薬園では地元のガイドさんが御薬園の説明をしてくださいます。天然のからむしや綿花、朝鮮人参をはじめとする薬草。植物の世界は奥が深い。細かいところは、以下の記事をご参考ください。
金曜の夜に宿予約、週末一人旅「会津若松」(2)|ぎちお (note.com)
17:00 お茶屋御殿にて、温かい抹茶とゴマようかんを頂きながら、県立博物館の学芸員さんの御薬園や今日のイベントの概要の説明を聞きます。
17:20頃 菅間一徳さんの自己紹介。岩手の奥州市で農業をしていて、閑散期に音楽活動をしている。
17:30頃 菅間さんのギターとともに平山素子さんのダンスパフォーマンスが始まりました。ダンスに支障をきたすため、写真撮影禁止とのことで、写真共有できませんが、御薬園にある樹齢400年を超える松をイメージした衣装とヘアメイク。平山さんの身体の動きや表情で松の力強い生命力を表したダンスに圧倒されました。事前に聞いた地元ガイドさんの言葉による御薬園の表現と平山さんと菅間さんのダンスと音という非言語による御薬園の表現。同じものも表現者により全く違った味わいのものになるんだなと思いました。貴重な経験をさせてもらいました。
18:00頃 菅間さんのCDを購入し、雑談。ここでも先ほど偶然の再会を果たした珈琲ショップのマスターと再会。インスタ交換しました。マスターも交えて、先日菅間さんが三春町でもライブをやっていたことやCDのジャケットの話を聞きました。
北国の独特の哀愁と土の香りのするようなインストゥルメンタルギターのCDで、この季節にはぴったりの音楽でした。
菅間一徳(sui sai) - 雨と休日オンラインショップ (ameto.biz)
18:30 瀧の湯さんへ。宿泊は瀧の湯さんが運営しているYukkura-innです。
19:00 近くのよしのやさんでソースカツ丼を頂きました。甘くてフルーティなソースをまとったカツ丼、とても美味しかったです。
明日は、会津美里町や昭和村など奥会津を巡ります。
(その3へ続く)
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