ぎちお

40代の技術系の会社員です。仕事に活かすため、人生をより豊かにするため、自分を深く知る…

ぎちお

40代の技術系の会社員です。仕事に活かすため、人生をより豊かにするため、自分を深く知るため日々内省し、思想に耽り、読書を嗜んでいます。読書に限らず考えを包括的にアウトプットでき、人にも紹介しやすいため、noteで記録を始めました。ご笑覧いただければ幸いです。よろしくお願いします。

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  • 読書感想

    読書後の感想をまとめました。

  • 小話

    日々の生活の中での気づきや学びを言葉にしたものです。自分で忘れないため、皆さんの思考のタネのカケラになればと思い、したためました。

  • 旅の記録をまとめます。

  • 週note

    自分の内省用ノートから、一週間の気づき、発見、振り返りをつづる予定です。

  • 書く習慣1週間チャレンジ

    いしかわゆきさん監修でnote主催の書く習慣1週間チャレンジに挑戦した記事です。書くことに対するハードルが下がったとても良い体験です。ご笑覧いただければ幸いです。

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Greatest Rock Albumと手渡された「REVOLVER」

 先日、宇都宮にあるThe Beatlesをモチーフにしたベーカリーショップに行った。レジの後ろに、ポールのベースなどとともに、REVOLVERのゴールドディスク(レコード)が展示してあった。 ビートルズのカタログでハード(CD)で持っているのは、このREVOLVER。今日はその出会いを書いてみたいと思います。 60年代ロック好きであれば、一度は見たことのある妙に印象に残るアートワークのREVOLVER。 私とこのCDとの出会いは、さかのぼること17年前。 アメリカ・

    • 山口周「ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す」を読んで

      祝祭の高原に至った人類が、次に取り組むべき課題とは?  山口周さんの鋭い現状認識から提示される課題、そしてそれらを解決するために必要な要素、目指すべき未来についてがとても分かりやすく整理されまとまった本。別場所に記録していたものをnoteに移載します。 概要  我々の社会は、長年の課題であった物質的貧困を今経済成長とテクノロジーの力で社会から排除しつつあり、明るく開けた「高原社会」へと軟着陸しようとしている。その中で、経済合理性曲線の外の課題(ex.希少疾病の治療薬、貧

      • 三宅香帆「好き」を言語化する技術を読んで

        自分が大好きなもの(推し)について、友達に伝えたいときやSNSで語りたいとき、どう言葉にしていいかわからない。そんな悩みありませんか? そんな悩みに対して、推しについて語る理由から、具体的な伝える方法まで 実例を交えながら、教えてくれる本書。 推しについて語る上で大切なことを一言でいうと、 「自分の言葉をつくること。」です。 もう少し詳しく言うと、ありきたりなそれっぽい表現を使わずに、自分だけの感情、考え、印象、思考を言葉にすること。それっぽいというのが、大切です。

        • 小話(7) おわりは別のはじまり

          「おわり」が別の「はじまり」の源泉となる。 プロローグ  ある読書会で、星野道夫の話をした。  それを聞いた人が小寺卓矢さんと星野さんにまつわる記事を知らせてくれた。とにかくいい話だった。  中身はぜひwebを読んで欲しいが、私は感動するとともにドミニク・チェンさんの「未来をつくる言葉」の冒頭の文章を思い出した。 ドミニク・チェンさん、「未来をつくる言葉」より おわりはなにかのはじまりとなり、そして繰り返される  星野道夫にカメラを勧められ、星野道夫の死を知り、

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          映画「ルックバック」を2回見て

          (ネタばれ注意) はじめに  8月に映画「ルックバック」を見た。そして、9/22の今日、近所の映画館での上映が最後と知り、居ても立っても居られず、観に行った。人生で同じ映画を2回、映画館で見たのは、初めてだった。 前半シーンでの印象 あらすじは、後半に載せています。まずは、感じたことを記します。 ●同級生が「藤野の絵って普通だな」と言ったシーン。  このシーンでは、同級生は悪意を持たずただ純粋な感情が口から零れ落ちていた。一方で、藤野の学校の帰り道のシーン。周囲の大

          映画「ルックバック」を2回見て

          小話(6)ミロのカラバサ

          ついさっき、 2年前に下書きをしていた記事を発見したので、一人でビール缶2本をあけた 勢いで書き上げます。 夏(2022)に富山県立美術館で開催されていたジョアン・ミロの展示会に行ったときに最も感動した作品について書きます。 ジョアン・ミロ(1993-1982)は、抽象絵画と具象絵画のあいだと称される独自の画風で著名なスペインの画家です。それほど絵画に詳しいわけではありませんが、大学生の頃、作品「月に吠える犬」見て衝撃を受けて以来、TOP5には入る好きな画家のひとりです。

          小話(6)ミロのカラバサ

          「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」を読んで

          なぜ働いていると本が読めないのか タイトルのなぜ働いていると本が読めなくなるのか、という問いに対し、読書史から紐解き、最後には半身で働くを提案した著書。 明治以降読書が市民に普及することになったが、その時代ごと売れ筋本とその時代背景、市井の人々と本の関係性がダイジェスト的に学べる。 明治~大正、職業の自由化に伴い、立身出世を目指したエリートの教養として人々に読書は嗜まれた。それから、読書と人々の距離は縮まり、エリートを目指した大衆の教養としての読書、バブル期には司馬遼太

          「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」を読んで

          平野啓一郎「私とは何か――「個人」から「分人」へ」を読んで

           人に本の内容を紹介したい事情があったので、過去にブクログに投稿した書評をnoteに転記します。  哲学における中世のキリスト教の世界観から、デカルトの「われ思うゆえにわれあり」で始まった”個人”。個人の考えを現代の社会に向け、斬新にアップデートした本書。自分は一つじゃなきゃいけない、自分のことはすべて自分に責任があると、自分を追い込みがちな方には特におススメの本です! 以下、書評記事です。 私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書 2172) | 平野 啓

          平野啓一郎「私とは何か――「個人」から「分人」へ」を読んで

          一人旅。「会津・奥会津」を巡る(3)

          6:20 起床。天気は曇りで、気温は7℃。朝ごはんまでは時間があるので、そのままアウターを羽織り、東山の新選組組長近藤勇の墓所を訪れることにしました。墓所は、曹洞宗の天寧寺の一角にあり、片道2km弱です。道中には会津松平家の墓所もあります(熊が怖いので行ったことはないです)。 7:00 天寧寺に到着。立派なお堂と広大な墓所があるお寺です。近藤勇の墓所へは、看板に従って山道を10分ほど歩いていきます。 7:10 墓所に到着。農民の出でありながら、武士よりも武士らしく士道にの

          一人旅。「会津・奥会津」を巡る(3)

          平日、須賀川まちなか散歩

          GWの谷間の平日に須賀川市内を散策しました。 11:10 車を市役所に停めて、近くのかまや食堂へ。須賀川でも大人気店で、いつも駐車場に車が停められず断念しがちですが、駐車場が拡大されたことと、平日なので、スムーズに入店できました! 食券機で中華そば800円を購入。10分ほどで着丼。鰹節以外地元の食材を使った一杯。醤油スープは、魚介と動物系の出汁がきいた奥深い味わい。特に魚介のうまさを存分に味わえます。醤油系では人生で1,2を争う旨さでした。麺はコシのある縮れ麺。絶品醤油ス

          平日、須賀川まちなか散歩

          一人旅。二本松城下町を巡る(1)

          去年の書きかけの記事を年始の時間のあるタイミングで、書き上げたいと思います。  GWの間の平日に東北本線に乗り、日本百名城にも選ばれている二本松の霞ヶ城公園に行ってきました。 10:05 二本松駅を降りると、二本松少年隊の銅像が出迎えてくれます。後にわかったのですが、二本松藩の剣術では相手を倒せる確率の高い"突き"を重視していたそうです。それを表した突き姿のようです。 まずは駅前から徒歩3分ほどの二本松神社へ。秋祭りである二本松提灯祭りの壁画がありました。地元の人から愛

          一人旅。二本松城下町を巡る(1)

          2023年の5/45冊

          今年も残すところ2日。振り返りも含めて、今年、自選・他薦含めて、45冊の本を読んだ中から、特に面白かったという5冊を記事にしてみました。 最後には、TOP10も載せました。ご笑覧いただけると幸いです。 5.金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる 有馬頼底知人の紹介で出会いました。臨済宗の僧侶の方の書いた一冊です。 人間関係、仕事、子育て、自分自身について色々悩みがあるときに、「執着を手放すこと」と、見方を変え「転ずる力」を養うことが大切であると説いた本。

          2023年の5/45冊

          週note#04 自分の失敗には敏感に気づくけど、できていることって気づきにくい

          自分自身のできていないことを過大評価し、できていることを過小評価しがちだなという話を書きます。 先日、社内の横のネットワーク強化のための動画撮影に参加しました。具体的には、自分の仕事のキャリア、仕事に対する考え方、地域・職場の雰囲気などについて、25分程度の動画インタビューを受けました。 動画撮影が終わった時には、あぁ~失敗したぁと落ち込みました。社内の横のネットワーク構築が目的なので、もっと自分の経験から話をすればよかったなとか、エピソードを端的に話せなかったなとか、イ

          週note#04 自分の失敗には敏感に気づくけど、できていることって気づきにくい

          平日有給、一人旅。いわき駅前

          有給休暇の利用期限が迫ってきたので、1日お休みを取りました。 平日の仕事終わり、磐越東線に飛び乗って、一路いわきへ。 17:45 平日の夕方の二両編成の磐越東線は、郡山~船引までは学生さんで混雑していました。その後、小野新町で乗り換え、いわき駅に到着の頃には、一車両20人程度でした。磐越東線は、ディーゼルで揺れと音が独特で気持ちいですね。車両も哀愁漂う、くすんだ黄緑がいいですね。 19:29 いわき駅到着。いわき駅はS-PALやLATOVが併設されていて、駅前の表通りは綺

          平日有給、一人旅。いわき駅前

          一人旅。「会津・奥会津」を巡る(2)

          七日町ショッピング後からです。 一人旅。「会津・奥会津」を巡る(1)|ぎちお (note.com) 14:00 若松城(鶴ヶ城)へ。鶴ヶ城は、北出丸側の鶴ヶ城会館の駐車場から登城するのがオススメ。 典型的な桝形虎口の通称、皆殺しの門や人夫達を頑張らせるために遊女をその上に乗せて運んだとされる巨石、遊女石、秀吉の朝鮮出兵の際に持ち帰られたと言われる大太鼓があったとされる太鼓門など見どころたくさんです。 天守閣へ向かう椿坂の椿は、花がコロンと落ちることから、敵の首をコロンと落

          一人旅。「会津・奥会津」を巡る(2)

          週note#03 だんじりって凄い。

          だんじりって凄い!と思った話です。 関西方面の出張のついでに実家帰省。 元々、地元が泉州なので、小さいころからだんじりは身近な存在でしたが、もう一度今の目線でだんじりについて知りたく岸和田のだんじり会館を訪れました。 その前に。隣には、中村一氏が根来衆や雑賀衆の大阪侵略を抑えた岸和田城があります。三層の天守や立派な石垣が堪能できます。 岸和田城の家臣の中にうさぎ耳の鎧があるそうです。めっちゃ可愛い。 さて、だんじり会館に入るといきなり、提灯を付けた大迫力の実物のだんじ

          週note#03 だんじりって凄い。