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エシカル消費/ESG投資/SDGs/

新型コロナウイルスの流行をはじめ、気候危機、地震や台風、水害など私たちは非常に多くの「想定外」を、頻繁に経験する世の中で生きていると思います。

ウルリヒベックの「リスク社会」では、リスクは富の分配とは異なり、貧富や権力の差を超えて、個人に対して平等に分配されると述べられています。

チャールズ皇太子やジョンソン首相も新型コロナウイルスに感染したことも考えると、これは当てはまると考えることはできますが、それでもやはり感染者の一定以上は清潔な衛生環境を持たない環境に暮らしていることが多かったり、先進国の富裕層が早々に郊外の別荘に移りすみ、豪華な「ステイホーム」を過ごしていることが明らかにつれ、やはりある程度は自然災害や感染症等のリスクでさえも、富の分配と同じく、保有する富に応じたグラデーションでリスク分配されているのが実情かと思います。

そのような社会でこれから生きていくために、個人として何ができるか。

今はまだ分からないですが、やれることを探してやっていきたい。

もしかしたら、すぐに身近ではじめられることとして私は「エシカル消費」や「ESG投資」があるのではないかと思い、今後心がけてみようと思います。

身近な例であれば服を買ったり食事をしたりする際に、もちろん全てにおいて徹底することは難しいと思いますが、少しでも環境や人権などにも配慮したエシカルなものを購入し、また銀行に預けているお金をESG投資に回していきたいと思います。

私たちの多くは、給料の振込などに必要だったりして、多くの生活資金を銀行に預けていると思います。当然銀行はそれらのお金を様々な企業に再投資しているわけですが、その中には、環境破壊や人権侵害等の社会問題を引き起こしている企業が含まれている場合があります。日本のメガバンクも国際法で使用が禁じられているクラスター爆弾の製造や二酸化炭素を大量に排出するため、欧米では多くの金融機関が投融資を停止している石炭火力に向けても投融資をしています(していました)。

一方で、銀行によっては例えば「人権侵害に関わる企業には投融資しない」、「クラスター爆弾の製造を目的とした投融資はしない」という方針を掲げているところもあります。また昨今は、E(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)を重視した企業に対して投資をするESG投資も盛り上がってきています。

こういった身近な私たちのお金がどこに預けられているか、投資されているかで少しでも問題を引き起こす企業から、問題を解決する(または問題を減らす)企業へお金を回すことが出来たら、ほんの少しかもしれませんが良い社会になっていくのではないでしょうか?

私はこのコロナの時期に改めてそれを意識し、これまでもレジ袋をなるべく貰わないとか、環境に配慮した服や雑貨を選ぶようにしていましたが、さらに銀行に預けていたお金の一部をESG投資ETFに回すことにしました。

少なくとも、銀行口座に眠っているよりも、世界を良くしてくれることを信じて。皆さんも普段の何気ないお買い物やお金の預け先を考え直してみてはいかがでしょうか。

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